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杜松

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「悠さん。杜松は自由自在にガンガン曲がるから、良かったら穂を持っていけし」と、軽く言われたので、ついついその気になって、穂をもらってきて一昨年挿しておいたものを、今春にポットあげしたのですが、その際、軽く曲を付けておこうと思って曲げだしたら、パキパキ・・・パキパキ・・・。ちょっと強く曲げたものは、面白くらいにすべて折れてしまいました(笑)

こんなに簡単に折れてしまう松柏は、とても僕の手に負えそうもないと思ったのですが、細い穂を触ってみると、確かに自由自在に曲がります。何のことはなく、欲をかいて太い枝を挿したのが悪かっただけのようでした(笑)

しかも、少々太めの枝でしたので、下枝もほとんどなくミニにするのも難しそうなので、相も変わらず文人に仕立てようと、少し前の夜に軽く針金を掛けてみました


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こちらの慣れもあるでしょうし、曲げる時期も良かったのかもしれませんし、曲げると言うよりも軽く「ゆすり」を付けただけですが、さすがに今回は折れる木もなく、無事、軽い曲付けを済ませることが出来ました

とても満足出来る状況ではないのですが、来年にでもなったら、再度曲を直そうと思っています。これほど苦労して、このような木にしかならないのであれば、最初から細い穂を挿しておけば良かったのでしょうが、これでは後の祭りです(笑)
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by haruka000s | 2008-10-31 00:12 | 木作り  

水石展開催

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今日は僕が所属しています甲府市文化協会の文化祭における水石展示会を紹介したいと思います

次の日程で、水石展が催されますので、お時間のある方はお出かけ下さい

日時:11月1日(土)~11月3日(月) 9:00~17:00 (最終日は16:00まで)
会場:甲府市総合市民会館 2階展示室
展示石数:50石前後

写真は昨年の出品石で、昨年の様子は次のような感じです

http://suiseki.fc2web.com/tenjikai/2007/03/index.html

田舎で行われる展示会にしては、まあまあのレベルだと思いますので
お近くの方は、ぜひお越し下さい
1日は仕事なのでいませんが、2日~3日の両日は会場にいる予定です
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by haruka000s | 2008-10-28 22:04 | 水石  

赤松整枝・2

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こちらの素材も、昨年山実生苗を採ってきたものです。この素材は、素材と言うよりも、ひょろひょろとしたただの実生苗みたいなものですが、どうせなら、見れるようにしながら作っていこうという感じで整枝してみる事にしました

採ってきた時は、枝がついていたと思うのですが、活着のために切ってしまったかと思います。そのため、先端の頂部にしか芽がありません。しかも2芽しかありませんので、こんなので木になるのでしょうか(笑)。前の木と同様に、ポットあげ時に軽く針金を掛けてありますので、曲は自由自在につくはずですが・・・

このような素材は、10年20年と育成していくのならともかく、このまま見ながら作っていくとなりますと、しばらくの間は幹で魅せる木にしかなりませんので、「曲が全て」という木にしなければならず風情ある姿にしなければなりません。このような木は難しい反面、練習にもなりますので針金を掛けていても楽しい木であります


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そのような観点で整枝した木がこの写真です。ひょろひょろっと伸び出すような木にしてみました

現状で幹の太さは4mmくらいなのですが、これでは、細幹好きの僕でもちょっと細すぎに感じますので、6~7mmくらいにはしたいと考えています。3~4年くらい伸ばしては切りを繰り返していればいけるでしょう。あるいは、数年伸ばしっぱなしにして作り替えることも検討してみたのですが、それくらいじゃあそれほど変わらないだろうし、グンと樹格が上がるわけでもないしと思い、今の段階で木を作っていく事にしました

この間に、上手く胴吹きしてくれれば、それを枝にする事もできますので、木姿も変わっていく事と思いますが、現状はこんなところでしょうか
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by haruka000s | 2008-10-25 23:21 | 木作り  

赤松整枝・1

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この赤松苗は、昨年山実生を採ってきて、今春にポットあげしたものです。ポットあげ時に軽く曲を入れておいたもので、根も寂しい状態ですので、割り箸で支えをしておいたものです

山取り小苗の場合、ほとんどの場合根が満足にありませんので、植え込んでから少し経って用土が収まった後、割り箸を支えにするようにしています。そうしておきますと、木が動きませんので、根の活着も良くなりますし、後々整枝する場合も幹をそれほど動かさずに済みますので、整枝が楽になるからです

特に細幹で曲付けされた挿し木苗などをポットあげする場合は、安定感がありませんし、苗をぐらつかせないために行うようにしています。うちでは、赤松だけでなく真柏や杜松などの挿し木苗がこのような状態になっています。腰の弱ったお爺さんが杖をついているような姿で、あまり綺麗なものではありませんが、効果はありますので、細幹作りの人にはお勧めする方法の一つです

さて、この凡庸というか見た目ではどうしようもなさそうな素材ですが、せっかく採ってきたのですから、何とかみられるようにしなければなりません。頂部に3芽あり、あまりに間延びした枝が2本という、なんとも酷い構成です(笑)

考えられるのは3つの案で、①案。頂部の3芽で時間がかかっても作り直していくか? ②案。どちらかの枝だけを使って作り直していくのか? ③案。現状あるものを全て使って作っていくか? しかありません。将来を考えて作っていくのであれば、普通なら①案を選択するのでしょうが、それでは勉強や参考になりませんので、今回は③案の、現状ある間延びした枝を全て使って整枝してみたいと思います

一見してわかるように一番下の枝は、かなり間延びしていますので、普通の枝として使う事は不可能ですので、落ち枝として利用するしかありません

この枝を落ち枝にするためには、丈を伸ばさなければなりませんので、鍋鶴状になっている幹を伸ばして使う事になります。もう一本の枝も間延びしていますので、落とすかどうか迷うところではありますが、この枝も落としてしまいますと、頭部との関係が非常に悪くなってしまいますので、頭部と落ち枝の中間部分に配置したいところです。頂部の3芽については頭部にするしかありません

とりあえず、このような構成で作ってみる事にしましたが、まだまだ問題はあって、一番の問題は枝間も長く間延びしているという事です。このまま普通に作っていくとすると、間延びした木になってしまうのは当然の事で、とても盆栽の姿にはなりません

そこで「手繰り(たぐり)」という技法の出番となります。初心者の方や小さなものを作っている人には無縁の事ではありますが、雑木のように切り込んで枝を吹かし直す事のできない松柏類において、間延びした枝を短くするためや、頭部や枝棚を作る場合に、あちこちに分散している枝を引っ張ってきたり、伸びてしまった枝を畳み込んで短く使う技法です

大型の木なら普通になされている事ですが、小品では真柏などでは普通になされていて、枝を少しでも短くしたいがために曲を付けるのと同じような行為で、それを極端に行っているものという感じのものです


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そして整枝したのがこの写真です。現状のままで見ようとする(作ってみる)としますと、このような感じになってしまいます。写真ではわかりにくいと思いますが、頭部と二の枝についてはかなり手繰って作ってあります

このままでも、何とか見られるかもしれませんが、将来的には必ず飽きてしまう木になってしまいます(笑)。当面、このまま作っていき、楽しみながら仕上げていくのも、盆栽の面白さの一つでしょう。枝葉が充実してきたら、頭部だけで作り直していくか、どちらかの枝だけで作り直していくか今のところはわかりませんが、最終形はまったく違った木になる事は間違いありません(笑)

松柏類でも、黒松や赤松などは簡単に山実生苗を入手することができます。もちろん実生から作ってもかまわないのですが、どうしても間延びした枝になってしまいがちになります。間延びした枝の処理については、切る事ができれば楽なのですが、切ってしまうとどうしても寂しい姿になってしまい、楽しみが少なくなってしまいますので、このようにしながら楽しんでいくのも一つの楽しみかもしれません
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by haruka000s | 2008-10-24 00:20 | 木作り  

ポット植え

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この写真は、梅雨頃に挿し木した甲州野梅を、昨月ポットあげしたものですが、僕の場合、あまり植え替えをしたくありませんので、2.5号のポットにあげるようにしています

これくらいの物にあげておけば、雑木でも3年くらいは植え替えしなくても大丈夫ですので、やや大きめかなとは思いますが、後々の事を考えて、これくらいの大きさを使うようにしています

今日は、長野の山に遊びに行っていたのですが、帰りがけに少し小鉢でも買いだめしておくかと思い、小品を専門にやっている盆栽屋さんに鉢を買いに寄りました

いつもなら、鉢だけ買って帰ってくるのですが、たまには小さな盆栽でも見ていくかと思い、棚を覗かせて貰ったのですが、驚いたことに実生苗や挿し木苗を育成しているのが、1号とか1.5号とかのミニのポリポットでした。もっと凄いのは、セルトレーと呼ばれている2cm四方くらいの種まきトレーがあるのですが、それでもたくさん作っていました

しかも、その苗木を良く見ますと、高さは数センチ、太さは爪楊枝くらいしかない苗に針金で曲が付けたあったりするのですから、これにも驚かされました。爪楊枝くらいの太さの苗に針金を掛けるなど、とても想像できませんし、1号とか1.5号のポットで苗を育てる事など、僕には絶対にできません。恐らく水切れで枯らしてしまうでしょうし、枯らさずともあまりに時間が掛かりそうなので、とても、そのような意欲など湧くはずがないからです(笑)

ご主人に、なぜこんな小さなポットで作るのか尋ねてみると、鉢を緩めて一旦大きくしてから切り込んで作ると味がある盆栽にならないし、最初から締めて作っていると肌がきやすいたから、小苗のうちから締めて気長に作っている・・・・・だそうです

おまけに、その盆栽屋さんにある盆栽会の人達は、高さ数cmというミニ専門らしく、もっと小さく作っている人も多くいるという事でしたから、何とも凄い人達のようです

雑誌などでミニの盆栽を作っている人などを見ると、ミニ盆栽や豆盆栽と呼ばれているような小さな盆栽の人は、確かに小さなポットや鉢を使っているのですが、さすがに実物を見るのは初めてでしたので、ちょっと驚かされました

世の中には、凄い人達がいるというのが初めてわかりました(笑)。実生や挿し木苗でも翌年には2.5号を使うし、真柏の挿し木苗なんかはいきなり3号を使って、ミニを作ろうとしている僕が無謀なのか・・・・・
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by haruka000s | 2008-10-20 00:23 | その他  

記念撮影

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この写真は、あまりにも乱雑な状態になっている我が家の庭です(笑)

写真右端が門から玄関に入ってくるアプローチの石張りになっていまして、その右には五幹のエゴとシデコブシが植えてあります(写真には写っていません)。左に見える少し太めの幹はクマシデの株立ちになっていて、その←に微かに見えるのは姫シャラとなっていて、家との境界には石やコケが張ってあります

主庭は、雑木で構成されており、右からコハウチワカエデ・ナツハゼ・スノキ・ヤマボウシ・ロウバイ・ツリバナ・ウメモドキ・トサミズキ・ムラサキシキブ・アセビ・ソヨゴなどが植えてあり、低木として匍い寒椿、雑草除けとして玉竜・フッキソウ・ヤブコウジなどが植えてあり、写真ではわかりにくいのですが、あちこちに平石が配置されており、盆栽や山野草が置かれています

半年くらいかけ一人で作り上げたもので、最初のうちは、なかなか綺麗で良かったのですが、今ではこのような酷い状況になってしまっています(笑)。原因は見てのとおり、石の置き場がない事と、盆栽素材が増えてしまったからです

石の置き場については、家の北側から始まり、車庫の屋上・物置の屋上など、ありとあらゆる所に置いてあるのですが、いよいよ置く場所がなくなってきました

盆栽置き場については、家の東側に小さな棚を作って置いてあるのですが、これも飽和状態になってしまいにっちもさっちもいかない状態になってしまいました

このような状況にあるので、もう増やさなければ良いのはわかっているのですが、欲深なためなかなかそのようにもいかず、あいかわらず石は拾ってきてしまいますし、実生や挿し木で木を増やしてしまっています(笑)。このままではゴミ屋敷一直線になりそうなので、なんとかしなければなりません

そのため、思い切って庭の整理をすることに決めました。現在、庭状になっているところを取り壊して、ここに棚を作り、養石場としたり盆栽置き場にしようという考えです。ここのところ庭木にサコケ(イラガ)がかなり発生するようになり、しかもほとんどの木についてしまい、年に2回も発生するヒロヘリイラガという外来種ですから、困っていたところでもあり、庭木を整理すればだいぶ違うのではないかと考えています

それでも、少しは木も残しておきたいと思いますので、ヤマボウシとツリバナだけ残そうかなと考えているところです
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by haruka000s | 2008-10-13 23:24 | その他  

五葉松に挑戦

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松柏類は好きな樹種なのですが、どうにも苦手なのは五葉松です。五葉松と言えば人気のある樹種で、那須五葉・吾妻五葉・赤石五葉などいう著名な産地が冠されているものがあったり、瑞祥などのように優れた八ツ房種が選別されていたりします

細かく荒れる幹肌も素晴らしいですし、短く締まった葉も美しく、松柏類の中でも上品さはピカイチと言っても差し支えないでしょう。スクッと綺麗に立ち上がった文人木などを見ますと惚れ惚れする時がしばしばあります

そのような樹種ですから嫌いなはずはなく、過去に3本ほど素材を購入して作ったことがありますが、結果は3本とも見事に枯らしてしまいました(笑)。それ以来、何となく苦手になってしまい、3本目を枯らした時には、二度と五葉松は作るまいと固い決意をしたくらいです

枯らしてしまった原因は定かではありませんが、ほとんど夏場に枯れてしまったもので、当時は何となく甲府盆地の蒸し暑い夏を乗り切る事ができないのではと漠然と思っていました。しかし、回りでは普通に作っていますので、僕の管理の仕方が悪かったのは間違いありません(笑)

少し前になりますが、素材生産業者さんのところに遊びに行きました。ここは真柏をメインに作っている業者さんですが、春に五葉松の苗を仕入れたという事で、五葉の苗も少しだけ作っています。どうせ状況はあまり良くないだろうとその苗を見ると、意外や意外樹勢は結構乗っていますし、想像以上に元気が良いのです

そこで少し話を聞いてみると、「甲府盆地でも五葉は作れるけど、赤玉を使わず砂植えでなければ作は乗らない」と言うではありませんか。それと「水は辛めの方が良い」し、「思っている以上に太るよ」とも言ってました。・・・確かに用土は富士砂単用で作っていて、赤玉などまったく使っていません。そこで、古い記憶を思い起こしてみると、昔購入した五葉については、赤玉に植え替えて作っていましたし、夏場などは、時間があると潅水していたように思い、まるで逆の事をやっていたようです(笑)。それに、五葉は太りが遅い樹種だと思っていたのですが、太りが早いというのも意外でした

ひょっとすると、砂植えで作れば僕にも五葉を作る事ができそうだし、太りが早いのなら作っても良いかなと考え、五葉松作りに挑戦することにしました。この五葉は吾妻五葉の実生4年生だそうで、根上がりに作っていて、幹径は1cm程の素材です。驚いたのはその価格で、1ポット1000円でした

「これで1000円とは、やけに高いジャン」と言うと
『五葉の小さいのは高いよ。たぶん、普通の盆栽屋さんでは、もっとすると思うよ』との事でした
まあ、高い安いはともかくとして、とりあえず挑戦してみるのには、これくらいで良いかなとも思い購入してきました。とりあえず古葉を落としてみたのがこの写真です。冬になったら幹を締め込んでみる予定ですが、はたして枯らさず作る事ができるのでしょうか(笑)

これから来春までは枯れる事はありませんが、問題は無事に夏が越せるかどうかです。砂植えにしてあるものは、鉢内温度は普通より高くなり、夏越し条件は悪くなると思っていて、それが嫌でいつも植え替えしていましたが、今回は、まだ根も回りきっていませんので、このままの状態で夏越しに挑戦させるつもりです
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by haruka000s | 2008-10-12 23:51 | 木作り  

三幹赤松

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前回は五幹の赤松素材を紹介しましたが、今回は三幹の赤松素材です。すべて実生三年目で、最初から細幹の寄せ植えを作ろうとして、太らせずに作っていた実生苗を今春に寄せたものです

寄せる時に軽く曲を付けておき、夏に針金を外しておいたものです。今回、初めての剪定整枝を行う事になります

双幹樹形であれば、親子双幹(主幹と子幹で差があるもの)・夫婦双幹(主幹と子幹であまり差がないもの)のどちらかになりますが、三幹の場合、大中小(三兄弟)と平均的に差のあるもの、大-中小(親一人+子二人)あるいは大中-小(夫婦+子一人)という組合せになりますが、僕の場合は、細幹主体ですので、木の「弾み(はずみ)」を重視して作るようにしています

また、木の大きさで弾みがつきにくいような場合は、木の流れで弾みをつけるような場合もあります。特に「つかみ寄せ」や同年生の実生苗で作るような場合は、木の大小がつきにくいため、この方法をとる事が必然と多くなってしまいます

今回の素材群は、同年生の実生苗を適当に寄せただけの物ですので、木の流れで弾みをつけて作っていきたいと思っています

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最初の素材を整枝したものが、この写真です

大まかに見ると、大2本小1本という感じに見えますが、小品ではそれほど弾みを感じるようにはなりませんので、主木を立ち気味にして、副幹2本を少々寝かせ気味にしてあります。現状では、こんなものでしょうが、主木と副幹の太さを少しずつ差をつけていくのが、これからの目標で、主木を3倍くらいの太さにして、副幹は倍くらいにしたいところです


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次の素材が、この写真です


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整枝後の写真がこちらです

こちらは、大中小と綺麗に大きさが別れている苗で、大中の2本を立ち気味に作り、添えの子幹は寝かし気味に作り、弾みをつけていくという構想です。写真ではそれぞれの幹間が同じような角度になっていますが、とりあえず日当たりを確保するためにこのようにしているだけであり、最終的には、真ん中の幹を立ち気味に戻すようになります

前の五幹とこの三幹を見るとわかるとおり、実生より整枝までの管理は、一度軽く針金を掛けただけで、古葉の整理などもまったく行っていなくて、この夏に、芽を止めただけです。とりあえずは、樹勢をつけるだけというつまらない作業(管理)だけでしたが、いよいよここからは、盆栽化に向けた作業になりますので、ちょっと楽しくなります(笑)

根も充分回っていましたし樹勢がついてきましたので、胴吹きを促すために古葉をすべて落としました。今後、胴吹き芽を活かし、犠牲枝として引っ張ったり、枝として使ったりしながら樹姿を整えていく事になるのですが、まだまだ先は長いですね(笑)
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by haruka000s | 2008-10-09 01:04 | 三幹  

赤松五幹

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いよいよニンニクとタマネギを植え付けなければならないシーズンが到来しましたので、せっせと畑を耕してきました。今晩から雨になりますので、来週末にはマルチを敷いて、ニンニクの植え付けをする予定です


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今年の春に、多幹樹形を作ろうと思い、実生苗を寄せたポットがいくつも作ってありますので、空いた時間を利用して、少し前から多幹樹形の最初の整枝を行っています。とりあえず寄せたは良いものの、これを盆栽にするのは、なかなか手強そうです

特に五幹樹形については初挑戦ですから、どのように作ろうか迷うところです。写真で見てもわかるとおり、一番左にある木は、これ以上伸ばさないようにと7月に頭を止めてあり、2番芽も膨らんできている状況です


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とりあえず左流れの樹形にすべく整枝してみたのがこの写真です。整枝と同時に古葉を全部抜いておき、幹に日が良く当たるようにしておき、胴吹きを促すようにしてみました。大きくしようとすると時間が掛かりますので、これ以上大きくすることはせず作っていきたいと考えています

胴吹き芽を活かして、樹芯の立て替えを行ったり、犠牲枝として伸ばし幹を少し太らせる予定なのですが、ものになるまではまだまだ時間が掛かりそうです


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こちらも五幹の実生苗です。上の苗の場合は、幹の長さを徐々違ってくるように調整したものですが、こちらは4本を同じくらいの長さで1本を小さくするという強い緩急を付けてみたものです

いざ、この素材を前にしてみますと、面白そうだと思う反面、「はて、これが盆栽になるのか・・・」と思わざるを得ませんでした(笑)


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そうして良いのか構想も纏まらないまま、古葉を抜き不要な枝も抜き整枝してみたのがこの写真です。まったくしっくりしていません。とても盆栽素材にすら見えません(笑)。まあ、今のうちからどうこうするというような木ではなく、胴吹き芽を立て替えながら、ゆっくりと作っていく木になりそうな感じですね

それにしても、五幹樹形は難しいですね。小苗を独立させて育てていき、それらを寄せて作るのならまだしも、置き場所がないので適当に寄せた苗から作ろうと思うと、これほど難しいとは思いませんでした。それでも、これも盆栽の面白さの一つでしょう
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by haruka000s | 2008-10-06 00:09 | その他  

一柳会盆栽展示会

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一柳会とは近くにある泰樹園さんという盆栽屋さんに集まる盆栽会の名称で、先日の連休に展示会がありましたので、ちょっと覗いてきました

元々東京にあった盆栽屋さんなので、東京や地元山梨の愛好家さんが会員になっていて、展示会は遠来からのお客さんも多く、いつも盛況です

会員の中には、黒松で2年連続国風賞を受賞した村田さんなどの著名な方もいますので、かなりハイレベルな木が出品されたりしますし、ご主人や奥さんが飾りを好きなので、飾りをみるのも楽しみなので、ここの盆栽展示会だけは見るようにしています。そこで、今日は何点か紹介する事にしてみます

まずはこの松です。一見すると豪快な黒松のように見えますが、これは赤松です。村田さんの木でして、赤松には珍しい豪快な姿で、樹高は1m程で立ち上がりの幹径は25cmくらいある木です。豪快な赤松模様木は珍しく、たまに見かける事はあっても、このような木にはなかなかお目にかかれるものではありません

もちろん、朝鮮の赤松ではなく国産の赤松で、枝抜き跡も立ち上がりの随所に見られ、長い年月を掛けて計画的にこの木が作られている事がこれからでもわかります。捨て枝(犠牲枝)の抜き跡でも大きなものは5cmくらいはありますので、僕の持っている一番太い赤松よりも太いのですから、なんとも凄まじいものですね

「太閤」という国風賞を受賞した黒松をここで見た事があるのですが、それに近いくらい迫力のある木でした。もちろん、一人で持てる大きさではありません(笑)


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続いて紹介するのは、この文人五葉松です。以前これと似たような感じの赤松を作った事があるのですが、それよりもはるかに細身に作ってありますね。盆栽とは自然の造形から学べ・・・というような事を言われますが、この木は自然に学ぶどころか、文人をある種デフォルメ化して造形美を楽しんでいるようなものになっていて、鉢合わせを含めて面白い作品になっています

このような木は盆栽じゃない・・・と思う人も多々いるかと思いますが、僕は造形的な美しさも充分ありますし、ある意味抽象化された表現の盆栽として良いと思っています。個性があるところも面白いですね。もちろん、鉢合わせも含めて好き嫌いはあるかと思いますが、充分盆栽としての範疇に入るものだと僕は考えています。ただ書との取り合わせは???ですね


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こちらは筆性の柿盆栽です。木自体は文人の見本のような木で、枝数も最小限に減らし、その風情だけを楽しむような木になっています

鉢も趣向を凝らした鉢使いをしているのは良いのですが、鉢が深いのでやや足元が重く感じてしまいます。安定感があると言えばあるのですが、その分木が持つ「軽やかさ」が殺されてしまっているように感じてしまいます。もちろん、このような表現もあるのでしょうが、木の持つ特性を活かしてはいなさそうに見えてしまいます。とは言いましても、絶対に悪いというわけではありませんが・・・

とりあえず、今回の展示会で目立った3点だけを紹介させてもらいましたが、他にもたくさん良い木が展示されていましたし、抹茶席の接待もありますので、こちらもいつも楽しみにしています

来秋も行われると思いますので、お近くの方はぜひ見に行ってください
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by haruka000s | 2008-10-03 00:03 | その他