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真柏挿し木

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先日、近所にある盆栽屋さんに用土を買いに行ったら、ちょうど畑上げ真柏を鉢あげしている最中で、大量の剪定ゴミ(剪定した不要枝)がありましたので、挿し木用にと、面白そうな曲のある部分と挿し穂をもらってきました

挿し穂は普通の挿し穂(糸魚川本性)を少しですが、『面白そうな曲のある部分』とは、ちょっと太めで挿しておけばすぐに見られるような枝分かれみたいなところです。ミニ盆栽を作っている人が、古枝を挿すのと同じですね


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盆栽世界という雑誌に真柏の太枝刺しという記事が出ていましたが、まあ、あれと同じです。真柏は挿し木が容易にできますので、そこそこ太い部分でも簡単に発根します。剪定カスの中を注意して探してみると、素晴らしいというような物は見つかりませんが、これくらいなら何とかなるな程度の物であれば多少はありますので、このようなものを貰ってきました

特に変わり木が好きなので、三幹や多幹樹形になりそうな部分は大好物でして、昨年から少し挿しています

刺し方は至って簡単で、単純にトロ箱へ鹿沼土を敷いて挿すだけです。盆栽世界では、保湿のために室(むろ)みたいな物の中に入れておくと出ていたようですが、僕の場合はそこまでせず、ただ挿しておくだけです

ただ、注意しておきたいのは、深いトロ箱に鹿沼土を浅く敷いておくという事です。普通の挿し木であれば浅めのトロ箱を利用したりするのですが、太枝刺しについては深めの物を使う事によりある程度湿度が保てますし、おまけに鹿沼土を使用する事により湿度保持がさらにアップしますので、このような刺し方で挿しておきますと、親指くらいの挿し穂であれば、ほぼ活着します。より確実にするのには、鹿沼土を細粒にすれば完璧で、より確実に発根します

特に、春先の今の時期は発根が一番期待でき、今回も全てが活着すると思いますので、ミニ真柏を作りたい方はチャレンジしてみると良いと思います

鹿沼の小粒で挿すと根が良く走りますし、細粒で挿すと細かい根がたくさん出るというそれぞれの特徴がありますので、自分のスタイルにあった刺し方で行うと良いかもしれません


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今回、トロ箱に入りきらなかった枝が1本ありましたので、こちらは普通のポリポットに、挿しておきましたが、これでも充分活着するはずです

by haruka000s | 2009-03-15 01:00 | その他  

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