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八つ房杜松の剪定

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少し前から杜松の作り方を練習しています

最初のうちは真柏と同じように、とりあえずガンガン肥培しておき、伸ばした枝で作っていけば良いだろうと思って作り始めたのですが、毎年の芽の伸びが想像以上でした

このまま放置しておくと、この芽で作ろうと予定しているところの芽に力がなければ枯れそうなくらいの危機感を感じてしまい、とりあえずその芽に力がいくよう不要枝や芽を剪定してみました


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「杜松は真柏より幹が柔らかくて簡単に曲が付く」
「一年中芽が伸びるので太りは早い」
「畑に入れてしまうと、鉢上げ時に枯れてしまう可能性がある」

この芽を分けてもらった業者さんは、この3点を強調していました
最初に曲をつけた時は、時期が悪かったのかポキポキと折れてしまい、話が違うのではと思っていたのですが、今回試しに曲げてみると意外や意外、粘り強く曲がり折れそうな気配などまったくなく、確かに「曲がる」という印象を受けました

そこで、少し曲でも直そうかなと試してみました。しかし、曲がることは曲がるのですが、最初の曲げがあまりにも悪かったので、どうも思ったようになりません

どうせたいした木にはならないので、結局は軽く剪定と葉透かしだけして、しばらくの間は放置になります
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by haruka000s | 2010-04-26 00:05 | 木作り  

植え替え・5

今回で最後になりますが、管理方法についてです

何を今更・・・・・という感じではありますが、管理方法についても、多少の工夫をしていますので、少し紹介したいと思います

植え替えを行うと、乾燥を防ぐために水苔を鉢上に敷いたりしますが、本鉢への植え替えならともかく、ポリや駄温鉢への植え替え時には、苔などを敷き詰めることはしていません

僕がやっていることは、苔の代わりに植え替えた用土の上に赤玉を乗せておくようにしています。実生や挿し木の小苗などは根が発達していませんし、かといって針金で固定することもできません。そのため、根がしっかりと張るまでは赤玉土でいわゆる嵩ましをしておくようにし、根がしっかり張った時点で、嵩ましした赤玉土を取り除くという方法です

つまり、いわゆる『深植え』の状態で小苗を植え付けるようにするのです。挿し木苗はかなり発根状態が良くても自立できるほどではありませんし、実生苗も直根を切ってしまいますので、とても自立できる状態ではありませんので、深植えすることにより苗の自立を補助しているようなものです

根がしっかり張ってしまえば、深植えを続ける事のメリットはなく、どちらかというと木の育成上は悪影響を与える事になってしまいますので、表面の不要な用土を取り除くようにし、適正な用土量に戻して肥培することにするのです

だいたいの目安は、3~4月に植え替え(あるいはポットあげ)したものについては、根がしっかりと張り自立することができる7~8月になりましたら、表面にある余分な用土を取り除きますが、この時に針金を掛けるようになります

植え付けの際に針金を掛けて植え付けることも可能ですが、あまり安定しませんし根の張りも劣りますので、最初は根を張らせておいてから針金を掛けるようにした方が良いように思っています。最初は木が動かないようにすることが大事ですので、深植えで動かないように固定しておく方が経験上良く、その後に針金を掛ける方が樹勢ののりが良いという感触です

少し大きめの苗の植え替えについても原則は同じで、深植えにしておいてから余分な用土を取り除くようにしていて、2.3~3号ポットに植え替える場合も、途中で1cm以上は表面の用土を取り除く感じでしょうか

赤玉だけですと最初は乾きが早いので、ついつい多めに潅水をしたり乾燥を防ぐための処置をしたくなってしまいますが、やたらと潅水ばかりしていますと根が張りませんので、注意しながら我慢するのがコツと言えばコツかもしれません(笑)。表面がかなり乾燥しているようでも赤玉の粒中に水分があれば枯れるようなことはありませんし、乾燥気味の方が根が水分を求めて伸長しますので、木の健全な育成のためには乾燥気味の方が良いのです

2.5号で1cmくらい減らしておけば乾燥も早くなり、これからの根の伸長を期待することができます。また、現状のまま管理することもできますが、このように用土が多めの場合は2日に一度の潅水くらいでちょうど良いくらいでしょう。他の木と同じように毎日の潅水では、恐らく過水になってしまいなかなか根は走らず、枝葉の伸長もそれほど期待することはできそうにありません

根が走らないということは肥料の吸収も良くないのと同じで、このような状態で肥料を大量に与えたとしても、あまり吸収されることはなく、効率は悪くなってしまいますので、根量にあった用土量のバランスをとりたいところで、僕はこの事を結構重視していまして、気がつけば用土量を減らすよういつも心掛けています(笑)

普通の人なら、用土を増やして少しでも根を張らせたいと願いそうですが、僕は途中から用土量を減らしていきながら根を伸張させるという反対の事をやっているような感じですね。それなら、最初から用土の量を減らせて植え付ければと思われそうですが、植え付け時に少なめの用土で植えてしまいますと、始終乾燥に気をつけなければならず面倒ですし、木をしっかりと固定することができませんので、根の張りは良くなく後の管理が大変なので、途中から減らす方法を採用しているのです

まあ、わざわざ用土を減らさなければならないので二度手間と言えば二度手間になりそうですが、後の管理を考えるとこちらの方が楽なので、この方法に辿り着きました

いずれにせよ、用土と根量のバランスをとることが、僕の注意しているポイントです

以上。かなり雑駁ではありますが、僕が植え替え時に注意している事をいろいろと書いてみました。なるべく一般的でなくオリジナルなものだけを書いてきたつもりです。僕の棚場環境と管理方法にあった方法ですので、すべての人にあてはまるような内容ではありませんが、少しでも参考になれば幸いです
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by haruka000s | 2010-04-25 00:07 | 木作り  

植え替え・4

ここまで、僕が実践している植え替え時の注意点みたいなものを何点か書いてみましたが、用土について少しだけ触れてみたいと思っています

ほとんどの人が同じであると思いますが、メインは赤玉土でそれに砂を混入して使用していますが、特に混合割合などは決めていなく、適当に混ぜ合わせて使っています

赤玉土については、いわゆる二本線の小粒をメインに使っていますが、普通の赤玉や中粒の赤玉も使っていて、混合する砂については軽石をメインに使っていて、完全砂植えにする場合は富士砂を、挿し木や実生の床には鹿沼土です

それぞれ理由があるのですが、赤玉はメイン用土で問題はありませんが、赤玉の中粒を使う場合は、根を走らせるような育成中のものに良く使います。太らせるのには根を走らせることがポイントで、根を走らせるのにはできるだけ粒が大きい方が良いため、根を走らせたいものに多用するようにしています

次ぎに混入する軽石についてですが、砂であれば川砂・桐生砂・富士砂・朝明砂・日向砂・蝦夷砂など、入手しやすいものを利用すれば良いのですが、僕が軽石を利用するのは価格が安く入手しやすく、軽くて扱いが楽であること、もう一つはハサミで切る事ができるからです

植え替え時は、最初に底根や周囲の根などを切らなければなりません。この時に、普通の砂であれば普通は固くて、ハサミで砂粒を切ることはできず、当たり前のことですが刃を痛めてしまいます。もちろん、慎重に根をほぐして砂に刃が当たらないようにすれば良いだけなのでしょうが、とてもそのようなことはでききれません。ところが軽石であれば、ハサミを当ててしまっても軽く切れてしまい、刃に傷が付くことはほとんどありません
これが、なかなか快適で植え替え時のストレスを和らげてくれますし、慎重に根をほぐして砂を落とす事を考えると、スピードも格段に違うからです。このハサミで切ることができるという利点は大きく、このために混合用土を軽石にしているようなものです

完全砂植えをする場合は、富士砂を専門に使っています。完全砂植えをするのはほとんどありませんが、あまり植え替えをしたくない真柏と赤松のみに使用していますが、これも全てが砂100%ではなく、試験的に行っているもののみです

もちろん、なぜ富士砂を単用しているのかという理由は単純で、富士砂の地元ですから安くて入手しやすいと言うだけの理由です

挿し木や実生床に使っている鹿沼土については、高い保水性が使いやすくて使っているもので、鹿沼の細粒や小粒を使っています。普通に発根する木については小粒を使っていますが、つきにくい樹種については細粒を使うようにしています

これが僕の使っている用土ではありますが、粒がしっかりしているうちは再利用する事もしばしばあり、植え替え時や挿し木床などの余り用土についても、使えそうなこのであれば取っておき、乾燥させ篩って再利用しています

たまに、写真の中に赤玉と鹿沼の混合土や鹿沼単用土が出てくるのは再利用しているからで、そのような配合を積極的に行っているわけではありません(笑)
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by haruka000s | 2010-04-22 00:47 | 木作り  

植え替え・3

今回は植え替えの実際について行ってみたいと思います

前回、木の育成方針によって植え替えの方法を変える事が必要と書きましたが、その事を具体的に実践したいと思います


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これは長寿梅の挿し木苗で、一昨年挿し木し昨春の3月1日にポットあげしたものです

写真ではわかりにくいのですが、すでにポットの回りは回っている根で膨らんでいて、手で触ってもパンパンになっているのがわかり、これが植え替えのサインになっています(これがポリポットの良さの一つですね)

この苗は、昨年夏に30cm程伸びていた枝を一度剪定し、その後、2月頃に再度伸びた枝を剪定しておいたもので、ミニサイズの石付きを作るために用意している苗です。ですから、これから石に付ける予定でしたが、この記事のために犠牲になってもらいます(笑)


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今回は、この2つの苗を、1つ目はミニサイズ(5cm以下で仕上げる)を目指すものと、2つ目はさらに太らせるための植え替えとに分けて、実際の植え替えを行ってみたいと思います


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こちらの苗は、超ミニサイズで仕上げるために植え替えをしてみたいと思います

最初に行うのは根の整理です。このまま根を走らせていますと、いつまで経っても強い枝しか出ませんので、小枝を作るためにも小根を作る必要があり、そのために、太根は元から切除し、伸びている根も切りそろえます。つまり盆栽の教科書に載っているようなやり方で行うようになります


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こちらは、まだまだこれからも育成していく予定の苗です

こちらについては、この状態のまま鉢増し(大きい鉢に植え替える)をすることになりますが、大事なことは絶対に根を切らないことです。根がグルグル巻きになっていて見苦しい状況であろうがなかろうが、根を大切にして植え替えを行います

この時に、鉢(ポット)からスポっと抜いた状態のままそーっと植え替えてもかまいませんし、根はいじらずに用土を崩し余分な用土を多少取り除き植え替えてもかまいません。ちなみに、僕は後者で用土を落としてから植え替えるようにしています

現在植わっているポットは2.5号ですので、今回の植え替えでは、これを3号ポットに植え替えることになります。このようにすることにより、今年一杯くらいは根が伸びるスペースが十分確保することができるからで、これくらい長くても雑木であれば根を丸め込んで植え替えることができますので、見た目もひどい状況ではありますがこの方法が木を傷めず太らせるための植え替えのコツになります

このように長く伸びている根を切らずに植えることにより、樹勢(根勢と言った方が正しいのかも)を落とさずに植え替えるポイントになります。「こんなに根を伸ばしてしまうと、後で根処理が大変になるのでは・・・」と不安に思う人がいそうですが、ほとんどの木はこのようにして作られ、鉢上げ時に根処理をしますので心配することはありません


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こちらが植え付けが完了した後の写真です

両方とも元は2.5号のポットに植えられていたものですが、左は2号ポットに、右は3号ポットにそれぞれ植え替えてあります


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参考までに、この写真は今年ポットあげした真柏の挿し木苗ですが、片根に近いような感じで右へ走り根が出ていて、植え替え時には根をつめて植え替えしたくなる感じですが、この程度なら切りつめずに根を丸めてポットあげをしてしまいます。この走り根がこの木の樹勢を左右してしまいますので、切りつめてしまうとまた根が走り出すまでに時間が掛かりますが、大切に取っておけばすぐにグイグイと伸び始めますので、僕は切りません

完成に近い木を同じようにしてしまいますと、樹勢がのりすぎて枝も暴けてしまい、なかなか木作りが進みませんが、養成中の苗などは、このような作り方をしませんと遅々として生育が進みませんので、臨機応変に対応する事が大切です
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by haruka000s | 2010-04-19 00:28 | 木作り  

植え替え・2

小品盆栽を作っている人は、挿し木や実生から作っている人が多いと思います。中品や普通盆栽を挿し木や実生から作るとなると気が遠くなりそうですが、ミニサイズや小品ならばそれほど時間はかかりませんので、自分で増殖して楽しみ事ができるのも小品盆栽の楽しみの一つでしょう

いろいろな方のブログなどをみていると、「この木はなかなか太らない」とか「前年とほとんど変化がない」とか、普通の愛好家の方は木を太らせたいと思っているようです。僕などは細幹盆栽が好きなので、木が太らなくても良いと思っているのですが、わずか3cm程の挿し木苗がほとんど太らないのでは嫌になってしまいますから、太い木が好みの方には「太らせる」事が重要なのは言うまでもありません。そこで、今回は太らせるための植え替えについて少し触れてみたいと思います

まず最初に覚えておきたいのは、どのようにすれば木が太るかで、これがわかっていなければ木を太らせることはできませんし、木を太らせるための培養方法を行うこともできません。では、何がポイントになるのでしょうか?・・・少し考えてみたいと思います

木を太らせるための大きなポイントは3つあり、1つ目は枝を走らせることです。犠牲枝(捨て枝)という言葉あるように、枝を走らせておいて木を太らせる事で、「芯を引っ張る」とか「枝を引っ張る」というのも同義語です。

犠牲枝の伸ばし方にもポイントがあるのですが、詳しくはそのうちに・・・

2番目の方法は、「根を走らせる」事にあります。根を自由に伸長させることにより樹勢をつけるということで、実は1つ目の犠牲枝を伸ばす方法と同じ原理です

根が走ることにより強い枝(犠牲枝)が伸びますので、細い小根だけで犠牲枝を引っ張って木を太らせることはほとんどできません。根を走らせれば走らせるだけ強い枝ができますので、木は太ることになるのです

つまり、年中剪定をしたり、頻繁に植え替えを行う人は、芯や枝を引っ張ることができませんし、走り根ができませんので、ほとんどの場合木が太る事はあり得ないのです。なぜならば、「根を走らせ」て「芯や枝を引っ張る」事が木を太らせる最大の要因になっているからです
もちろん、ほぼ完成しているような枝が混んでいる木であれば、葉量が十分ありますので、それによって多少木は太りますが、枝を引っ張っているものや根を走らせているものにはかないません

最後の3つ目の方法は肥料になります。根や芯を走らせるだけでも、木を相当太らせることは可能ですが、鉢という限られたスペースの中で、さらに効率を高めるためには適切な肥培管理が必要なのは言うまでもなく、特に肥料設計が大切になってきます

肥料というと、有機質肥料(玉肥等)と化学肥料云々・・・ということになりかねませんが、そのような単純なことではなく、どのようにして効率的に肥料を吸収させるかということで、用土の量や用土配合とのバランスや施肥量などをトータルに考えることが重要になってきます

「多すぎる用土」「排水の悪い用土」「少なすぎる施肥量」これらが悪い要因でしょう。もちろん、「多すぎる施肥量」というもありそうですが、それは施肥量というよりも用土に原因があると思われますので、省いてあります
ではこれらの3点に注意して植え替えをするのにはどうしたら良いのでしょうか?・・・・・ちょっと書いてみたいと思います

盆栽の本などには、植え替え時には綺麗に根を整理し植え替えるように書いてありますが、これはあくまでも完成木や完成に近い木の植え替え方法で、このように小根を増やしたり座を作るような植え替えをしなければ木を作ることができませんので、当たり前のことですが、木を太らせたいような苗木時代から同じようなことをやっていたのでは、細幹で持ち込むのならともかく、太らせることとは逆行していますので、自分の目指す方向(太らせる・枝を作っていく・持ち込む等)によって、植え替え方法を変える事が必要ではないかと考えています
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by haruka000s | 2010-04-13 23:42 | 木作り  

植え替え・1

植え替えについて記事を書いてくれと言うリクエストがありましたので、植え替えについて少し書いてみたいと思います

僕の場合放置プレーが多いのですが、水の通りがあまりに悪くなった鉢や、これは太らせようと思っている木は鉢増しのための植え替えを行うことにしています

他の方のブログなどをみていますと、積極的に植え替えを行っている人もいるようですが、僕は樹勢の保持を最大限優先させているため、あまり植え替えは行っていません。前述したとおり、よほどの事がない限り植え替えは行っていません

今までのブログを見てもわかるとおり、僕は育成している木にはポリポットを多用していて、これを卒業すると駄温鉢などに鉢替えして、次の段階の育成を続けています

さて、ポリポットの利点はいくつもありますが、その中の一つに、根の周り具合が簡単に確認できるという点があります。ポリポットは柔らかい素材でできていますので、周囲を指先で軽く押さえるだけで、どれくらい根が回っているのかが簡単にわかるからです

これが駄温鉢などの普通の陶器鉢であれば、どれくらい根が回っているのかを確認するのは以外と難しく、僕の場合は底網の状況である程度の判断をするようにしていますが、なかなか正確に判断するのは難しいのではないかと思っています

植え替えに記事を書くにあたり、まずはどのような状態の木を植え替えるのですが、これは前述したとおりで水の通りが悪くなったものと、太らせたい木の2つだけです。最初は一般的な前者について簡単に触れてみたいと思っていますが、普通の植え替え記事などは盆栽雑誌や他の方のブログなどに詳しく出ていますので、省略することにし参考になりそうな事だけを少し書いてみたいと思います

最初は木の固定についてです

植え替えで大事なことはいくつかありますが、木をしっかりと固定するという事が想像以上に大事です。木を鉢に固定するのは、鉢に固定用の針金穴が開けてあるのがあり、それを利用して固定する方法や、針金穴が無い場合は太い針金に固定用の細い針金を巻き付けて、それで固定するのが一般的です

今回は、固定用の穴が空いていない鉢を利用する場合の固定方法について、少し触れてみます

一般的には太い針金に細い針金を巻いておき、その細い針金を鉢穴を通して木を固定していることと思います。これはこれで悪くはありませんが、根鉢がしっかりしているような古い木であれば、この方法でもそこそこ固定することはできますが、しっかりと固定されているとは思えません。また、まだ根鉢ができていないような木では簡単に固定することは難しい事をほとんどの人が実感しているのではないでしょうか


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そこで、僕が行っている固定方法を紹介したいと思います

方法は至って簡単で、鉢底に固定する太い針金に木を固定する針金2本を写真のように巻いておくだけなのです


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そうして、4本の細い針金をそれぞれが直角になるよう鉢穴から四方へ通します


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上部から見るとこのようになります。このようにしておけば、ほぼ直角方向2カ所で簡単に固定することができます

あとは木を植えて固定するだけなのですが、針金1本だけをわたして木を固定するのと、この方法では雲泥の差がありますので、興味のある方はお試し下さい
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by haruka000s | 2010-04-11 23:54  

文人黒松

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先日、知人から持て余しているという黒松の素材をもらいました

この写真を見ればわかるとおり、とりあえず幹を折り曲げてはあるものの、その先が見えてこず、これでは持て余しても仕方がないかなという感じでのものです

幹を真っ直ぐ伸ばしたいところですが、すでに曲げて多少の年月が経っているようで、とても伸ばすことはできない状態で、かといってこのまま作っていても間延びした枝が3本あるだけなので、とても盆栽になるような形状ではありません(笑)

それでも、せっかくですからなんとか形にしなければなりませんので、最初は捩ってなんとか形にしようかと幹を軽く捩ってみたのですが、どうにもこうにも形になりそうもありません。仕方なく曲を付けて作ることにしました


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とりあえず、形を作って軽く剪定したのがこの写真です

幹は細いのですが以外と堅く、2.5mmのアルミを3本掛けしてやっと幹が動くようになりました。2.5mmの針金などはもう使うことはないだろうと思っていましたが、役に立って良かったという感じで、2本でも大丈夫そうでしたが3本奢ってしまいました(笑)

間延びしたような枝が3本あるだけなので、どのような枝操作を行うのか? はたまた一枝で作り直すのか? などと悩むような素材ではありませんが、まあ片流れみたいに作るしかないのでしょう

しばらく放置しておき、少し枝ができてきたら再整枝することになるのでしょう
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by haruka000s | 2010-04-10 00:41 | 文人木  

赤松作り替え・・・・と言うか

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この写真は、3年ほど前に作った赤松で、確かここで紹介したものです

3年も経てば、普通ならだいぶ良くなっているはずなのですが・・・・



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写真で見てもわかるとおり、本体部分が枯れてしまい、切除するかどうか迷って残しておいた枝だけになってしまいました(笑)

作る時には、「?」マークに似たような感じにし、現在残っている枝を最終的には枝ジンにする予定でしたが、肝心の本体が枯れてしまい、しばらく放置しておいたものです

昨年1年間肥培だけしておいたので、枯れずに残っていた細い枝もだいぶしっかりとしてきて、多少枝もできはじめてきましたので、再度作り替えることにしました


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作り変えるというほど大袈裟なものではなく、実際は残っている枝を今度は本体にしなければなりませんので、そのあたりを自然風に調整するということになります

残された枝で流れを作ったのがこの写真です

幹から自然風の流れにしたかったのですが、枝元(?)部分がすでに太くなりすぎてしまい、まったく操作をすることができませんでしたので、このような感じに修正してしまいました

枯れてしまった本体部分については、長いジンにでもしようかと当初は考えたのですが、いくら考えてもこれをジンした樹形は浮かばず、最終的には少し長めの爪ジンにしようかと考えています。それでも、ひょっとしたら違う樹形が浮かんでくるかもしれませんので、まだ長めに残してあります

また、この木は山取りで、根の関係もあり自立することができず、植え付け時に根元を針金で固定してあります。ちょっと手で触れて様子を見たのですが、もう一歩というところでしたので、針金の支えはもう一年このままにしておくこととしました

この木も、結局は『一枝作り』の仲間入りをする事になってしまったのですが、これほど回り道になってしまうとは予想もしませんでしたが、まあ仕方がありません。嫌でもゆっくりと作っていくことになりそうです(泣)
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by haruka000s | 2010-04-07 00:34 | 文人木  

根伏せ

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盆栽いじりはなかなか面白いもので、盆栽に手をだすようになりいろいろと作り始めたら、盆栽作業の楽しさにはまってきた感じです。最初は水石展示に使う添えや水石展のコーナー飾りに使えるようなものだけを作ろうと思っていたのですが、いまではいわゆる普通の盆栽(?)まで作るようになってしまいました(笑)

それでも、置き場所の制約もありますし、なにしろ時間がなくほとんどが放置状態においていますので、モミジ・ケヤキ・カエデなどのように芽摘みや葉刈りをしなければならないような樹種は、ほとんど作ることができませんので、あまり手の掛からない松柏類(特に赤松と真柏)が多くなってしまいます

さすがに、それではつまらないので、杜松・五葉松・黒松なども少し作り始めましたが、このままでは黒木ばかりになってしまいます。もちろん、甲州野梅などの雑木樹種もありますが、あまり持っていませんので少し雑木についても勉強してみようかと考えていました

雑木といっても葉を見るだけの雑木ではつまらないので、いわゆる花物か実物を考えていまして白羽の矢が立ったのがマユミの仲間です

マユミの仲間は、小枝を作って見るような木ではなく、荒い枝打ちでも実さえつけばそこそこ見られるのが良く、キッチリと締めて作った木よりも風情で見るような感じの木ですので、このあたりも僕の好みに合います

また、管理も楽そう(真剣に作るのなら違うのかもしれませんが)で、冬場の剪定と軽い針金掛けだけで作れそうなのも、時間のない僕にはぴったりで、マユミ・コマユミ・荒皮マユミ・ツリバナなどを作ろうかと考えているところです。これらの樹種ならばほとんど手は掛からないでしょうし、なにより根伏せが効くのが嬉しいので、これらの樹種を選びました。そして、これらを増殖するのは根伏せだけにしようと決めています

コマユミ・荒皮マユミ・ツリバナは根を採取しようと思い、既に1~2年前から庭植えしておきましたので、そこそこ採取でき伏せることができました。あとは、発芽を待つばかりです


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根伏せといえば、このタラの木も根伏せで増殖できる樹種の一つで、小さい鉢を一つ作っていますが、それも根伏せから作ったのです

ちなみに、このタラの木は山に自生しているものです。昨日今日と県南の暖かい山に行っていましたが、そこに生えていたもので、あと3日もすれば食べ頃になりそうですね
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by haruka000s | 2010-04-05 00:07 | 木作り  

真柏根連れ

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真柏の苗はたくさんありますので、さまざまな樹形に挑戦をしていて、今日はそのうちの一つである根連れを紹介したいと思います

「根連れ」は「根連なり」とも呼ばれていて、複数の根が癒着して1つに繋がっているものや、幹が地面に倒れ枝が幹として育ったような多幹樹形です

似たものには、株立ちや筏吹きというのがありますが、株立ちは単純な多幹樹形で、筏吹きは根連れに似ていますが、根が根本からだけ生えているもので、根連れは幹や枝から根が生えているものになり微妙に違います(まあ、どちらでもたいして変わりはありませんが・・・)

この木は挿し木苗を寝かして植えているだけなので、本来なら筏吹きという事になりますが、真柏の場合は気根が多く幹や枝から発根しますので、好むと好まざるとにかかわらず勝手に根連れになってしまいます

根連れの盆栽は、多幹樹形でもそれほど作られている樹形ではなく、どちらかというと数が少ない樹形で、特に小品盆栽ではほとんど見かけない樹形ではないかと思います。もちろん、中品や普通盆栽でもそれほど多いわけではありませんので、あまり好まれる樹形ではないのかもしれません

オーソドックスなものよりも変わったものが好きなので、挑戦意欲満々の樹形です(笑)


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この木は、以前に少しだけ紹介したもので、昨春に寝かして植え付けておいたものです。1年放置しておいたので、少し樹勢がのってきましたので、そろそろ最初の躾をしようと思っていたところです。寝かせた幹も、既にタバコの太さは超えました

しかし、この素材を前にしますと、「はて、この木をどうやって作っていけば良いのか・・・・・」。寝かして植え付けた時は、何とかなるだろうと思っていましたが、いざ、針金を掛けようと思うと、なかなか将来像が浮かばず、思わず唸ってしまいました(笑)

中品以上を作るのなら、考えることもないのですが、この木は20cm以内に作ろうと考えていますので、どうしても仕上がり図が頭に思い浮かんでこないのです(泣)。「あれっ・・・・・」といった感じでしょうか・・・・・


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それでも、このまま放置するわけにもいきませんので、とりあえず幹に振りだけでもいれていかないとと思い、針金を掛けたのがこの写真です

針金を掛けて幹に軽く振りを入れはしたものの、まだ仕上がり図が浮かんできていません(泣)。いやはや、本当にどうしたら良いものか・・・・・誰か教えて頂けないのでしょうか?

この試みはちょっと失敗のようでした。仕上がり樹形はほとんど思いつきませんし、樹形が思いつかない多幹に針金を掛けなければならないのが何とも苦痛で、こんなことなら作るんじゃあなかったと後悔すらしてます(笑)。簡単に吹き流しにでもするしかないかな・・・・・・・・
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by haruka000s | 2010-04-04 00:32 | その他