山栗
山栗の盆栽は、昔から山取りをする人にはなじみのある木ですが、あまり一般的な樹種ではないと思います
花が綺麗というわけではないし、かと言って葉姿もそれほどたいした事はなく、毬栗がならないと鑑賞価値は限りなく低く、作ってもあまり面白くない樹種だろうとは思いますが、実がなった時の姿は何とも言えず風情があります
その風情を求めて、何本か山栗も作っているのですが・・・・・作っているというと本格的に聞こえてしまいますが、実際は実生苗を山取りしてきて庭に植えてあるだけです(笑)
この木は、2年ほど前に植えたもので、昨春に先端を止めたものです。先端の芽を引っ張っておいたので、芯の立て替えも綺麗に出来そうな感じになってきましたので、今春には鉢上げでもしようかと考えている個体です
この枯葉が付いた一群は、昨年山栗を拾ってきて庭の隅に蒔いたものですが、勢い良く伸びすぎましたので、すでに先端を止めてあります
「桃栗3年柿8年」と言うように、栗は意外に早く実がなりますので、実生からでも作ることは出来るだろうと思って実生しておいたものです
こちらの一群は、春になったら直根を切りつめ、芯ももう少し短めに詰め、軽く針金を掛けて再度庭植えにする予定となっています。さすがに小品やミニで実を付けるのは難しいだろうと思っていますので、40~50cmくらいの文人に仕立てようかと考えていますが、どうなるでしょうか(笑)
ちなみに、緑の葉を付けている小さな実生苗がありますが、これは茶です。公園にたくさん実が落ちていましたので、試しに蒔いてみたものです。庭実生の割には、想像以上に伸びていませんが、茶の成長速度はこんなものなのでしょうかねえ
by haruka000s | 2009-01-26 00:11 | 木作り