<   2010年 03月 ( 14 )   > この月の画像一覧

 

黒松の軸切り挿し芽

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赤松好きの僕にとっては、それほど好きではない黒松ですが、それほど難しくなく作ることができることをここ数年でわかりましたので、勉強のため黒松も少し作ってみようと考えています

昨年、実生をしようと黒松の松ぼっくりを拾っておいたのですが、どこかに紛失してしまったので、実生苗を購入して作ろうと思い、このような実生苗を購入しておいたのです。1ポット380円という、普通の園芸店で売っているものなのですが、僕にはこれで十分なので、これをバラして作ろうかと思っています


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実生1年目でも軸切り挿し芽ができると聞いていたので、太くて素性の良さそうなのは軸切り挿し芽をして見ようかと思ったのですが、実際どのように行えば良いのか良くわかっていませんので、試しにこのように芽を調整してみました


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こんなので本当に発根するのでしょうか?・・・・・半信半疑ではありますが、実生苗はたくさんありますので、とりあえず30本ほどを軸切りして挿してみました

ただいま、1週間ほど経過していますが、今のところは枯れるような気配は感じられませんので、ひょっとしたらこれで良いのかもしれません。それとも、これから枯れてしまうのでしょうか・・・・・
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by haruka000s | 2010-03-29 23:31 | 木作り  

ニシキギ

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僕のメインは盆栽ではなく水石です。盆栽については水石の展示会に添えやコーナー飾りとして使うものを自作しようとして始めたもので、盆栽専門ではありません

そのため、普通の盆栽愛好家の皆さんが作るのとはまったく違うような盆栽ばかりで、その大半がいわゆる文人系の木がメインになっていて、しかも管理の楽な松柏(真柏と赤松)がメインになっています

盆栽に手を出し始めてからすでに5年が経過して、少しずつ展示にも使えるような木ができてきたところでありますが、水石の展示会時期は春と秋なので、その時期に合わせた樹種の選定をしなければならず、春の5~6月に花が咲くものか、11月の始めに紅葉したり実が付くものが必要になってきます。また、毎回同じものを使うわけにもいきませんので、そのための樹種を少しずつ集めています

今回紹介するニシキギは、紅葉が最大の見所の木ですので秋の展示会に使おうと昨夏に購入したものです。1本800円か900円程度と安価でしたので、2本購入しておいたものです。ほとんど庭木の苗木状態なものでしたので、購入時不要な枝を事前に抜いたり切りつめておいたものです


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こちらは1本目の木です

不要で事前に切りつめておいた枝だけを切除しただけで、植え替えを行いました。根の状態も悪くなく、それほど根捌きに苦労せず行うことができました

なんとなく緩い曲がありましたので、これを活かすように植え付けただけで、しっかりと根付いてからいじろうかと考えています


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こちらは2本目の木です

こちらは走り根がびゅんびゅん出ていて根捌きに苦労をし、太い根を切除したら自立できない状態でしたので、針金を掛けてこれを木の押さえにするとともに、少し曲を入れながら植え替えをしておきました

どちらの木も幹の上部だけで作ろうという感じですので、できるだけ下枝が少なく綺麗な幹肌の木を選んであります。植え替えも終わりましたので、これからは幹筋の微調整と上部を作っていくことになるのですが、どうせ小枝はそれほど混むわけではありませんし、最終的には枝数少なく作ろうと思っていますので、仕上がるのは早そうですね。3~4年後くらいには使えるようにしたいと思っています


相も変わらず、ひょろっとした木ばかりで普通の盆栽好きの人からは目もかけられないような木ばかりですが、文人好きなので仕方がありません
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by haruka000s | 2010-03-24 23:20 | 文人木  

文人ウメモドキ

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ウメモドキはそれほど好きな樹種ではなく、それでも、実がなり作りやすいということなので、数年前から作り始めている樹種です

作り始めている・・・というほど大袈裟なものではなく、山取りの苗を育てながら、挿し木で少しだけ増やしているくらいですから、まあ勉強のために作っているようなものです

ウメモドキというと中品や普通盆栽では株立ちがほとんどで、小品では単幹や株立ちが多く作られているように思います。そうなると僕が狙うのは、やはり文人となってしまいます(笑)

この木は、なるべく傷気のない細幹のものをみつけて採取してきたもので、庭植えしながら作ってきたもので、一昨年から鉢にあげて作り始めたものです

当初は、もう30cmほど丈が高く1m近くありましたが、昨年、途中から芯を立て替えて少し樹高を縮小しました。ひょろひょろと伸ばし、枝先だけで作ろうと考えていたのですが、ちょっと方針転換をしてしまいました。ちなみに、先日紹介した根上がりのウメモドキは、この枝を挿したものです

上部を抜いてしまったので、ヘンテコな姿になってしまっていますので、これから植え替えを行い直立に近く作るのか、現在のようにやや寝かせ気味に作った方が良いのか、まだ迷っている状態なのですが、とりあえず剪定だけはしておきました

ウメモドキという木は太く短い幹にたくさんの実がなる姿よりも、細めの幹で効果的な場所に実が付いている方が似合う樹種だと思っているのですが、どうも世間的な評価とはまったく逆のようです(笑)


それにしても

どうも形がイマイチです。当初はもう少し伸ばしておいたので、これくらい寝かしても違和感はなかったのですが、切りつめたせいでバランスを崩していますね。想像以上に根も詰まっているようですので、そのうち植え付け角度変更も兼ねて植え替えしておくようにします
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by haruka000s | 2010-03-22 23:10 | 文人木  

ムラサキシキブの株立ち

今日は地元の自治会の最後の役員会と育成会の歓送迎会などがあり、これで地元の役が2つ終わるかと思うと、ちょっと肩の荷が降りた感じです。育成会の歓送迎会は地元のゴミ拾いを兼ねて午前中に行われ、役員会は夜に引き継ぎとともに済ませ、あとは4月3日に総会を打って終了です

・・・・・と、その前に地元の組の総会が来週行われるのですが、こちらも会計処理はすべて済ませてあり、総会資料も既に作ってあり、こちらも総会と懇親会を行えば終了です
思わず  「万歳!」  と叫びたくなるくらい嬉しいです(笑)

さて、今日の午前中は育成会があったのですが、お彼岸でもありますので、午後からはお墓参りにも行ってきました。3時過ぎくらいには帰ってきたのですが、とても山に行くような時間ではありませんので、夕方までの時間、盆栽いじりをやっていました

春の作業は山ほど残っているのですが、とりあえず急ぎのものとして、根伏せをしたいと思っていたので、時間は少なかったのですが、寿マユミ・コマユミ・荒皮マユミの根伏せを行うことにしました


でも、今回の記事はムラサキシキブについてです(笑)


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野鳥が好きなので、その餌用うにと5年ほど前ムラサキシキブを山取りしてきて庭に植えておいたところ、けっこう実が付いたので20~30粒ほど実生してみました

特に盆栽にしようと強く思っていたわけではありませんが、せっかくだからと2鉢に分けて株立ちに作っていました。しかし、水を好むらしく夏になると乾いて枯死寸前状態になってしまい、あえなく鉢植えを断念して庭に戻しておいたのですが、今回、再度鉢に植えて作ってみようかと掘り上げてみました

写真ではわかりにくいと思いますが、赤丸をつけた2つがムラサキシキブで、その右奥にあるコマユミの根伏せをするためには、この株も掘らなければならないので、仕方なく鉢上げしたというのが、本当のところです(笑)


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これがその2株で根洗いをした状態です。庭に植えておきながらも、気がついたら短く剪定をしていましたので、それほど太りはありませんが、とりあえずは小さくまとまっている感じです


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とりあえず、左の株を軽く剪定して鉢上げしてみました
太めの幹が2本ほど枯れていましたので、それを抜いて全体を右流れの株立ちにし、再度根本を絞り上げて植えてあります

実際は幹が癒着するまで放置しておきたかったのですが、芯にあった2本が枯れたのでは仕方がなく、とりあえず何とかなるだろうと鉢上げです


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こちらは右の株です
こちらの方は、何となく左流れにしてみました。一番背の高い木を主木にしようと思ってはいるのですが、前にある幹があまりにも邪魔です

最終的には、抜いてしまうか短く切りつめてしまうか・・・・・それとも、一番右にある幹を主木にして変わり株立ちにするか・・・・・それとも、新たに寄せ直すか・・・・・なんて真剣に考えているわけではなく、本当は、なるようにしかならないだろうと思っています(笑)


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我が家の庭には、このような感じでムラサキシキブ・ヒメシャラ・クマシデなどの実生苗が大量に生えています

ムラサキシキブは普通は単幹で作られることが多いので、株立ちにしたような経過がありますが、今考えますと石付きにしても面白いかなとも思っていますので、この実生苗を大きくして、次回は石付きでも作ってみたいですね
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by haruka000s | 2010-03-22 00:41 | 木作り  

スノキ

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スノキは普通に山野にある木で、ツツジ科スノキ属ということになり、いわゆるブルーベリーの仲間で、以前に紹介したことのあるナツハゼみたいなものです

スノキはそれほど知られていなく、あまり盆栽として作られることはないように思いますが、実は付きますし紅葉もまあまあ綺麗なので、盆栽として作っています

この木は、山取りしてきた苗を2年ほど庭植えにしておき、昨春に鉢あげしたものです

庭植えにしておいた時や、鉢あげしてからもほとんど放置しておいたのですが、勝手に枝は細かく分岐してますし、走り枝がでるわけでもないので、盆栽向きの樹種と言えそうで、葉も小さいことから特に小盆栽向きかなと思います

昨春には、ひこ生えを利用して、とりあえずは斜幹の双幹風にしようかなとこのように植え付けてあります。このまま作り込んでいっても良さそうですし、切り戻して小さく作っていっても良さそうに思えますが、どちらも僕の作る木らしくないのが難点です(笑)


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そこで、思い切って文人にすることにしました

幹をやや立てるようにして、不要な枝を全て切除してしまいました。誰がどうみても樹格が向上したとは思えない格好になってしまいました(笑)

盆栽としては、双幹で作り込んでいった方が良いものになると思っていたのですが、この木は、水石展のコナー飾りなどに使いたいと考えていますので、あんまり枝が混んだものよりも枝数が少なく軽い感じの木に作りたいのです。そのためには、ここまでしないと使い物になりませんので、このようにしてしまいました

盆栽の楽しみ方は人それぞれですが、僕の場合、盆栽として楽しむということもさることながら、水石展の添
えやコナー飾りとして使うために作っている盆栽がありますので、それらについては水石との調和を考えますと、このような姿にせざるを得ません

細く優しい幹模様に必要最小限の枝配りにし、樹冠部や枝間を風がスースーと通り抜けていくような感じと言ったら良いでしょうか。小枝を混ませて古さを出すという普通の盆栽の観念とは違ったものになってしまいますが、僕が細幹の雑木や実物盆栽で求めているのは、そのような姿ですので、普通の人にはまったく参考になりそうもありませんね(笑)
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by haruka000s | 2010-03-19 23:42 | 文人木  

スモークツリー(煙の木)

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こんな木が盆栽になるのかと思いながら作っているのがこのスモークツリーです

以前に実生をする機会がありましたので、その時不要になった苗を数本もらってきてミニからこれくらいの文人までいくつかのパターンに分けて作っていて、これは樹高40cmくらいの文人に仕立てているものです

花もさることながら、ウルシ科の植物なので紅葉が綺麗なため、なんとか盆栽にしようと思っていて、ミニサイズからつくっています

5~6年前に実生をしたのですが、他の木では昨年初めて花が咲きましたが、正直なところ鑑賞価値はあまり高くない感じでした(笑)。この木もそろそろ花がつくと思いますが、あまり期待はしていなく葉物として育てている感じです


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このような感じで、すでに本鉢に入れて楽しんでいるものもあり、主に水石展における添え草としてしばしば使っています


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ちなみに、小品サイズにしようかと思っているのはこのような感じです。曲を付けようと思っても、弾力性のある幹なので、食い込むまで針金を掛けているつもりでもすぐに戻ってしまい、なかなか思ったようにならず、この木は諦めています。この木は赤紫色に紅葉するタイプで、すでに紅葉し始めています


ちなみに、3本とも同時に実生した兄弟木ですが、最初のものは50cmクラスの文人、2枚目のものは細幹で25cmクラスのものを、3枚目は15cmクラスの小品と思っていたものですが、2枚目の細幹個体が一番面白い感じで、この種に似合っているのではないかと思っています7cmクラスのミニサイズも作っていまして、あと2年ほどするとお見せできるようになると思っています


この木には、花色は白から赤系統までいろいろとありますが、花は盆栽として観賞向きとは思えませんので、葉物として楽しむのが良さそうで、ミニや小品でも作ることはできそうです。葉色も花の色によってさまざまに変わり、緑色のものから赤紫っぽいのまであり、紅葉の色もバラエティーにとんでいます

葉が混じりけのない緑色をしているものほど紅葉が綺麗な感じですので、そのような品種を作ると面白そうかなと思っています。また、幹も葉も独特の香りがありますので、これも面白いかもしれません
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by haruka000s | 2010-03-17 23:49 | 文人木  

板幹・2

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今日は天気も良く、山に行こうかどうか昨夜から迷っていたのですが、挿し木や実生苗のポットあげや植え替えもしなければならず、朝起きてもどうしようか迷ってました(笑)

挿し木苗は、真柏・野梅・真弓・紅奴・富士桜などで、植え替えまでいれますと丸一日掛かりそうな感じで、ちょっと溜息がでるほどでしたが、面倒なことを先送りし、始終気になるようなことは健康に良くないかなと思い、今日は朝から夕方まで、久しぶりに盆栽いじりをしていました

かなり頑張ったおかげで、予定していた雑木の植え替えや、挿し苗のポットあげはすべて終了しました。あとは赤松と黒松のポットあげですが、これはたいした作業量ではありませんので、暇をみつけてできそうなので、当面盆栽作業に追われることはありませんので、ホッとしています。山に行きたかったのですが、気がかりな事が済みましたので、気分は爽快です。来週は、思い切って山に行くことができます(笑)


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この木は1枚目の写真の奥に写っているものです(分かりやすいように裏から撮影しました)

前の記事を見てもわかるとおり同じ時に削りだした兄弟木で、こちらは立ち上がりから2本の水吸いで引っ張っていますので、だいぶ太くなっているのがわかると思います(この写真は裏面からのものです)

この木も先日の真柏と同じように、削りだした時の太さはだいたい15mm前後くらいの時からで、それから3年でこれくらいに作ることができますので、面倒な作業ではありますが、自分の思ったような木にするためには仕方がありません


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ちなみに正面からの画像はこのような感じです。プラ鉢の縁に隠れてしまい肝心の部分が良く見えていませんので最初に裏面の画像を使っています

この板幹をさらに広げていくことも簡単にできるのですが、むやみに広げていってもバランス的に良くなさそうなので、もう少し広げればだいたい思った幅になります。そうして、この骨格を作りながら上部をまとめいく作業も合わせて行っていますので、あと2年ほどで完成しそうです


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ちなみに、この木の板幹を横から見るとこのような感じになっています

板のようになっている幹がわかると思います。幹の厚さは15mmくらいで、幹幅は35mmといった感じで、写真ではわかりにくいと思いますが、実際に目で見てみるとかなり板幹っぽくなっています

幹肌も気根が消えてツルツルになってきましたので、なんとなく良い感じになってきています



最初の頃は、植え替えしたこともあり樹勢が乗っていませんので太りは遅く、遅々としてはかどりませんが、樹勢が乗ってくれば毎年ある程度の太りが期待できます。ちなみに、両端に2本の水吸いを作り、その水吸いが毎年1.5mmづつ太っても、2本あれば3mm太ることになりますので、3年もすれば総体では1cm太ることになります。毎年2mmづつであれば3年で12mm、毎年2.5mmづつであれば15mmということになりますので、時間が掛かりそうではありますが小品クラスであれば、それほどたいしたことではなく、5~6年我慢しようと思えば相当の骨格作りができることがわかります

ただ、木のバランスというのがありますので、じゃんじゃん太らせれば良いということはなく、その木形にあった太さまで引っ張れればそれで十分でしょうから、ミニや小品程度ではそれほど時間は掛からないことは間違いありません

この木などは、あと1年ほど引っ張れば十分だと思いますので、挿し木からでも10年も掛からない計算になりますので、ミニサイズを目指すのであれば、もう少し時間を短縮することができます

どのような樹形を作りたいかという想像図と、的確な肥培管理さえできれば、それほど時間は必要としませんので、興味を持たれた方は挑戦してみても面白いかと思います

今まで細幹の真柏ばかりを紹介していて、このような木は数本しか紹介したことはありませんが、板幹を狙って作っているものは結構作っています。小さいものでは樹高7cm程度で幹幅が4cmくらいのミニ板幹を目指して作っているものもあり、創造性の高い軽い文人と並んで好きなタイプなので、このような板幹の播幹は僕的には作っていて楽しいタイプの樹形(?)です
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by haruka000s | 2010-03-15 00:16  

板幹


真柏の場合、板幹にするよりも一般的には、幹を癒着させるような感じで太らせておいてから、その幹の一部を削って舎利にするような事が多く、団子状に太らせて癒着させ削った作品などがしばしば見受けられはするものの、小品やミニでの板幹は、思った以上に少ないように感じています


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先日、真柏の板幹を目指して皮を剥くような記事を書きましたが、あのような感じで板幹になるのか?・・・と不思議に思っている方も多いと思います

上の写真は、先日掲載したものです。さすがに、この上の写真だけを見れば、「これが板幹になるの?・・・」と、ほとんどの人が疑問に思われるでしょう。僕も昔はそうでしたから(笑)

ここのところ、PCが少し重くなってきたように感じたので、先日ファイルや画像の整理をしていたところ、3年程前の古い画像が出てきましたので、ちょっと紹介したいと思います


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この写真は、この真柏を板幹にしようと3年程前に初めて削った時のもので、見てのとおり、最初の画像とほとんど同じような状態であるのがわかると思います。幹の太さも、同じくらいだったと思います

普通、このような感じで削れば単純に舎利を入れただけのように思えてしまいます。こんなのが板幹になるとは誰しも思えないだろうと・・・


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この写真は、ほんの少し前に同じ木を撮影したものです

2枚目の状態から3年が経過したものです。姿形はあまり良くありませんが、かなりの板幹になりつつあるのはわかると思います

板幹を作る手順は非常に単純で、両端に水吸いを作っておき、これを太らせては削り太らせては削りと繰り返していくうちに幹はその方向だけに太っていきますので、最終的に板幹になっていくことになります

この木も、最初は現在ある水吸いの反対側にもう1本水吸いが作ってあり両端を太らせていたのですが、一昨年、削りを失敗してしまいこちらの水吸いは枯れてしまい、現在は1本の水吸いだけで板幹を作っている最中です


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この写真は、板幹にしようとしている部分を横から撮影したものです

だいぶ板っぽくなってきましたが、水吸いがすでに根張りに当たってしまっていますし、水吸いの位置も良くなくて、イマイチという感じはありますが、何となく見られるようにはなるでしょう

違うように作る予定でしたが、もう1本あった水吸いをすぐに切断してしまったので、このようななってしまいました。それ以降、水吸いを作る時には慎重にやるよう自戒の意味を込めて作っている木です


1枚目の写真は、ただ捩っておいて軽く舎利を入れただけの、ただの変哲もない真柏ではありますが、仕上がりを予定している5年後くらいには、板幹の幅が5cm前後になる播幹の木になる予定なのですが、あとは僕の管理次第ということになります(笑)
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by haruka000s | 2010-03-13 00:36 | 木作り  

文人は雪に弱し

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低気圧の発達により、日本全国で季節外れの大雪になったようで、こちらも少なからず積雪がありました

今回の雪は春先の雪の常で、かなり重い雪だったらしくあちこちで樹木を折ったり、農家のビニールハウスが潰れてしまったいった被害がでてしまったようです

我が家の小さな棚も写真のような感じで積雪があり、文人系統の木が多いため、ほとんどがその重みで倒れたりひっくり返ってしまったようです


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こちらは、先日挿し木苗をポットあげしたばかりのトレーですが、何も分からない状態になってしまっています

この状態は、昨朝の状況で今日はどのような感じになっているのかわかりませんが、恐らく、ほとんどの雪は解けてしまっているものと思われますが、連日の忙しさもありまだ確認していません。明日朝でも見てみることにします


それにしても驚いたのは、鶴岡八幡宮の大銀杏が倒れてしまったニュースです。あれほどの歴史ある大木が倒れてしまうとは、何とも寂しいというか、無念に思います

樹齢は1000年以上と言われていますので、人間の想像を越えるくらい長生きしている生物が、それこそあっという間に亡くなってしまうわけですから、何とも表現することができない感慨があります。恐らく、頼朝や義経もこの木を見知っているはずでしょうし、長い間たくさんの人間を睥睨してきたことでしょう

数年前には、死ぬまでにもう一度見ておこうと思った木なので、とても残念です
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by haruka000s | 2010-03-12 00:39 | その他  

根上がり・2

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この木はウメモドキの根上がりです

前回紹介したような方法でホース(パイプ)作った木です。これは小品サイズを目指していますので、前回よりも太めのホースに入れて育成したものを、鉢あげしたものです

まだ剪定していないので、見られた状況ではありませんが、だいたいのイメージはおわかりになるかと思います。前回紹介したものは、このミニ版を作ろうと思っているものなので、根をあまり広げないために25mmのホースを使っていますが、こちらは小品サイズ(15~20cmくらい)を目指しているものですので40mmのホースを使って作ったものになります

ホース内で育成中はもちろん鉢あげ後もかなり肥培したので、根や上部もだいぶしっかりしてきましたが、針金傷を付けてしまったため、それを癒すため昨年はかなり枝を引っ張りました。少し暴け気味になってしまっていますので、今春には小さめな鉢に植え替えて、小枝作りを始めるつもりです

ちょっとだけ根を見せるような作りは良くありますが、このような感じの純粋な根上がりは、あまり作られることはないように感じています。けっして悪い樹形ではないと思っていますので、さまざまな樹形のまとめ方や、いろいろな樹種で試してみたいですね

樹種によっては、まったく似合わない樹形かもしれませんが、文人や石付きと並んで創造性の高い樹形だと考えていますので、凝り固まった頭の固さを取るにはちょうど良いかもしれません(笑)
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by haruka000s | 2010-03-10 00:52 | 木作り