餌やり

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前回は挿し木苗の移植について少し触れてみましたが、あまりにもアバウトでしたので、悠流の移植時に注意する点を少し書いてみたいと思います

本題に入る前に、この写真は先日移植した長寿梅で、左がカゴトレーに収納したもので、右がシステムトレーに収納したものです

一目瞭然でわかると思いますが、カゴトレーに収納したものは、なんとなく窮屈そうで、ごちゃごちゃした感じになっていますが、システムトレーに収納したものは整然としていて、なんとなく安定感すらあります。特に見た目ではシステムトレーの方が、はるかに綺麗に収納できているのがわかると思います

これだけ違いますと、システムトレーをメインに使ってしまいたくなりますね(笑)


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さて、今回行った移植については、梅と長寿梅の挿し木苗の移植です。鹿沼が余っていたので鹿沼を使ったのもありますが、普通は赤玉単用で行うようにしています。松柏の移植時には有機質堆肥や腐葉土、あるいは軽石などを混入しますが、雑木の場合は赤玉単用で行っています

今までの経験上、雑木類については施肥だけで良好な育成を図ることができるのですが、松柏については施肥だけで追うよりも、元肥を混入しておいた方が生育が良いので、松柏の移植時(と言っても育成段階だけですが)には、元肥を混入させるようにしています。科学的根拠はほとんどないのですが、松柏類に有機質堆肥などを施せば根に寄生する菌(共生菌)の働きが良くなり、効果があるのではと考えているからです

もちろん、雑木に元肥を入れても大丈夫なのですが、入れたものと入れないもので、さほど効果の違いを実感することができなかったため、雑木については用土の単用だけで行うようになりました

移植用のポットは2号がメインです。太枝挿しのような場合は、大きめの物も使用しますが、一般的な新梢挿しの場合は2号にしています。黒のポリポットに移植するようにしますが、ポットは普通の鉢(駄温鉢等)に比べると安定性は良くありませんが、熱の吸収率が良いので、鉢内温度が上がりやすくなり、乾きも良くなりますし、根の生育状況も良いため、一般的にはポットが良く使われていて、僕も愛用しています(笑)

移植後1週間くらいしたら施肥を開始します。2号ポットで、最初は化成肥料を3粒施すようにしますが、この時に注意したい点が2点あります。1点目は、肥料の置き方です。ただ単に用土の上に載せるのではなく、半分ほど用土に埋めるようにします。肥料は用土の上に載せるよりも、用土の中に埋め込んだ方がはるかに効きます。さりとて、発根したばかりの挿し苗に埋め込んでしまうのも良くないと思い、なんとなく表面に埋め込んでいるのです(笑)

2点目は潅水です。まだ根は張っていませんので吸水も良くなく、鉢の乾きは悪いので、用土の表面が乾くまで待ってから潅水するようにします。置き場所や根の伸長状況にもよりますが1~3日おきくらいでしょうか。加湿状態にしてしまいますと、根はなかなか伸長しませんので、生育は悪くなってしまいますので、表土が乾いてから潅水するようにしますと、根もグングン伸び出して生育が良くなります

根が伸びれば枝葉も伸びますし、枝葉が伸びれば根も伸びるというように、根と茎葉は密接な関係にありますので、移植後は根を伸長させる事が重要になってきますので、「鉢を乾かして根を伸長させる」という事が、この段階での目標になります

この事は、春の移植においても、夏の移植においても同じ事が言えますので、『鉢を小さくし、乾きやすくしながら根を伸長させるとともに、効果的に施肥しながら木を元気にさせるコツ』であると考えています
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by haruka000s | 2008-09-03 23:32 | 肥培管理  

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