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失敗

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盆栽に限らず、何かを作り出すような趣味をやっていますと、誰しも完璧にこなせるわけではなく失敗は付きものです

盆栽は生き物相手の趣味ですから、すべてが自分の思ったとおりにいくことなどあり得なく、何かの拍子に必要な枝を折ってしまったり枝枯れさせてしまったとか、剪定時に必要な枝を間違って切ってしまったり、最悪枯らしてしまうことすらありますが、これらは生き物を相手にしているので、ある程度は仕方がないことでしょう

ただ、盆栽の良いところは、たとえ必要な枝が枯れてしまっても新たに作り変えることができる事でしょう。雑木などでは立ち上がりから幹を切り飛ばしてミニを作ったりするくらいですから、作り変えることなど雑作もないと言うよりも、普通の作業の一環でしかありません

松柏類はなかなかそのようにはいきませんが、真柏や杜松などは一芽から簡単に作り変えることができますし、松類は芽接ぎや枝接ぎなどで作り変えることができますが、面倒なのでとてもやる気にはなりません。そこで、時には慎重に作業しなければならない事もあります

この写真は、昨年石に付けた赤松で、写真で見てもわかるとおり、先端が枯れてしまいました

石に付けると同時に、このあたりで作ろうかなと思い、先端を芽切りしておいて、芽を吹かして作る予定だったのですが、残した葉に芽が出ることはなく、あえなく先端部は枯れてしまったものです

どうも、残しておいた2本の犠牲枝に木の力が集中してしまったようで、先端部にまで力が回らず枯れたのだろうと思っています。夏頃見た時、ちょっと力が弱っているかなとも思ったのですが、そのまま放置してしまいました

先端部なので、犠牲枝の力を削がなくても大丈夫だろうという甘い考えが失敗の元でした。せめて犠牲枝の古葉だけでも抜いておけば良かったとは思いますが、後の祭りです(笑)


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このまま放置するわけにもいきませんので、とりあえず枯れた部分をはずして、2番目の犠牲枝を芯にすべく立て替えてみました

ちょっと間延び気味な感じですが、こればかりは松ですからどうしようもありません。芯を少し振ってはいるのですが、もう一歩という感じです。まだ木が若いので、どこからか胴吹きしてくれるのを期待しています

また、保険として残っている犠牲枝の枝元にある小さな芽は掻かずに残しておきました。最悪は、枝元の右にある小さな芽を芯に立て替えて作るつもりです

今回、芽切り後の管理をミスしてしまい、芯を枯らしてしまうという失敗をしてしまいましたが、立て替えられる枝がありましたので、なんとか作れで助かったのですが、いつもいつもこのように幸運なことはありませんので、今年は、慎重に手入れをするようにしています(笑)

by haruka000s | 2010-02-28 23:53 | 木作り  

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