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赤松

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 少し前に赤松を植え替えました

 この樹は、幹肌だけに惚れて購入したもので、これから作っていく樹です・・・と、言いますか、僕の場合、昔は盆栽をやっていたのですが、しばらく休んでいて、近年になって再開したばかりなので、なかなか本格的な完成樹は持っていないのです。でも、このブログ上では、いかにもベテランみたいな書き方をしています(笑)。ですから、僕が書くことについては、いつでも半信半疑な事と思っていてくださいませ

 さて、この赤松ですが、荒れた肌に魅せられて購入したのは良いものの、上部の枝葉はどうにもならない状態でした。もちろん、価格も格安で、少し時間をかけて作り込もうと思っているものです。購入して4年くらいが経過し、主な枝の振りも徐々に決めましたので、そろそろ植え替えをしなければなりませんので、重い腰を上げて4月の上旬に植え替えを行いました

 駄温鉢にでも植え替えようと思いましたが、そろそろ小枝も作っていかなければならないので、本鉢に植え替え少しずつ作り込むことにしました。そこで、候補に選んだのがこの2枚の鉢です。同サイズの物がもう一枚あったのですが、クサボケの吹き流しを植えるのに使ってしまいました。本当は、その鉢に植えようと思っていたのですが、間違えて使ってしまいました(笑)。ベタではありますが、2枚とも南蛮で、松柏の文人には一番合います。渋い色合いもさることながら、帯縁もアクセントになって良いですし、何しろ厚くてゴツく重量があるのが一番嬉しいのです

 文人木や細幹の斜幹樹などは、なんといっても風に弱く、ちょっとした風ですぐに転んでしまいます(笑)。このような樹に重宝するのが南蛮で、重量がありますので、少しくらいの風ならビクともしません。この重量感が南蛮鉢の一番良いところと言っても過言ではありません

 国内の鉢作家さんでも、南蛮を模したものをたくさん作っているのですが、僕が利用しないのは軽すぎて重量がなく風に弱いという欠点があるからです。もちろん、薄造りでスッキリとした鉢に合う樹もたくさんありますので、要は使い分ければ良いだけなのですが、この手の和鉢で物足りなく思っているのは、やはり重量感ですね。ですから、文人を好む人は、和鉢ではなく、どうしても南蛮を使ってしまうのです。鉢作家さんも、このあたりを勉強しますと、使って貰えるのですが、ちょっと勉強不足ですかね

 とまあ、そんなことはともかく、どちらの鉢を選択するのか・・・が問題です。左の鉢は、少し深めで色も焼き締めの少し明るい色で、右の鉢は浅めで飴釉が掛かっている少し渋めの鉢です。キッチリと棚を割って作るのなら左の鉢の方が良さそうで、軽くふんわりと作るつもりなら右の鉢が合いそうです
 で、僕が選んだのは、やはり右の鉢でした。棚を割って作るのには時間が掛かりそうですし、作り込もうとは思っているものの、少しでも早く楽しみたいので、右の鉢に植え替えて、ふんわりと優しく作ってみることにしてみました

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 写真ではわかりにくいと思いますが、うちで4年間、恐らくその前にも同じ程度植え替えられていませんので、根鉢はカチカチ状態で、少し太い根などは、鉢の周囲を数周も回っているような状態で、根捌きにはかなり苦労をさせられてしまいました。このような樹の植え替えは初めてでした。鉢土にまでヒゴケがのっている姿を見れば、わかってもらえると思いますが、本当にヒドイものでした(笑)

 根捌きも大変でしたが、それ以上に参ったのが幹肌です。何とも言えず良い荒れ方をしているのですが、困るのは根を捌く時に幹を力強く押さえておくことができない事でした。幹を持っているだけで、荒れた皮がバリバリと剥げてしまうからで、さりとて、背丈も高い樹ですから上部を持って根を捌くこともできず、最後は、やけになって幹を鷲掴みにして、やっと根捌きと植え替えを終わらせることができたくらいです。もちろん、左手で握った所は、せっかくの荒れた皮が剥がれてしまったのですが、こればかりは仕方がありません

 植え替え後、1ヶ月以上が経過し、現在は新芽も伸び出してきたので、もう少ししたら整枝してみたいと思っています。少しは見られる姿になるかなぁ・・・・・

by haruka000s | 2007-05-19 22:59 | 文人木  

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