<   2008年 06月 ( 4 )   > この月の画像一覧

 

水石展

a0097110_23502053.jpg


本日から月曜日まで、僕の所属する水石会の水石展が開催されることになり、今日はその初日で、午前中設営をし午後から開幕しました

実は昨日、親戚のオジさんが交通事故で亡くなってしまい、昨晩家に戻ったのは12時近くになってしまい、出品石の準備はしておいたのですが、卓合わせが済ませていなかったり、貸し出す卓の用意をしなければならなかったので、早起きをしてなんとか準備を済ませました

親戚の家に顔を出したり、親族を連れて行ったりしなければならず、だいたいの設営を済ませてから、親戚の家回りをしたり、知人の別の葬儀に参列したりして、会場の設営と同時に別の用事が重なってしまいました

親戚の葬儀については、明日が通夜、明後日が葬式となりましたので、午後2時過ぎくらいには、なんとか会場に戻ることができましたが、なんとも慌ただしい一日でした

初日とあって人手はまあまあでしたが、何人か珍しい人が見に来てくれました。その中には、元一雨会の副会長さんも10数年ぶりに見にきてくれました。この方は、石の目利きとして昔は有名な人で、当時国内でも5本の指に入ると言われていた人です

一通り会場内と和室展示を見た後、抹茶で一服してもらったのですが、「この会の展示や飾りは日本一でしょう。一雨会の展示会よりもはるかに良い」と、お褒めの言葉をもらったそうです

自画自賛するわけではありませんが、今回の飾りについては、そこそこ高い次元で纏まりがあるものではないかと思っています
[PR]

by haruka000s | 2008-06-29 00:19 | 水石  

夏草の手入れ

a0097110_23175327.jpg


忙しさにかまけていたら、草物が人には見せられないくらい、とんでもない状態になっていました(笑)

今日は山に遊びに行っていたのですが、途中から雨になり早く帰ってきましたので、草物の手入れをしてみました

とは言っても、すべての草物の手入れをしたわけではなく、そろそろ夏草が恋しい季節になってきましたので、これから活躍してくれそうなフトイとアンペライ2鉢の手入れしてみました

イグサの仲間のように天突きになる草物は、一番好きな草でして、夏になるとアプローチや玄関に飾って涼を楽しんでいて、大袈裟に言えば生活に欠かせない草もであります(笑)。その中でも一番好きなのはフトイで、箸みたいな茎が直立する様は何とも言えず涼しげで、凛とした美しさを感じます

アンペライについては、堅い茎で綺麗に直立するので、これもイグサの仲間とは違った硬質感があり、草物としてみると柔ではなく剛の草で、草物独特の優しさはありませんが、無機的な美しさを感じさせ、これはこれで良いものです

この2鉢とも尺鉢で作っていますので、手入れをするのも意外と面倒でして、不要な葉を切除したり、袴を取っただけでこんなにゴミが出てしまいました。ちょっとした盆栽の手入れをしたくらいの分量です

春先から少しずつでも手を入れておけばこんなに酷いことにはならなかったのですが、放置しておいたツケですね

まだ、お見せできる状態ではありませんので、見られるようにでもなったら、どちらかを紹介することにします
[PR]

by haruka000s | 2008-06-21 23:40 | 山野草  

水石展見学

a0097110_222894.jpg


先日の土曜日は、日本水石名品展を見学しに久しぶりに上京してきました。調べてみると浅草でも日水同人会さんという会が水石展を開催しているとのことですので、明治神宮から浅草に回り2つの展示会を見学するという行程です

普通なら山に遊びに行ってしまうところなのですが、先輩に誘われた事があったり、名品展はもとより、明治神宮も浅草も一度も行った事がないので、この機会に見学するのも面白いかなと思い、さっそく出かけてきました

名品展の会場は明治神宮の東回廊と社務所で行われています。JR原宿駅から入りましたので、最初は回廊部分で行われている展示を見させてもらったのですが、屋外のオープンエリアでの展示というのも良いもので、侘び寂びというわけにはいきませんが、大型の石などは迫力満点でなかなかのものでした。こちらは、本殿の手前にある回廊ですから、一般の方の見学も多くなかなかに賑わっていて良かったです

2度3度と拝見させてもらい、次は社務所での展示を見ることにし移動したのですが、こちらは完全に室内の水石展になりますので、見学者は水石愛好家ばかりとなります。できれば、もう少し一般の方にも見てもらえればとは思うのですが、こればかりは仕方がありません

水石展の内容については、正直言って玉石混淆という感じで、良い物もあればそれほどの物でもないのにと思われる物もありましたが、全体としてはまあこんなものでしょう


a0097110_2229944.jpg


回廊の展示で人気があったのはこの石です。川擦れの効いた真黒で、変化も面白くこれだけの石は少ないと思うのですが、景色がやや散漫になっています(つまり、全体の形状が優れているというほどではない)。さりとて、石の存在感は抜群でした

ただ、この石は左勝手に据えられていますが、この据え方よりも右勝手にした方が良さそうに思いました


a0097110_22294172.jpg


この石は社務所会場内で先輩方の評価が高かった石です。加茂の溜まりで、形状バランスとも良く、溜まりも良く文句の付けようがないくらい石で、なにより古さも秀逸でした。京都の馬場さんの石ですが、さすがですね


a0097110_2230675.jpg


この石は僕が良いなぁと感じた神居古潭の溜まり石です。溜まり自体は浅くて小さめですし、石全体もややボッテリとしているため、さほど目立つ石ではありませんが、全体のバランスや川擦れは素晴らしく、小さな溜まりとも絶妙にマッチしていて、落ち着いた静かな石ではありますが、見れば見るほど引き込まれるような感じの石でした。ただ、台座石での出品ですから、変化の乏しい分目立ちませんが、水盤にキチンと飾ればかなり格が上がる石になりそうです

次に向かったのは、浅草公会堂で行われている日水同人会さんの水石展です。失礼ながらあまり聞いた事のない会名でしたので、それほど期待していなかったのですが、一席一席キチンと結界で区切られていて、なかなか雰囲気が良く、見応えのする良い展示会でした

石もそこそこのレベルの石が展示されていましたし、それより驚いたのは使用されている道具類でした。このように会員一同が会する展示会というのは、個人におけるレベル差というのがどうしてもありますので、良い物があったり良くない物があったりと玉石混淆になってしまうのが常です(ここで書いている良い物とは、高額の物ということでなく、あくまでも水石向けということです)

どこの展示会においても、それほど大きな差はなく、かたや水石向けのスッキリとした良い卓が使われているかたわらで、松彫りのような水石向けでない無い卓が使われたりしますが、展示会においては統一した美意識を出す事も必要になりますので、道具類にもできるだけ配慮したいところです。特に卓類は大きく一番目立つ物ですから、なるべくなら水石向けの卓を使いたいところです

水石同人会さんの展示会については、ほぼすべての卓が合格ラインでして、今までこのような展示会は見たことがなかったので、ちょっと驚きました

もちろん、キチンとした卓を使っているだけでなく、使っている水盤もほぉ・・・っと唸るような水盤も使われていました。均釉・白交趾・海鼠窯変・新天地銅盤などなど、特に丸善の瑠璃で隅入りのものは実物を見るのは初めてでしたので、なかなかのものだなぁ・・・と感心して拝見させてもらいました


a0097110_22453825.jpg


その中で、特に目立ったのがこの石で、八海山の抜けのある岩型石です。迫力と存在感の塊みたいな石で、思わず唸りたくなる石でした
[PR]

by haruka000s | 2008-06-17 22:48 | 水石  

水吸い作成・3

a0097110_23323554.jpg


水吸いができれば、次は樹作りを行う事になります。水吸いがある程度丸みが出てきましたら、樹作りに入る事になります。ある程度の丸みができてしまえば、あとは樹作りをしていると勝手に水吸いはできてきますので、特に気をつかう事はありません

この木は、4年程前に水吸いを削ってあるものを入手し、その後3年間は枝葉を伸ばしっぱなしにしておいたもので、水吸いもほぼできてきましたので、作秋に整枝したり舎利を彫刻したものです


a0097110_23332917.jpg


本来なら、そろそろ本鉢に植え替えをしても良さそうなところなのですが、もう1年間だけこの鉢で培養します。せっかく樹勢が乗ってきていますので、このままの状態で芽を摘ませていき、それから本鉢に植え替えることになります。ちょっとした事ですが、このよう管理していきますと、少しでも早く仕上げる事ができます


a0097110_2336982.jpg


a0097110_2334128.jpg


この写真も上の木と同じで、一昨年水吸いを削りだして2年間ほど伸ばしっぱなしにしておいたものです。この木の場合は、頭の右上にある天ジンの部分を長く引っ張っておき、水吸いを作っていました。しっかりとした綺麗な水吸いができましたので、今冬に整枝と舎利の彫刻を行いました。そして、犠牲枝はすべてジンにしてしまい有効活用を図っています(笑)

この木もあと1年間はこのポットで芽摘みだけしながら管理を行い、来春に本鉢に植え替える予定になっています。1年間しっかりと肥培すれば、葉量もかなり増えますので、そこそこ見られるようになるでしょう

今回で真柏の水吸い作りを3回にわたって書いてみました。皮を削って水吸いを作るというのは、小品程度で犠牲枝を作って引っ張っていても、どうしても3年間くらいはかかってしまいます。犠牲枝を作らずにいますと、もっと時間がかかってしまうのは当たり前ですから、真柏作りにおいては、最初は水吸いを作ってから樹作りに入ると、早く仕上げる事ができますので、このような手順で僕は作っています
[PR]

by haruka000s | 2008-06-09 23:36 | 木作り