<   2010年 06月 ( 10 )   > この月の画像一覧

 

長寿梅根作り

にわかサッカーファンの期待を裏切る活躍をしてくれた侍ブルーのでしたが、4年後にはリベンジして貰いたいものです

さて
挿し木をしていると、発根量が少なく片根になったり、時には1~2本しか発根しない時があります。このような場合、思い切って根を切りつめて植え替えると、違う場所から発根したりするのですが、通常は処分されてしまったりします

変わり木が好きな僕は、このような挿し苗を何とか活かせないかと考え、長寿梅などは根作りをしています
「根作り」とは、「根挿し」とは微妙に違い、根挿しは曲の良い根の部分を挿して作るのですが、根作りは根を育ててから根上がりにする感じのものです

作り方は至って簡単で、1~3本しか発根しなかったような苗をポットにあげる時、根際を少し浮かせ気味に植え付けておくと本体からは発根しませんので、走り根だけが伸び出すようになり、それを幹に仕立てるというものです


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この写真は1本根だったものを昨年ポットあげしたもので、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、根が1本だけしかないのがわかるかと思います


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ポットから抜いてみるとこのような感じです
残念ながらあまり良い曲は付いていませんが、まあ何とかなるでしょう


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こちらの木は、根が2~3本のものを浮かして植えておいたものです


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バラしてみるとこのような感じです
こちらも、あまり良い曲はついていません(笑)


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曲が良くなくても根なのであとで自由に曲げることができるので、とりあえず植え替えだけしておきました
2本とも曲は単調で面白みなどまったくないのですが、しっかりと根付いてからゆっくりと曲を付けていく予定です
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by haruka000s | 2010-06-30 23:59 | 木作り  

長寿梅葉刈り

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長寿梅は簡単に根伏せもできるし、強健でバラエティーに富む樹形を作ることができるので、好きな樹種の一つです

他の雑木と一番違うことは管理が楽だということでしょうか。モミジ・カエデ・ケヤキなどのように、こまめに芽摘みをしたり、葉刈りをする必要はありませんし、ハサミだけで作ることが出来るのも珍しく、僕向きの雑木ではないかと思っています

当初は、単幹で太幹の長寿梅を作ろうかなと思っていたのですが、この手の木は近年に多く作られているようで、さほど珍しくないようなので、根上がり・寄せ植え・石付き・文人などの木を作ろうかと考えているところです

この木は、春先に水切れをさせてしまい新芽が全部枯れこんでしまったのですが、なんとか持ち直したようです

これから厳しい夏を迎えることになりますので、その前に軽く剪定をしておこうと考えていたのですが、昨日、久しぶりに盆栽をいじる時間ができましたので、時期的には少し早そうでしたが、剪定をすることにしました


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盆栽ブログをいくつか見ているのですが、少し前に「長寿梅は葉刈りをすると成長が良くなる(太る)」みたいな記事がありましたので、物は試しと思い、ほぼすべての長寿梅を剪定するとともに葉刈りをしてみました


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こちらはミニの石付きです

こんな小さな木に葉刈りをしてもあまり意味がないような気がsるのですが、とりあえず刈ってしまいました(笑)
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by haruka000s | 2010-06-27 23:30 | 木作り  

バリカン刈りと手刈り

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細かい作業が苦手な僕は、バリカン刈りを多用しています

バリカン刈りとは、読んで字の如く床屋さんが髪を切りそろえるのと同じような方法で盆栽を剪定する手法です

普通、枝を剪定する時には、芽の出る方向を慎重に見ながら一芽ずつ剪定していくのでしょうが、一々確認するのが面倒な場合は、床屋さんと同じように一定の高さでそのまま刈り揃えてしまいます(これがバリカン刈りと呼ばれるものです)

もちろん、このような剪定をしていれば良い木になるはずはありませんが、まだまだ育成段階の木で、どの枝を使うとも決めていないような段階で、芽の方向を気にしながら一枝ずつ剪定することはナンセンスなので、そのような段階の木は、いつもバリカン刈りで済ませてしまいます

この写真は長寿梅の寄せ植えを作ろうとしているもので、春先から新芽を伸ばしっぱなしにしておいたものを、先日バリカン刈りをしたばかりのものです。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、薄い山型になるように刈り揃えてあります


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こちらはエノキです

変わった作り方だと思われますが、太りを得るために樹芯は切らずに残しておいて、枝は太らせたくないから剪定をしているという状況です

太らせたいのなら枝も伸ばしっぱなしにしておけば良いのですが、それでは嵩張って場所もとってしまいますし、なによりこれからの夏に向かい水切れが怖いので、そのために剪定をしているようなものです(笑)

この木は、見てのとおり春先から2回目の剪定なりますが、すべてバリカン刈りで終わらせています

今後どのような木にしていくのかという構想すら練る段階ではありませんので、とりあえずはこのような雑な作業で十分なのです



ついでに、少し触れてみますが

「葉刈り」という作業があり、雑木盆栽を作るのには必須の作業なのですが、面倒くさがり屋の僕は、この葉刈り作業すらまともにやったことはなく、いつも手でしごいて葉をこそぎとってしまい、これを葉刈り作業の代わりに行っています

これが「葉刈り」ならぬ「手刈り」と呼ばれている作業です。世間では良い盆栽を作るのに「葉刈り」やら「片葉刈り」あるいは「葉切り」などこまめに複雑な作業を繰り返しながら盆栽を作っているのに、こちらは「バリカン刈り」に「手刈り」という、とんでもない方法で作業をしていますと、以下に素材の善し悪しの違いがあるといえど、あまりに世間と隔離しているのが、なんとも情けない感じになってきました

でも、作業時間はあっという間に終了してしまいますので、手間のかからなさだけは勝っているようです(笑)
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by haruka000s | 2010-06-25 00:18 | 木作り  

赤松針金外し

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いつもならほぼ毎週末は山に入ってしまい家に戻るのも暗くなってからという状況でしたが、少し前の週末は水石の展示会があったので、会期中は久しぶりで明るいうちに家に帰ることができました

たまには盆栽の様子でも見なければと、いつもは放置してある盆栽をゆっくりと見回すことが出来ました。久しぶりにゆっくりと見回してみると、今春に針金を掛けた赤松や真柏がすでに食い込み始めていましたので、赤松と真柏の針金外し作業を久しぶりに行いました

針金はそこそこ効いているのですが、元々がひょろっとした苗なので、まだまだ曲が固まるほどではありません。小さいものならともかくとしても、あと2年くらいは肥培し少し太らせないと幹が固まりませんので、もう少しの辛抱です

それでも、最初に曲を付けておけば次回からの管理は楽で、今後は8月と来春に掛け直せば、だいたい固まるのではないかと思われます。まだまだこれからだと思う反面、もう少しだと思うこともあります

もちろん、盆栽としての完成などは遥か先のことになりますが、最初の段階である幹の曲付けが終わるということだけになります。これが第1ステップだけでしかありませんが、幹を見せる盆栽が好きな僕には、一番大事にしている段階なので、アバウトな僕でもここ一連の作業だけはしっかりと行いたいところです

これらの赤松や真柏のほとんどは細幹の文人風に仕立てる予定ですが、すべてを無理に文人にすることはなく太りの良い真柏などは、今後太幹に移行していくものもあります

いずれにせよ、この段階が僕が考えている美を表現するのに重要な過程であることは間違いなく、珍しく真剣に作業をしています(笑)

針金を外してみると、思ったような感じになっているものもあれば、イマイチと感じるものもたくさんありますが、まだまだ化ける余地はたくさんありますので、幹が固まるであろうあと2年か3年くらいが勝負になってきます


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木にもよりますが、平均でこれくらい食い込んでいる感じです。真柏ならまだ放置しておくくらいですが、赤松ですとすぐ傷がついてしまい、肌が荒れるまで醜く残ってしまいますので、面倒でも少し早めに外すようにしています

これくらいの状況で外すのが僕流です


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ちょっと遅くなってしまいますと、この写真のような状況になってしまいます

この木は樹勢が非常に良かったので、すぐに針金が食い込んでしまいました。ここまで食い込んでしまいますと、傷が目立たなくなるのには時間が掛かってしまいますし、ましてや太らせず細幹で作りたい僕には致命傷に近いものになってしまいます

そのため早め早めを意識はしているのですが、あまり早く外しても効果はありませんので、その見極めが難しいところです
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by haruka000s | 2010-06-20 23:45 | 木作り  

真柏鉢上げ

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こちらの木は以前紹介したなべつる幹の真柏です

何でこのような木を作ったのかは覚えていませんが、このような木形もそれほど嫌いではなく、変わっていて少しは面白みがあるかもしれません

こちらは、すぐに鑑賞できるようにと、途中から駄温鉢で育成してきたもので、水吸いもできてきましたので、鉢あげする事にしました


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良いとか悪いとかいうような木ではありませんので、地味に持ち込みしかなさそうです(笑)

植え付け角度は、これくらいでしょうか


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こちらが鉢あげしたものです

小枝が1本付けてありますが、これは根を作るためと水吸いを太らせるためののもので、将来はジンにする事もできます(たぶんジンにします)

この木も完成まではこの鉢で仕立てていきますが、この鉢くらいであれば許容範囲内の合い方ですので、このまま作る事になると思います
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by haruka000s | 2010-06-19 00:03 | 吹き流し  

根伏せ

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昨年までは実生や挿し木などで、好きな樹種を増やしたりしていたのですが、そろそろ管理の限界近くに達していますので、今年は挿し木は行わずにマユミ類の根伏せを今春に行いました

今までは赤松や真柏、そして杜松や黒松などの松柏類あるいは甲州野梅を中心に作ってきましたが、そろそろ他の樹種にも挑戦してみようと思い、いろいろと考えた結果、マユミ類を少し作ってみることにしました。元々吊り下がってつく実物が好きなので、山取りでツリバナを作っていたのですが、これらはすべて50cm前後の文人なので、今度は小品を作ろうという魂胆です

挿し木から作っても良いのですが、マユミの仲間は根伏せが効きますので、どうせなら根伏せをして変わった樹形を作りたいと思っています

うちにはツリバナ・荒皮マユミ・紅奴・コマユミなどが、根をとるために地植えをしてあり、これらと、町田群芳園さんからもらった寿マユミの根を今春に伏せてみました

曲の良いところだけを伏せたかったのですが、なかなか思ったような根をとることが出来ませんでしたので、あとで曲を付ければ良いやと、とりあえず、なんとかなりそうかなと思ったものを植えてあり、根を植え込んでおいてからは、その上に乾燥を防ぐために水苔を敷いておきました


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根を伏せてから2ヶ月くらいが経過し、そろそろ発芽してきました。今のところ荒皮マユミとコマユミだけはけっこう発芽していますが、ツリバナ・寿マユミ・コマユミ・紅奴はポツポツと発芽しているだけという状況です

この鉢はたぶん荒皮マユミです。新芽を見てだけではなかなか区別がつかないのですが、これだけ肌が荒れているのは恐らく荒皮マユミでしょう(笑)


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ツリバナ・紅奴・コマユミは昨年も試しにと少し伏せてみたのですが、あまり発芽状況は良くありませんでしたので、このようなものかもしれませんし、まだ枯れてはいないようなので、これから発芽してくるのかわかりませんが、まあ潅水だけは続けておくつもりです

こちらは、たぶん寿マユミかコマユミか・・・・・名札を挿しておかなかったので、なかなか区別がつきません(笑)


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こちらはツリバナです。根肌がツルツルしているので間違いはないでしょう



芽が吹いてきたものについては、今後時間を見つけて盛夏になるまでにポットあげをしておこうかなと考えています。イメージとしては、今月一杯まで様子を見ておき、7月になったらポットあげするといったような感じでしょうか

さて、この発芽苗の一群ですが、手探りで作っていかなければなりませんので、はたしてものになるのかどうかも定かではありませんが、頑張って作っていきたいと思っています
変わった木を作ってみたいですね
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by haruka000s | 2010-06-14 00:01 | 木作り  

勉強熱心

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水石展の2日目の事でした

朝方の出足はあまり良くなかったのですが、昼くらいからたくさんの客さんに足を運んでいただきまして、まあまあの盛況でした。県外から見に来られた方も結構いまして、本当に有り難く思いました。この場を借りて、厚くお礼申し上げたいと思っています

さて、たくさんのお客さんが見えられたのですが、今日は印象深い方がいましたので、その事について、ちょっと触れてみたいと思います

うちん会(山梨県愛石会)の展示会は、もちろん水石の展示会なのですが、コーナー飾りや添えに使われている添え草なども評判が良く、この添え草の観賞を目的に訪れてくれる方もいます

まあ、このような方はほとんどが女性、しかもおばさんでして、だいたいが「カワイイ~」を連発してデジカメや携帯で喜びながら撮影していくのですが、今日来た二人連れの方は、ご自分でも山野草を作っているらしくしきりに用土の配合や肥料の与え方など、作り方を細かく聞いてきました

このような質問も慣れっこですので、丁寧に教えていたのですが、そのうち、質問は核心部にまで及んできまして、置いてある添え草(この時は月見草でした)を指さして

「これと同じものを作りたいのですが、どうすればこのように美しく作れるのか教えてくれ」と
『赤玉土に月見草の株を植えれば大丈夫ですよ』
「聞きたいのは、そんな事ではなく、どうしてこのように綺麗になるのかです」
『月見草は株立ちになるので、不要な茎はすべて切除して形を整えたり、不要な葉もすべて取り払って、綺麗に見えるよう整えてやれば、誰にでもできますよ』と教えてあげたのですが
「実は、昨年初めてこの展示会を見せてもらったのですが、山野草があまりに綺麗で今まで見たどんなものよりも素晴らしくて驚かされました。このようなものに興味を持っていたので、あちこちで見せてもらってきたのですが、昨年、この展示会で出会った山野草の美しさは、今までに無いもので大きな衝撃を受け、今日はその秘密を教えていただこうと思っていたところです」と
『それは、ありがとうございます。作り方は至って簡単で、基本は、用土は赤玉土の単用で、あとは丈を伸ばしたいものには肥料をたっぷりあげて、丈を短くしたいものは無肥料で作ります』
『そうして、展示に使う時に形を綺麗に整えれば、このようになりますよ』
「形を整えると言っても、どうやってそれを決めるのですか?」
『例えば、この月見草であれば、この株は元々7~8本あったものを間引いて3本にしてあります。今回、白・赤・紫・ピンクの花を使っていますので、黄色も彩りとして入れたいと思いこの花を選んでいますが、花が大きめなので、花数を少なくするために3本立ちにし、花だけがあまりえばらず控えめに咲くよう、花が咲きそうなものを1茎だけ選んで残してあります。草姿についてはスクッと綺麗に立ち上がって見えるよう株元の葉は4~5枚分切除してあります』
『茎は真上に向かって直線上になるようなものだけを選んで残し、スクッと伸びているような風情にし、その草姿に合うよう鉢はやや外縁の足付きのものし、花の色の黄色が映えるよう鉢の入りは緑色を合わせてあります。この鉢は足がやや高めでしたので、この草姿にはちょっと安定感が悪いので、グラインダーで足を削って足を低くしてあります』
『また、葉の緑と花の鮮やかな黄色の取り合わせになっているので、その組合せが良く引き立つように地板は真塗りの地板と組み合わせているんです。このようにすれば、ほとんど同じものが作れるはずですよ』と、すべてのことを懇切丁寧に教えて差し上げました
「そこまで考えて作っているのですか・・・・」お二人は大変驚いたようで
「では、すべての草物がそこまで考えて作っているのですか?」


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『そうですよ。例えばこのアシにしても、展示会に出す前は鉢一杯にボウボウと茎が生えていたのを、だいたい4分3以上は減らして、全体の形を整え展示に耐えうるように作っているんですよ』と
「この下に敷いてある敷物も素晴らしく似合っていて高そうに見えるのですが、鉢も地板も高価なものでなければ駄目なんですか?」
『そんなことはありませんよ。この鉢は中国製の鉢で200円くらいで、敷物(地板)は確か百均で買ったものです。今回僕が使っているもので、一番高い鉢でも1000円くらいで、安いのは150円くらいです』
「えっ。そうなんですか? 敷物などは渋くて高そうに見えますが・・・」
『これは元々が白っぽくて安っぽく見えているのをオイルステインという塗料で塗り、乾拭きしておくとこのような渋い感じになります。それと、アシやイグサなどのような水辺の植物には竹や草で作られているような敷物が似合うので、このような取り合わせをしているのですよ』
「そんなに簡単にできるのですか・・・・・」


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「ところで、あそこにあった竹みたいなものはどのようにして作るんですか」・・・とにかく質問攻めです((笑))
『これは金明竹という竹で、普通に作っていると丈の短い茎が密集し、そこから勢いの良い茎が何本か立ち上がる性質を持っているので、元株は無視して全部刈り取ってしまい、これは勢いの良い新茎を2本だけ残して作ったものですよ』
「これは芸術ですよ。2本の残された茎と空間のバランスが絶妙で、山野草で空間を利用した美を表現したものを初めて見ました。これは驚きです!」
『ありがとうございます。そんなに褒めてもらっても何も出ませんよ。それに、それほど褒められたのは初めてで、ちょっと驚いています(笑)』
「どうして2本にしたのですか?」
『どうして?・・・と言われると困るんですが、茎の細さと長さのバランスから考えると、主木が長いので副木はその半分くらいがちょうど良さそうで、3本だと残しすぎかなと思ったので2本にしただけですよ』
「ところで、お仕事はこのような関係のお仕事なですか?」
「美術の勉強とかはなさっていたのですか?」
「お茶とかはやっているんですか?」
「どのような方法で、そのセンスを磨いているのですか?」
「どこどこの誰々は知っていますか?」
「細川流の盆石の展示会は行ったことがありますか?」
「他の展示会とかにも出されていますか?」
「○○の山野草教室って、どうなんでしょうか?」
「日常的にどのようなこと考えていますか?」
「水石や盆栽、草物も見る時にはどのようなことに注意したら良いのですか?」
「色の取り合わせとか配色とかは、どのようにして勉強すれば良いのですか?」
そのうち、このような感じの質問攻めにあってしまいました(笑)

何と言いますか、そこまで興味を持っていただけるのは嬉しいのですが

『僕は、ただ水石の展示会に使うことができる盆栽や草物を作るためには、どのように作れば良いのかと思って作っているだけですよ』と
『あまり細かいことを言っても何ですが、自分で見てこれは【良い】と感じられるものがあったら、そのものの【何が良いのか】【どのような理由で良いのか】という事を徹底的に追求していけば、何となくその法則みたいなものがわかり、常に考えるようにしていれば身に付いてきますので、あれこれ本などで勉強するよりもそれが近道だと思いますよ』

あまりに熱心なおばさん達でしたので
『また、何かあるようでしたらいつでも聞いてください。わかる範囲でお答えしますよ』と告げておきました


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いつもなら軽く受け流してしまったかもしれませんが、あまりの熱心さに驚かされてしまい、とことん付き合ってさしあげました。彼女達が実際どのような山野草を作っているのかわかりませんし、アドバイスした結果がどうなるのかもわかりませんが、帰られる頃には、「これは自分でも作ることができそうだぞ!」というような感じの顔つきをしていましたので、少しは得られる事があったのかなとも思っています

このように熱心な方は少ないので、少しでも山野草を作るコツを身に付けてもらえれば幸いですので、陰ながら応援しています。頑張れおばさん!
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by haruka000s | 2010-06-09 23:41 | 山野草  

水石展開幕

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午前中に設営を終え、午後から水石展が始まりました
今日は初日になりますが、県内の方のみならず
東京・静岡・埼玉などの隣県の方もおいでいただくことができ、とても有り難かったです

今回は、展示のレイアウトを若干変更したのですが
まあまあ、良い感じに仕上がったかなと思います


ちなみに、右側の壁際には仮床を2席作ってあります

また、左手前のコーナーは小品水石コーナーです



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こちらが和室の本床の床飾りです



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こちらは琵琶床の席飾りです



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こちらは和室内に設えた飾り席で、こちらともう1席の2席が作られています


開場時間は17:00までですので、今日は閉場とともに家に帰ったので17:30には家に帰り着くことができました。まだ明るいうちに家に帰ることなどは、1ヶ月ほど前の親戚の葬儀以来で、夕飯までに時間もありましたので、春先赤松に掛けておいた針金を外しました。夏場は陽が長いので助かります
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by haruka000s | 2010-06-05 22:34 | 水石  

水石展示会開催のお知らせ

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山梨県愛石会では次のとおり展示会を開催しますので、お近くの方は、ぜひお出かけください

日 時   平成22年6月5日(土)~6月7日(月)
         5日 13:00~17:00
         6日  9:00~17:00
         7日  9:00~16:00

会 場   山梨県甲府市総合市民会館 2階 展示室・和室

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by haruka000s | 2010-06-04 22:54  

盆栽の楽しみ

すでに同じような感じの内容で記事を書いたような記憶があり、前のとダブルかもしれませんが、「盆栽の楽しみについて」思いついたことを少し書いてみたいと思います

盆栽の楽しみ方については人それぞれですが、突き詰めて考えますと、大きく2つに分かれるのではないかとも思っています

一つ目は、いわゆる「一流の展示会に出しても恥ずかしくないような本格盆栽」で楽しむ人と、盆栽会などにも入らず自分自信だけで楽しんでいる人です。もちろん、ほとんどの人はこの中間に位置しているようには思いますが、大部分の人は本格盆栽で楽しみたいという欲求を持っていながらも、資金的あるいは技術的な面からそのことを諦めているだけで、資金的な余裕や技術的な裏付けを持っていれば、大部分の人は本格盆栽を楽しみたいのではないかとも思っています。現に僕にしても、超一流の本格盆栽を平気で買えるほどの資金力があれば、間違いなく購入していることと思います(笑)

盆栽を楽しんでいる方なら誰しも超一流の本格素材を所有したいと思っているはずですが、なかなか簡単に出来ることではありませんので、少しでもそれに近づこうと頑張っている事だと思います

また、そのようなことは不可能ではないかと諦めてしまった人は、本格盆栽などを追わずに実生や挿し木からコツコツと楽しむようになり、極端に言えば自分の盆栽観(世界観)を持って楽しんでいるという感じでしょうか・・・

盆栽を初めとしてた趣味の世界では、どうしても「勝ち負け」みたいなところがあり、誰しも人より良い木を持ちたくなるのは当たり前です。もちろん、このような競争心がなければ趣味が深まることはありませんから、競争心を持つことは非常に大事な事で、仲間と切磋琢磨しながら勉強していってこそ自分の技量も上がりますし、趣味も深まるというものです

しかし、盆栽という趣味においては、その事がイコール資金力とも結びついてしまいますので、整理するのが複雑になってしまいます

「人より良い木」と一口に言っても、上には上がありますし、また1番は一つしかありません。ジャンルを絞って例えば「20cm以下の黒松模様木」としても、その頂点は一つしかなく、それよりもレベルの低い木は、大袈裟に言えば十把一絡げみたいなものになってしまいます

もちろん、どうせ盆栽をやるのなら「頂点を目指す」気概は必要ですし、それくらいの気概がなければ住んでいる県で一番になることすらできません。この事は非常に大事なことで、どうせ趣味をやるのならこれくらいの向上心を持ってやりたいとも思っています

しかしながら、「頂点=お金」というのが盆栽の世界であるという現実もあり、前述した「20cm以下の黒松模様木」の頂点である木が仮りに300万円だとしたら(実際はどれくらいするのか知りませんが)、ほとんどの人は購入することは出来ないでしょうし、限られた一部の人にしか所有する事はできないでしょう

もちろん、このような現実があることは、愛好家の人ならすでにご承知の事で、ここから、また2つに分かれていくのです。つまり、そのような現実があったとしても、少しでもそれに近づくように頑張る人と、まったく方向性を異にしたミニや細幹に向かう人です(とは言っても、最初からそのような指向を持っている人もいるのでしょうが、あえてそのような人も含めます)

つまり、大袈裟に極論をすれば

「手が届きそうもないけど、頂点に向かって努力をしていく人」
「端からそのようなことは諦めて、違う方向性を指向していく人」
といった感じでしょうか

これとは違った立ち位置や指向の人もいるかとは思いますが、まあ、大別すればこのような感じではないのでしょうか


次ぎに、それぞれの長所とか短所について考えてみます

最初は、頂点を目指すような場合ですが、最大の長所は素晴らしい木を持っているという優越感を得られる事でしょうか。優越感などと書きますとあまり良い印象は持たれそうにありませんが、優越感というのは悪いことではなく、心の余裕や満足感などを満たすことができますし、人生に潤いをもたらせてくれるはずです。短所といえば、やはりそのような木は高価であり、維持していくのにも相応の技術が必要になることで、仮に技術はなくてもプロに管理を頼めば良いのですが、その分お金が掛かってしまうのは言うまでもありません。ですから、資金面というのが一番大きな要因となりそうです

一方、ミニや細幹などのような違った指向を目指す場合ですが、こちらの最大の長所は、何といっても実生や挿し木から作っていきますので、お金も掛かりませんし、時間もそれほど掛かりません。また、それと同時に最大の楽しみは 「自分で好みの木を作ることができる」 という面白さと、 「自分で針金掛けや選定などの作業を行うことができる」 という楽しみでしょうか

頂点を目指すような木を作る場合、ほとんどの場合、完成木・半完成木になってしまいますので、幹の基礎はおろかほとんど枝も基礎くらいは出来ているものだと思われますので、日常の管理がほとんどになってしまい、普通は作業といっても葉刈りとか芽摘みとかの作業が中心にならざるを得ないでしょう。つまり、幹をもう少し曲げこんでみようとか、この枝をジンにしてしまおうかとか、上部を取り木してしまおうとか・・・現状の盆栽を一変させるような楽しい作業は皆無で、僕からすればつまらない目摘みなどの作業だけをしなければならなく、木をいじりたい人には不向きといえば不向きで、改作などの大きな作業を楽しむのには本格素材は不向きでしょう

次ぎに、ミニや細幹の短所ですが、気軽に作って楽しめる反面存在感の薄さがあります。その存在感は本格盆栽とは比べものにはなりませんし、細幹で持ち込み40年とか言っても、本格盆栽を前にしてしまいますと、とても太刀打ちすることはできません

また、金銭的価値にしてもミニや細幹盆栽などは、それほどたいしたことはありませんので、処分しようとしてもそれほどの金額にはなりません

これらが大きな違いだと思われます

まあ、どちらの方向を指向しようが、しょせんはただの趣味ですから人それぞれで良いと思っていますが、僕の場合水石がメインなので、盆栽に求めているものはそれほどあるわけではなく、水石の展示会のコーナー飾りや添えに使うことと、家の玄関に飾って楽しむくらいです

ですので、本格盆栽指向などはまったく無く、実生や挿し木から好きな木を好きな樹形に作って楽しむということで始めました。しかし、「作る」という創造性を持った作業が非常に楽しいため、必要以上に数が増えてしまったというのが今の現状でしょうか(笑)

仮に水石をやっていず盆栽だけだったとしても、僕の性格や好みから考えても同じ道(細幹中心)を辿っていたことと思います。僕の性格は「負けず嫌い」なのと「短気」です。負けず嫌いですから、頂点を目指すような本格盆栽の道に入っても、投入資金がありませんので資金力が豊かな人には勝てないのは明白ですし、さりとて、実生や挿し木から頂点を目指すというのは生きているうちには不可能ですから、こちらは指向せず、あまり敵のいない細幹分野を目指すことは間違いありません(笑)

短気な性格なものなので、実生や挿し木から本格素材を目指すなどという気の長いことは絶対に出来ません。せめて10年以内にある程度の結果が出るようでないと、とても続けていくことはできないでしょう。ですから、5~10年くらいで作ることが可能なミニや細幹を指向することは自然の流れでもあります

また、あまり紹介してはいませんが、好きな木や作ってみたい木については、たくさんの数を作っていて、これには二つの理由があります。一つ目の理由は、盆栽をはじめたのであれば少しでも技術を上げたいということです。例えば赤松を作ろうかと思っていて、良さそうな素材を1本だけ入手して手入れをしていても、赤松という樹種の特性や、手入れ方法などを身に付けることはできません。たくさんの素材をいじる経験を積むことにより、さまざまな技術を身に付けることが出来ると考えているからです

もう一点は、数を作ることによりさまざまなバリエーションの樹形を作る事ができるので創造力を働かせることができるという楽しみがあったり、数があることにより、さまざまな事(ジン・舎利・折って作る・天地を逆に作る・途中発根等々)に挑戦できる楽しみがあります。つまり、いつでも 思い立ったら気楽に木をいじることができる という事は大きな楽しみになっています

盆栽に王道があるとすれば、「選別し厳選された優良素材だけ選りすぐって最高の技術で作る」という事になると思います。しかしながら、この事は誰でも気軽に楽しむことができる道ではなさそうで、それならば、最初の基礎作りから楽しむ事が可能な実生や挿し木から作った方が、多少時間は掛かってしまいますが、肥培・針金掛け・枝作り・改作などさまざまな作業を楽しむことができます

もちろん、水遣りや細かな芽摘みなどは盆栽作業の基礎なので、その技術を身に付けることは必要ではありますが、盆栽作業がそのような作業ばかりですと、ちょっとつまらない感じで僕に耐えることが出来そうもありません(笑)

木をいじっているのが、僕には最高の楽しみです。水遣りは面倒で嫌いなのですが、今の数倍木があろうとも木を作る事は楽しみですので平気です。自分で挿し木した木が仕上がったりすれば、たとえ良い物でなくても、自分一人で手掛けて仕上げたというその達成感は格別のものがありますね
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by haruka000s | 2010-06-03 22:46 | その他