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2011年 02月 09日 ( 1 )

 

再び名品

先日は、素晴らしい青磁の鉢がヤフオクに出品されたことを記事にしましたが、今度は中国官窯の染め付け水盤が出品されましたので、少し紹介したいと思います


本物!中国清朝期 嘉慶年製 官窯 青花宮内人物図 四方盤 時代箱


http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h150031129


盆栽愛好家の人は興味が無いと思いますが、これは 四方盤 とありますが水盤です

官窯とは、中国の清王朝が製作させていた国営の窯で、王侯貴族などが使用するものを専門に焼いていた窯で、日本で言えば大名が使っていた鍋島焼きみたいなものです

中国の官窯ですから、当時の焼き物では間違いなく世界最高峰の焼き物で、それは器形の流麗さ、絵付けの仕上がり等においても素晴らしくもので、写真からでもその卓越した技術と品の良さをうかがい知ることができます

先日の青磁鉢は素晴らしい陽刻とその仕上げが最大の見所でしたが、こちらの染め付け水盤は上記のとおり卓越した染め付け技術と仕上げにおける品の良さが見所の品です

中国の民窯製品は、掃いて捨てるほど国内にはありますが、官窯の品となるとなかなかお目に掛かることはできません。しかも、盆栽や水石につけるものとなりますと、さらに貴重さも加味されてしまいます


さて、肝心の落札価格ですが、どうも落札されていないようで、1000円スタートで始まり250000円の価格がついたところで、伸び悩んだのでしょうか早期終了されてしまったようです。つまり、25万程度じゃ売らないよ・・・・ということでしょう。落札希望価格とどれくらいの差があったのかはうかがい知る事はできませんが、まだまだ開きがあっただろうことは想像がつきます

先日の青磁鉢と今回の染め付け水盤を比較しますと、鉢と水盤、あるいは陽刻青磁と染め付けという違いはあるものの、鑑賞用陶磁器として評価した場合、僕の評価は圧倒的に青磁鉢の方を高く評価します。陽刻の青磁となればやはり貴人の使用する物をイメージさせますし、位からしても圧倒的に青磁の方が上だからです

そのように考えますと、今回の染め付け水盤は25万でも取引が成立しませんでしたが、青磁の鉢は6万そこそこで落札されたというのは、いかに安かったのかがわかるというものです

同じ清代の染め付け水盤でも、民窯のものは大きさにもよりますが2~3万程度で取引されていますので、単純に考えれば10倍でも売らないわけですから、民窯と官窯の価値の差というものが、いかにあるのかということがこれだけでも想像がつきます

あの青磁鉢にしても、違うカテゴリーに出品されれば相当の価格で落札されたことと思いますが、盆栽→鉢のカテでしたので、あんなに安い価格で落札されてしまったのでしょう。出品者の方は、ちょっと失敗でしたね

ちなみに、今まで取引された水盤の最高価格は確か3000万円前後で、中国明代の陽刻青磁水盤です。バブルの最盛期とはいえ恐ろしい価格ですね

by haruka000s | 2011-02-09 01:21 |