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2007年 05月 12日 ( 1 )

 

クヌギ

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 コナラの盆栽は、よく見かけるのですが、不思議なことにクヌギの盆栽はほとんど見かけることはありません

 コナラとクヌギの違いは、葉の形状と実の大きさくらいで、葉型はコナラの方が整形で、クヌギはちょっと先太りで、形が悪いと言えば悪いのですが、それほど大きな差はないように思っています。また、実については、コナラは細長く風情がありますが、クヌギは丸めで、ちょっと鈍重な気がします。紅葉については、どちらも黄葉になり、それほど変わりません

 木肌については、コナラは肌が荒れるタイプと、通称「桜肌」と呼ばれている若い桜のような肌になるのと、大きく二つに分かれます。桜肌タイプの樹は、その名の通りなかなか肌が荒れませんし、荒れるタイプであっても、本肌になるのには、かなり時間が経過しなければ荒れてきません。それに対してクヌギは、15年もすれば、ゴツゴツとした独特のコルク質の荒れ肌になり、なかなか面白いです。少なくとも、木肌だけ見る限りは圧倒的にクヌギの方が勝っているのに、ほとんど盆栽として作られてはいません
 参考までに、コナラは桜肌のものは、盆栽ではまず木肌が荒れることがないので、購入する時や採取する時には注意してください。とはいえ、小苗の時にそれを見分けるのは、普通の人では難しいのですが(笑)

 この樹種を、少し盆栽にしてみようかなと、作秋に取り蒔きしておいたものが発芽しましたので、ちょっと紹介します。普通なら、ポットとかトレーとかに実生するのでしょうが、面倒なので家の横に蒔いておきました(笑)。この実は、猪・熊・猿・鹿なども好物で、コナラやミズナラと並んで、野生動物の命を育んでいる重要なドングリなので、良く虫に食われたり、ネズミにも食われたりしています

 この実は、山に行った時に、適当に拾ってきたもので、選別するのも面倒なので、適当に蒔いておいたもので、土がかぶっていない実まであるくらいですから、いかに適当かがわかると思います(笑)
 それでも、覆土は浅い方が良いのか、深い方が良いのか、表面に出しておいたらどうなるのか・・・等々は実験していまして、手前にはクヌギのドングリがいくつか見えています

 少し前からボツボツと芽が出始めて、大きなものは15cmくらいにまで伸長しています。写真ではわかりにくいと思いますが、ほんの少しだけ芽出しをしているのもかなりあり、最終的には40~50本ほど発芽することとと思います

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 この樹は、山実生のものを採取して4年前にポット植えにしたもので、5年生くらいといったところでしょうか。この樹は、細幹にしようと下枝を切除して、軽く作ろうと思っているものです。エゴのように根元が太る傾向があり、写真ではわからないと思いますが、根元は100円玉の大きさくらいにまで太っていますが、幹はまだまだ荒れるどころではなく、ツヤツヤしています(笑)

 葉も、わさわさと茂っていたのですが、水やりが追いつかないので、4分の1ほどは刈ってありますので、本当なら、もっと葉が茂っています

 当分の間は実も期待できませんので、こんな感じで数年過ごさなければならないのですが、ちょっとつまらないかなぁ・・・・

by haruka000s | 2007-05-12 23:53 | 斜幹