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杉ゲット

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久しぶりに開催されたセリ市でしたが、40人弱ほど集まりました。参加者は県内の業者さんが7~8人と、愛好家が30名ほどでした。荷は数はそこそこ集まったのですが、それほど良い物はなく、さすが田舎のセリ市です(笑)

ざっと下見をした感じでは、真柏が1本・杉が1本・金華山ガマズミ1本・木蓮1本の4本がまあまあ良さそうな感じで、どれか1本でも値があえば買おうかなといったところですが、久しぶりなのでまったく相場はわからず、買えるかどうか心配でしたが、なんとか杉だけは買うことができました

この写真が買う事ができた杉で、樹高は12~13cm・幹径は3cmくらいの真杉で、落札金額は4000円でした。杉などあまり興味はなかったのですが、それほど悪くありませんし、このままでも充分見られそうな木ですので、自分ではまあまあ良かったかなと思っています。来春にでも鉢を代えてあげれば、すぐにでも飾れそうなのが良いですね

ちなみに、真柏は1万5千円(樹高40cm)・金華山ガマズミは5千円(樹高15cm)・木蓮は1500円(樹高50cm)でした。僕の出した赤松は値があわず山にしてしまいました(笑)

さて、久しぶりのセリ市に出た感想ですが、参加者の平均年齢は65歳以上くらいで、僕が一番の若手でした(笑)。水石の世界も高齢化が進んでいますが、盆栽の世界もまったく同じでした。小品盆栽が若い人に親しまれてきたように思っていたので、少しでも若い人が来るのかなと思っていたのですが、49の僕が一番若いとは、盆栽の世界もなかなか難しいですね

大きめの盆栽は、安そうな発句でもほとんど声が掛からず、中品以下で小品クラスに人気があったようです。地元とあって甲州野梅などはかなり出たのですが、50cmを超えるような大きめの物は、ほとんど声も掛からない状態で、落ちても2~3千円という安さでした。それとは逆に甲州野梅の苗木とか、20cm以下クラスの小品はかなり人気があって、30~40年生という古木よりも、若くて小さな素材の方が高いのにも、少なからず驚きました。大きな木は売れないとは聞いていたのですが、これほど人気がない(売れない)とは思ってもみませんでした

もちろん、相対的にかなり安くなっているのにもビックリしました。僕がセリ市に良く出ていたのは15年ほど前まででして、その後、盆栽を再開してからは4年前に一度参加したきりでしかなく、この間の推移は良くわかっていませんが、15年前の半値くらいかなというのが、正直なところの感想です。こんなに安いのであれば生産業者さんなどは、とても採算に合わないだろうという感じでした

それとは逆に、今時期の人気商品であるハゼの寄せ植えなどは20~30cmクラスの物で、500円以上の値が付くのですから驚きました。何年もお籠もりをしたのが数千円にしかならず、実生したばかりの物や山野草などよりも少し高いくらいでは、ちょっと可哀相な気がするくらいでした。もっとも作りが良ければそのような事はないと思うのですが、いかんせん田舎の人が作っていますので、作りが良くないのは事実なので仕方がないと言えば仕方がないのかもしれません

一番人気があったのはコマユミでした。そろそろ紅葉の時期で見頃ですから人気があるのはわかるのですが、30cmくらいの直幹で1万円くらい、15cmくらいの小品でも数千円という感じで、こんなに人気があるのか・・・と、ちょっと驚きでした。まあ、成長の遅い木ですから、そうかなぁ・・・とも思うのですが、これほどとは思いませんでした

以上
久しぶりに参加したセリ市(交換会)の感想でした。恐らく、それぞれの地域で、人気樹種の差などはかなり違うとは思いますが、田舎の町内で行われたセリの感想でした
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by haruka000s | 2008-09-28 22:40 | その他  

セリ市開催

セリ市と言えば、交換会の事を差すのですが、うちの近所で行われているセリ市が、4年振りくらいに復活をすることになり、明日、再開されることになりました

主催は同じ町内にある盆栽屋(盆栽屋さんと言っても、本格的な盆栽屋さんではなく、素材生産業者さんですが)さんで、車で数分くらいのところにありますので、久しぶりに参加しようと考えています

セリの面白さは、何と言っても流行がわかる事で、「どのような樹種が人気があるのか?」「どのような樹形が人気があるのか?」などなど、他人のセリ具合を見ていると、その傾向が顕著に表れますので、勉強になります

それだけではなく僕好みの持ち込んだ細幹素材などは、あまり人気がありませんので、出れば安く購入できるという良い機会でもあります。とは言え田舎のセリですから、そのような木は少なく、滅多なことでは欲しくなるような木は出てこないのですが、挿し木や山取りばかりしているので、新鮮な素材に巡り会えるチャンスともいえると思います

もちろん、売るのにも良い機会であり、不要な木を処分してしまう場でもあります。僕も、だいぶ増やしてしまったので、少しずつ処分をしなければならないのですが、なにしろ盆栽を再開して4年にしかなりませんので、出せる木が少ないのが難点なのですが、とりあえず、完成した赤松が1本だけありますので、それでも持っていこうかなと考えています

昔なら、僕が作った赤松と真柏を専門に買ってくれる盆栽屋さんがいたので、持っていくと良く買ってくれたのですが、その盆栽屋さんは数年前に亡くなってしまったという事で、赤松を持っていっても誰かに買ってもらえるのかどうかわかりませんが、出してみることにしています

盆栽のセリに参加するのは、なにしろ4年振りですので、ちょっとだけ楽しみにしています。売りはともかくとしても、安い鉢や細幹素材が出たら少し買ってみたいと思っているのですが、はたして買えるかどうか・・・・・
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by haruka000s | 2008-09-27 22:57 | その他  

真柏再生・2

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その後の作業としては、いよいよ小枝を誘導して頭部や枝棚を作っていくのですが、この作業工程については写真ではなかなか表現する事ができませんので、とりあえず仕上げの画像を見て頂きたいと思います

まだまだ、これが最終形ではありませんが、最初の整枝はこれくらいのものです。この状態から、芽摘みをしながら作っていくのですが、必要な枝は伸ばしたりしていくこともしばしばあります


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この写真は、初心者の方が一番困惑するであろう頭部部分で、上から撮影したものです。この写真を見てもわかるとおり、頭部については、小枝を横に使うようにし、そこから出る葉で頭部を作る事になります。大型盆栽であれば頭部の小枝を立てて作る事もありますが、その方法で小型盆栽の頭部を作る事はできません(絶対にできないわけではありませんが、かなり大きな頭部になってしまいます)

また、ミニ盆栽を作っている人は、芽吹いたたくさんの短い葉から頭部を作っているのを多く見かけますが、例えミニであろうと、枝を横にして使った方が早く仕上がるのではないかと思っていますが、こればかりは、それぞれのやり方がありますので・・・・・

今回の場合は、小さな頭部にする予定ですので、小枝1本をメインにしていますが、大きめなのを作る場合は、数本の小枝を利用して頭部を形成する事になったりします。もちろん、針金を掛けた小枝の先端まで使う場合もあれば、小枝の途中までしか使わない場合もあったり、時には、もう少し先端を伸ばしたい場合など、さまざまなケースが出てきますが、それらにも臨機応変に対応していく事も必要です(頭部だけでなく各枝棚も同様ですね)

今回の場合、頭部に使用すると決めていた枝については、たぐって多少の曲を入れてはありますが、長めでしたので数cm先端部を切りつめてあります


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最後の仕上げとして、幹筋の調整と小枝の調整を行うようにします。舎利の主幹が結構長いので、これに合わせてある程度のボリュームも欲しいところです。そのため、写真のような姿に概ねまとめてあります

葉量がかなり多いように見えますが、これは枯れるであろう葉を見込んでいるので、多めに残してあります。小枝の先端まで針金を掛けてありますので、その際に、小さな葉を結構痛めているはずですので、しばらくするとその部分が枯れ込んでくるはずです。その時に、最後の芽透かし(葉透かし)を行い、全体の形状を再度整える事になります

今後は、10月くらいから施肥をする予定で、年内はそのまま放置することになり、来春から芽摘みをしながら少しずつ形を整えていく事になります

文章と簡単な写真だけで説明をするのは、なかなか難しいものがありますが、このような感じで僕は真柏を作っています

今回用いた素材は、糸魚川産でも杉葉の出ない性のものですから、このような少し手間のかかる作り方をしていますが、メインに作っているのは糸魚川本性の真柏ですので、ここまで葉を残す事はなくだいたい一発で仕上げてしまいます

本性の場合は、肥培してますと葉間が長くなり勝ちですが、今回のはかなり短いのがわかると思います。ミニの真柏を作るのだったら、杉葉は出ないし、細かいな葉組にもなるこのような性の方が作りやすそうですね

どうしても下向きに出る葉がありますので、これらが針金を掛ける前に切除しなければならない葉の様子です。真柏の作り方の基本は、枝幹はそのままの状態で、横向きや上向きに生えている葉だけを上向きに伸ばして頭部や枝棚を作る事になりますので、この状態で枝幹を固定しておけば、自然と葉だけが上に上がってきて棚状になっていきます。そのようなことがありますので、枝の先端まで針金で固定しておくのが大事なのです

針金を先端まで掛けた状態で、棚を薄く作りたければ早めに芽摘みをしたり、棚を横広に作りたい場合は、しばらく伸ばしてから詰めて、葉にも針金を掛けて広げるようにすれば幅広な棚も作る事ができます

最初は自分の作りたい樹形を思い描いて幹筋を作りますが、その後の頭部や枝棚の作り方は、上記の事を頭の中に描きながら作っていきますと、自分の思い描いている樹形を作る事ができることと思います

以上。かなり雑駁な説明になってしまいましたが、真柏整形のイロハみたいなものを初心者の方向けにかいつまんで書いてみました。最初から自分の描いているように作れないかもしれませんが、これらの基本さえマスターしておきますと、だんだんと作れるようになっていくと思いますので、機会がありましたら練習してみて下さい

もう一点注意したいのは、なんでもかんでもすぐに作ろうと焦らない事も真柏には重要です。樹勢の弱い木をいじっても元気がなくなるだけで、かえって遠回りになってしまいますので、樹勢をつけてから整枝する事も大きなポイントになります。樹勢が乗ってきますと3号ポットに植えられているタバコくらい太さの曲付け苗であっても、主な枝は5~10cmくらいは1年に伸び出しますので、このような樹勢の乗った木を整枝すれば、その後の生育も良くなりますので、ここも注意したいポイントです。1年かかっても2~3cmしか葉先の伸びないようなものについては樹勢が乗ってくるまで待った方が賢明だと思っています。この事などは、他の木でも同じでしょうが真柏の場合は、顕著に木が弱りますので注意したいです

盆栽初心者にとって、特にミニや小品の真柏は難物だと思いますので、悠流の作り方を書いてみましたが、もちろん、作り方は人それぞれですし、この作り方が本格派ではないかとも思いますが、何かの参考にでもなれば幸いです
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by haruka000s | 2008-09-20 23:50 | 木作り  

真柏再生・1

松柏を作るのは、慣れれば簡単だと思うのですが、初心者の方にはどうして良いのかわかりにくいところがあります。特に、頭部の作り方は知らないと、ちんぷんかんぷんで悩まれる事と思います

そこで、今回は真柏の作り方について、少し書いてみたいと思います


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今回利用するのは、この素材です。写真で見てもわかるとおり、吹き流しの双幹でしたが主幹が枯れてしまい、子幹だけが生きている状態です。前の蔵者は、主幹が枯れてしまっているのと、やはり上手に作れないとの事で嫌になってしまい、僕がもらう事になったものです。どうせくれるのなら良い素材をくれれば良いのにとは思うのですが、いつもこのようなヘンテコな素材ばかりですが、こればかりは仕方がありませんね(笑)

葉性は糸魚川のもので、まあまあ細かくなっています。葉色は若干青みが強く、この手のものは切り込んでも杉葉が出ない性のものだと思います。あまり好きな葉性ではありませんが、貰い物ですから贅沢は言っていられません(笑)

昨冬に貰って以来、当面は伸ばしっぱなしにしておき、現在のこの姿になっています。このままの姿で作っても良いし、立てて軽く作るというのもありそうですし、その中間地点で作るというのもありそうですが、今回は、場所の節約も兼ねて立てて作ってみることにしました


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とりあえず根を整理して植え替えたのがこの写真です。枯れた主幹はそのまま舎利として残しておき、子幹の中間部にある一群の葉だけで軽く作る事にしました。7号の駄鉢から5号の駄鉢に植え替えましたので、根は大幅に整理してあります


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この写真は、中間部にある葉の一群をアップで撮ったものです。一本の枝から複数の小枝が出ていますが、使う小枝は3~4本程度で頭部や枝棚に使う予定です

太い枝の上部3分の2くらいは不要になりますので、外してもかまいませんし、ジンとして残してもかまわないのですが、今回はジンとして残そうと思いますので、皮を剥いてジンにしてあります


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大幅に根の整理をし吸水量はガクンと減るはずですので、不要な枝を切除したり、上部の捨て枝(樹芯:天ジンにする予定)の葉量もかなり減らしてあります

大きめの樹なら下枝から針金を掛けて仕上げていくのですが、今回はここで紹介する事も兼ねていますので、とりあえず必要な枝(使う枝)にはすべて針金を掛けてから、作っていく事にしました

この時に注意したいのは、枝の先端まで確実に針金を掛ける事です。この後の作業は芽摘みが主な作業になるますので、先端まで針金を掛けていないと、すぐに先端部が起きあがってしまいますから、確実に先端まで針金を掛ける事が大事です

針金については、松柏だからといって必ずしも銅線を使わなければならないわけではなく、アルミ線を使ってもまったく問題はありません。今回の場合は、主な小枝にはアルミ線を使い、小さな小枝については銅線を使用しています

針金を掛けたら、下向きの葉は必要ありませんので、この時点ですべて切除しておきます。下向きに出ている葉は使う事がありませんので、先に切除しておく事が必要です

(次回へ続きます)
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by haruka000s | 2008-09-17 22:55 | 木作り  

西湖アシ

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前回は、失敗してしまったトクサでしたが、こちらは、まあまあ思ったとおりにできた西湖アシです

夏場が忙しかったため、ろくな手入れもできずハカマも綺麗に取ってなかったので、茎が綺麗な紫色に染まることなく、イマイチの色になってしまいましたし、夏場の水切れのせいでコケも死んでしまい、状態はそれほど良くないのですが、全体の感じとしては、それほど悪くないのではないかと思っています

フトイやホソイの次くらいに好きなのがこの草で、大小数鉢作っているのですが、これは、写真のとおり根洗いに作っているものです。これをサンマ皿をでっかくしたような皿鉢と、短冊型の平卓と取り合わせてみました



実は、この根洗いは今冬に枯らしてしまったものなのですが、捨てるのがもったいないので、西湖アシの根を何本か植え込み直して作り直している最中なのです(笑)

ここまで回復してもらえると、何となく嬉しいですね
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by haruka000s | 2008-09-15 23:56 | 山野草  

失敗作

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山野草ではイグサの仲間が一番好きなのですが、その中でも大のお気に入りは何と言ってもフトイです

フトイと言っても実際はイグサ科ではなく、カヤツリグサ科の植物で、野生状態では2m程にもなる野草です。シマフトイという斑入りのフトイは鑑賞価値が高いという事で販売されていますが、普通のフトイは、鑑賞価値が低くみられているため、まず販売される事はありません。もちろん、このフトイも野外からの採集品で、埼玉にある用水路から採ってきた物です

フトイの特徴は、ただピン直に伸びる茎でして、スーッと伸びる草姿は平鉢と合わせますと、何とも言えない姿になり、涼しさを感じさせてくれます

茎の太さは鉛筆よりも太くなりますが、伸びれば伸びるほど風に対しては弱くなってしまい、曲がったり折れたりしてしまいます。そのため、この草を作る時は、面倒でも茎全体が真っ直ぐ伸びるように、茎全体を紐などで固定しながら作っていくことになります

この鉢も、茎を紐で丸く留めておきながら作ってきたのですが、途中で茎が曲がったままになっていたのを直さずにほおっておいてしまいました。多少は曲がっていても飾る時に矯めれば真っ直ぐになるだろうと安易に考え、そのまま放置しておき、先日、紐を解いて様子を見てみたら、矯めても矯めてもなかなか真っ直ぐにならず、何とも無様な格好になってしまいました(笑)

草丈を150cmくらいにしようと、今年は少々強めに肥培したので、だいたい思ったとおりの丈に作る事はできたのですが、いかんせん格好が悪すぎて、これでは飾る事などできません

日常からの細かい管理が必要なのはわかっているのに、ついつい甘えてしまったツケの結果がこの草姿です。来年こそは、こまめにチェックしながらキチンと仕上げてみたいです
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by haruka000s | 2008-09-13 23:10 | 山野草  

餌やり・2

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盆栽をいじる時間がまったくなく、植え替えと施肥だけしかしていませんので、餌やり(施肥)について、思いついたことを少し書いてみたいと思います

盆栽を作っている人がメインに使っているのは、油粕を主原料にした玉肥で化成肥料を使っている人は少ないと思いますが、有機質肥料であろうと化学合成肥料であろうと、肥料効果についての差異は基本的にありません。玉肥は虫が湧いたり変な匂いがしたりしますし高価でもあるため、僕が使っているメイン肥料は化学肥料です

化学合成された肥料はいろいろな肥料が作られていますが、そのなかでもIB化成というものを使うようにしています。この肥料は、プロの園芸家や農家にも使われているもので、独特の製法で作られている遅効性肥料で、園芸農家もたくさん使用しているため、試しに使ってみたところ、良い成果が得られたため、今ではメイン肥料として使っています

この肥料の良いところは、肥培効果が高いのはもちろん、安価であり、粒状タイプ(5~10mm程度)で使いやすい事にあります。草本類だけでなく木本類(木)にも効果が高く、主要素のNPKだけでなく苦土やカリをも含んでいるため、肥料吸収が良かったり、花付きが良くなる利点もあります。粒状タイプですから肥料を置くのも楽ですし、見た目も悪くありません

調べてみましたら、木本類にも使っている方もあるようでしたので、ちょっと紹介してみます

http://inokorisan.exblog.jp/tags/%EF%BC%A9%EF%BC%A2%E5%8C%96%E6%88%90/

IBの回し者ではありませんが、肥培効果が高いのと同時に、扱いも楽ですし、安価(20kg4300円・2kg700円程度)なのも嬉しいです。【盆栽=玉肥】と考えている方には使用する事はできないでしょうが、一応僕のお薦め肥料です

平均的な使用方法は1号当たり1粒程度ですが、僕は多肥栽培者ですので、単用であれば1号当たり1.5~2.5個くらい使っています。普通の倍くらいですね(笑)
ただし、基本的には均一に使いながらも、その木の状態や状況に応じて、施肥量を調整したり、他の肥料と併用したりと、使い方はさまざまです

この写真は文人赤松に施肥しているもので、両方とも5号のプラポットに植えてあるほぼ同年生の赤松です。右は鉢の周囲に7粒置いてあるだけですが、左のものはランダムに10数粒置いてあります。これは上部の枝葉量の違いや、鉢の乾く速度の違いにより、施肥量を調節しているからです


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この写真は、昨年挿し木し今春にポットあげした真柏です。こちらについては、玉肥と化成の混合で施肥しています。鉢の大きさは3号で、苗の太さは鉛筆にも満たない太さですが、玉肥を4粒・化成を4粒と大量にやっています(笑)

玉肥を与えているのは、前回書いたように、施肥効果とともに有機質分の補充にあります。こんなにたくさん与えても大丈夫なのかと心配される方もいるかもしれませんが、排水さえ良くしておけば肥料あたりもありませんし、根腐れもありません

今年は、幹を強力に捩ったりしてありますので、あまり伸びは良くありませんが、来春以降はガンガン新芽が伸び始める予定です

写真には撮ってありませんが、真柏の挿し苗で3号ポットに玉肥4・化成6を用土の中に埋め込んだのも試しに作っています(肥料を埋め込むと効果はさらに上がります)。さすがにこれは多すぎだろうとも思うのですが、今のところ枯れずに生きているようです(笑)
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by haruka000s | 2008-09-07 22:41 | 肥培管理  

餌やり

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前回は挿し木苗の移植について少し触れてみましたが、あまりにもアバウトでしたので、悠流の移植時に注意する点を少し書いてみたいと思います

本題に入る前に、この写真は先日移植した長寿梅で、左がカゴトレーに収納したもので、右がシステムトレーに収納したものです

一目瞭然でわかると思いますが、カゴトレーに収納したものは、なんとなく窮屈そうで、ごちゃごちゃした感じになっていますが、システムトレーに収納したものは整然としていて、なんとなく安定感すらあります。特に見た目ではシステムトレーの方が、はるかに綺麗に収納できているのがわかると思います

これだけ違いますと、システムトレーをメインに使ってしまいたくなりますね(笑)


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さて、今回行った移植については、梅と長寿梅の挿し木苗の移植です。鹿沼が余っていたので鹿沼を使ったのもありますが、普通は赤玉単用で行うようにしています。松柏の移植時には有機質堆肥や腐葉土、あるいは軽石などを混入しますが、雑木の場合は赤玉単用で行っています

今までの経験上、雑木類については施肥だけで良好な育成を図ることができるのですが、松柏については施肥だけで追うよりも、元肥を混入しておいた方が生育が良いので、松柏の移植時(と言っても育成段階だけですが)には、元肥を混入させるようにしています。科学的根拠はほとんどないのですが、松柏類に有機質堆肥などを施せば根に寄生する菌(共生菌)の働きが良くなり、効果があるのではと考えているからです

もちろん、雑木に元肥を入れても大丈夫なのですが、入れたものと入れないもので、さほど効果の違いを実感することができなかったため、雑木については用土の単用だけで行うようになりました

移植用のポットは2号がメインです。太枝挿しのような場合は、大きめの物も使用しますが、一般的な新梢挿しの場合は2号にしています。黒のポリポットに移植するようにしますが、ポットは普通の鉢(駄温鉢等)に比べると安定性は良くありませんが、熱の吸収率が良いので、鉢内温度が上がりやすくなり、乾きも良くなりますし、根の生育状況も良いため、一般的にはポットが良く使われていて、僕も愛用しています(笑)

移植後1週間くらいしたら施肥を開始します。2号ポットで、最初は化成肥料を3粒施すようにしますが、この時に注意したい点が2点あります。1点目は、肥料の置き方です。ただ単に用土の上に載せるのではなく、半分ほど用土に埋めるようにします。肥料は用土の上に載せるよりも、用土の中に埋め込んだ方がはるかに効きます。さりとて、発根したばかりの挿し苗に埋め込んでしまうのも良くないと思い、なんとなく表面に埋め込んでいるのです(笑)

2点目は潅水です。まだ根は張っていませんので吸水も良くなく、鉢の乾きは悪いので、用土の表面が乾くまで待ってから潅水するようにします。置き場所や根の伸長状況にもよりますが1~3日おきくらいでしょうか。加湿状態にしてしまいますと、根はなかなか伸長しませんので、生育は悪くなってしまいますので、表土が乾いてから潅水するようにしますと、根もグングン伸び出して生育が良くなります

根が伸びれば枝葉も伸びますし、枝葉が伸びれば根も伸びるというように、根と茎葉は密接な関係にありますので、移植後は根を伸長させる事が重要になってきますので、「鉢を乾かして根を伸長させる」という事が、この段階での目標になります

この事は、春の移植においても、夏の移植においても同じ事が言えますので、『鉢を小さくし、乾きやすくしながら根を伸長させるとともに、効果的に施肥しながら木を元気にさせるコツ』であると考えています
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by haruka000s | 2008-09-03 23:32 | 肥培管理  

移植

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この挿し木苗は、今春に挿しておいた野梅です。三節残しで挿しておき、来春に2芽が動き出したら切り戻して作る予定の木です

とは言え、花芽でしたら切り戻しもできませんので、その時は、思い切り延ばして切り戻しますので、まあ、適当に作っています(笑)

良く見ますと、用土は鹿沼と赤玉に別れていて植えられていますが、これには深いワケがあるわけでなく、単に鹿沼が余っていたので、用土として使って見ただけです(笑)

カゴトレーに8×5で40ポットありますので、2号ポットが使ってあり、挿し床から根を傷めないよう丁寧に外して(もちろん根は片根であろうと一切切りません)、植え付けてあります。お盆過ぎに移植をしましたので、現在はすでに施肥まで済ませてある状態です
(写真を撮ったのは植え付け直後ですので、肥料は写っていません)

発根状況は均一ではなく、まあまあ良い物もあれば、1~2cm程の根が出たばかりの物もありますが、施肥は一様に行っていて、移植後第1回目の施肥ですので、化成肥料を3粒置いてあります

使用説明書の内容は読んでいないので良くわからないのですが、恐らくもう少し少なめに記載されていると思いますが、これくらい与えても大丈夫です

今後の施肥計画は、10月中旬に軽く追肥を行い、来春になれば、根がさらに充実しているはずですから4粒与えるようになります。同じ肥料を使っている人よりは、だいぶ多い施肥計画だろうと思いますが、これくらい与えても、与えすぎという事はありませんので、木の様子を見ながらと言うことにはなってしまいますが、思い切って与えてみるのも良いかもしれません

生育が思ったより良くない・・・花芽がなかなかこない・・・などという場合は、施肥不足の可能性もありますので、ご自分の施肥計画を見直してみたらいかがでしょうか?


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以前、載せたかもしれませんが、うちの赤松は実生3~4年くらいでも花がついてしまうほどで、かなり肥料は効いています(笑)
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by haruka000s | 2008-09-01 23:45 | 木作り