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三幹赤松出発(笑)

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この赤松苗は、昨年ちいさな山実生苗を寄せておいたものです。こんなに細くて小さな苗を一鉢ずつ植えて管理しようとはとうてい思えませんので、ほぼ全部を寄せ植えにしてしまいました(笑)

双幹・三幹・五幹・七幹等々ですが、なかには枯れてしまう苗もあり、四幹とか六幹などもできています(笑)。このようなものは、不要そうな1本を切ってしまえば、三幹や五幹に直すことができますので、とりあえずは、多少枯れても問題はありません

写真の株は、運良く3本とも枯れずに残り、なんとか三幹にできそうです。先日、幹を動かしてみたのですが、しっかりと根を張り元気に活着していましたので、最初の躾を軽くしてみました


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まだ細くて自由自在に曲がるのですが、最初の躾はジグザグに針金を掛ける事が小苗の寄せ植えの場合は多く、その後、2回3回と針金を掛け直していく過程で、それぞれの樹の生長度合いを見ながら幹の動きを決めていくようにしています。ですから、かなり気楽で機械的な作業になります

本当でしたら、1本ずつ鉢にとっておき、寄せる時にさまざまな苗を組み合わせれば、思ったような寄せ植えを作る事ができると思うのですが、それには、相当なスペースも必要になってしまいますので、今回は、簡略していきなり多幹樹として作る事にしてみました。正直言って、このようなやり方で良い樹が作れるのだろうかという心配もあるのですが、場所が無い事には、これも仕方がありませんので、10鉢ほどは、この方法で寄せ植えを作ってみたいと挑戦してみる事にしました

これからこの樹達がどうなってしまうのか、まったくわからないのですが、試行錯誤しながら楽しめるのも盆栽の面白さの一つと思って、遊びながら樹作りをしていきたいと思っています。この鉢も、これからどう変化していくのかわかりませんが、何とか見られる樹に仕立てたいもので、この作業からが盆栽への出発になります
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by haruka000s | 2008-01-31 23:00 | 三幹  

室入れ

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盆栽樹種は暖地性のものも意外と多く、寒さに弱い樹種は結構あります。そのため、ほとんどの人は室入れなどをすることによって、盆樹を越冬させている事と思います

僕の住んでいる甲府盆地は、夏は暑く冬は乾燥して寒いという典型的な盆地気候で、夏は40度近くまで気温は上がりますし、冬場はマイナス10度近くまで下がりますので、柑橘系などの暖地性の樹は屋外では越冬することができません

そのため、盆栽を好きな方は、室を作って越冬させているのですが、僕の場合は、室入れをするための室を作ったり、室の温度管理とかが面倒なため、基本的に暖地性の樹は作っていません。20年ほど前にはキンズなんかも作った事はあるのですが、冬の寒さで簡単に枯死してしまい、やはり甲府盆地で暖地性の樹はダメだろうと諦めているからです。ですから、我が家には暖地性の樹はありません

水石を始めてからは、添え草も作るようになり、さまざまな山野草を育ててきたのですが、当たり前のことですが、暖地性のものは冬になると枯れてしまいます。添え草にしか使わない山野草とはいえ、どうしても作りたいものもあり、これらの種だけは、なんとか越冬できるようにと実験をしたりしています

今までの実験のなかでは、屋外で越冬することができないものとして、4種ほどあることがわかっています。それは、常磐シノブ・西洋シノブ・台湾オギ・金明竹です。調べてみましたらいずれも暖地性の草なので、甲府盆地の寒さや乾燥には耐えられなかったため、屋外において置いておいたものは、すべて枯れてしまっています

しかし、玄関の中に取り込んでおきますと、枯れることなく越冬できる事までは、今までの実験で明らかになっています

暖地性のものが枯死する原因は、気温と霜のどちらか、あるいは両方が関係しているのではと思われ、玄関内であればどちらの原因も除去できているので、どちらが真の原因であるか特定することができませんので、今年は霜があたらない玄関(中ではなく外)に置いて越冬実験をすることにしてみました。まあ、これが室入れみたいなものですね

この状態で、無事に越冬することができれば、「気温」だけでなく「気温+霜」というのが、枯死する要因ではないかと推測することができます

現在のところ、4種とも枯れずにいますが、これから2月中旬くらいまでが寒さのピークになると思いますので、どうなるかはわかりません。それでも、植物は想像以上に強健な生物ですから、なんとなくこのまま越冬することができるのではないかと考えています

小さい黄色の花が見えますが、これは寒菊です。屋外に置いておきますと、霜やら寒風にやられてしまいますので、一緒に避難させてあります

それと、屋久島ヤブコウジも避難させてあります。こちらは寒さ除けというわけではなく、野鳥による食害防止です。庭には、ウメモドキ・ピラカンサス・ムラサキシキブが植えてあるのですが、3本ともとっくに丸裸にされてしまっていますので、次に狙われるのは万両とヤブコウジなので、使うかどうかはわからないのですが、とりあえず避難させてあります
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by haruka000s | 2008-01-28 23:07 | その他  

トネリコ

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トネリコと言えば、野球のバットに使う木として知られている木で、山野に普通に生えている樹です

とても盆栽向きの樹種ではなさそうな樹なのですが、現居住地に引っ越してきた時に、近所の家にトネリコが庭木として植えられているのを見て、こんな樹を庭に植えるのか・・・と驚いたことがあります

庭木として植えられているのに驚いただけでなく、文人調に格好良く仕立ててありまして、これなら盆栽にしてもいけるかもと思い、小苗を採ってきて作っています

葉群がやや大きめなので、どのような樹形に作れば見られるのか難しいところなのですが、文人調の吹き流しにでもすればいけるのではないかと考え、珍しく最初から樹形を想定しながら作っています

小苗を採ってきて1年間は庭に植えて樹勢を付けておき、翌春に鉢上げをしました。1枚目の写真は、太枝を全て切除し1年間鉢植えにしておいたものです


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若い木ということもあり、想像以上に肉巻きも旺盛でしたので、枝抜き跡も再処理して、とりあえず針金を掛けたのが2枚目の写真です。針金を外した時に少し戻ることを想定して、ちょっと強めの曲を付けてみました。なにぶん初めて作る樹ですので、試行錯誤しながらの樹作りになりますが、ほんの少し将来像が見えてきたような感じです

とは言え、盆栽になるかどうか、いまだ半信半疑です(笑)
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by haruka000s | 2008-01-24 22:07 | 吹き流し  

黒松変わり木・2

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この黒松も小苗をもらったうちの1本です

砂植えになっていましたので、正月向けのいわゆる「ねじり松」だったのでしょう(針金は外してありましたが・・・)。これでは盆栽になりそうもないと思い、最初は文人にしようかとも思ったのですが、時間がかかりそうなので、小さくたたみ込んでミニに作ることにしました

ミニに作るからと言って小さな鉢で作っていたのでは、これも時間が掛かってしまいますので、鉢をゆるめて引っ張って切り込んでいく方法で作っています。黒松はほとんど作ったことがないので、こんな作り方で良いのかとも思いながらですが、少しでも早く仕上げるのには、この方法がベストではないかと思い、試行錯誤しながら作っているものです

1枚目の写真は、手入れをする前の写真で正月のものです


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2枚目の写真は、今年の正月に手入れをしたものです。ミニにするための不要枝をすでに切除しましたので、傷を埋めるためと樹勢を維持していくために、上に伸びている枝を今度は引っ張るようにするつもりです

樹勢がのってさえいれば、1年くらい引っ張っておけば大丈夫とは思うのですが、駄目なら2年引っ張る事になりますが、それほど太味はいらないので、恐らくこの枝は1年伸ばすだけで切除してしまうと思います。そうすれば、小枝作りに入っていけそうなのですが、思ったようにいかないのも盆栽作りですから、結局は「なるようにしかならない」のでしょうね(笑)
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by haruka000s | 2008-01-18 22:56 | 木作り  

黒松変わり木

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黒松と言えば盆栽の代名詞みたいな樹なのですが、うちにはわずか4本しかありません(笑)

どちらかというと弱々しい感じの樹が好きなため、黒松の豪壮さがあまり好きになれない事もありますが、優しい感じのする赤松の方をそれ以上に好きという感じのため、赤松の方が多くなってしまいます。ピンと張り詰めた葉組は綺麗で盆栽向きとは思うのですが、こちらには自生樹もありませんし、身近でない樹種というのも、一つの理由かもしれません

黒松は好きな樹種ではないのですが、3年程前に貰い受けた物なので仕方なしに作っているくらいで、4本とも結構いい加減に作っています(笑)。この樹は、昨年の春先に芯を止めたもので、これから枝作りに入ろうと考えている樹です

1枚目の写真は、昨年の5月に初めて手を入れた時のものです


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2枚目の写真は、今年の正月のものです。春先から伸びた新芽が止まった時点で針金を外して、軽く掛け替えてあります。さすがは樹勢が旺盛な黒松で、芽や葉の伸びはかなりのものがあります。芽が一伸びしただけでも針金が多少食い込んでしまいましたが、これくらいでは大丈夫でしょう


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3枚目の写真は、正月に手入れした後の写真で、何となく将来の形が見えてきた感じです。今夏と来夏に2度くらい芽切りをすれば、小枝も増えて少しは盆栽らしくなるのではないかと思います。もちろん、植え替えはせずに、樹勢を乗せたまま芽切りをしていき、必要があれば切り込んだりして、形を整えていきたいですね
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by haruka000s | 2008-01-14 21:57 | 木作り  

赤芽柳

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昨年の冬は、12月から恐ろしく寒かったのですが、今年は寒い日もあれば、うららかな暖かい日が続いたりしていまして、今のところは暖冬傾向にあるようです

正月休みも暖かったので、チビチビとお酒を飲みながら、寒さに弱い物を取り込んだり、切り込みや盆栽の剪定を少ししていたのですが、ふと柳に目をやりましたら、写真のように既に花が咲いていました

これは赤芽柳の木で、例年であれば3月頃に花が咲き始めるのですが、これから寒さが厳しくなってくる正月に咲いてしまうとは、ちょっと信じられませんでした。暖冬が原因なのか?・・・それとも、ここのところ続いていた暖かい日が原因なのか?・・・その他違う原因があるのかわかりませんが、ちょっと驚きました


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せっかく作っている樹ですから、花の時期はたとえ3~4日でも飾って鑑賞したいもので、何とか見られるように姿を整えたのがこの写真です。赤芽柳は華道では良く使われる素材ですが、枝が暴れてしまうことや、ほんの少しの水切れで枝が枯れたりし、おまけに花期以外は鑑賞価値もありませんので、盆栽として作られているのは少ない樹種でしょう

ほとんど花のない早春に赤い殻(皮)をそっと割って銀色に輝く花が見えるのは、なんとも風流な姿でして、早春という季節感を一番感じさせる樹種なので、結構好きな樹種です。少し大袈裟になるかもしれませんが、この花を見て春の足音を感じると言って良いほどの暖かさがあります

県内では、ある公園にこの親木があり、この寄せ植え(五幹)は、その一芽から増やして作ったものです。何年か掛けて作り方や剪定時期、あるいは形の整え方も少しずつわかってきて、ここ数年は、まあまあ思ったように作れるようになってきました

この鉢を作る時に注意した事は、第一が樹全体を柔らかく斜上させる事でした。これは右勝手に作っていますので、右からはふんわりと丸くなるような感じで盛り上げていき、左は裾を鋭角にする事で左への流れを優しく作る事です。やや不満なところもありますが、何となくそのような感じには仕上がっています(笑)

第二に注意した事は、芽(枝)の先端に花芽を付ける事です。かなり気を付けていても秋以降も芽が伸び出しますので、枝の先端が全て葉芽になってしまいます。これは生理的な事なので仕方がないので、剪定する事で補うようにします。つまり、鑑賞時期の前になったら、花芽のある手前で先にある葉芽を切り落とす事によってカバーするようにするのです。この樹も、枝の先端がすべて花芽になっていますが、半分くらいの枝は、このような方法で剪定を行っています。そうして樹全体の輪郭線を整えるようにしてあります

第三に注意したいのが花芽の数です。たくさん花が咲けば良いというわけでもなく、かといって少なすぎるのもあまり良くありません。樹姿に釣り合った数だけ花が咲くのがベストなマッチングでしょう。その為に花数の調整を行う事も必要になります。このあたりになりますと、人それぞれの好みや個性が出るところで、一概にどれくらいの数が良い・・・というのは難しいところですが、僕は半分近くの花芽を落としてこの姿にしてあります。枝の先には必ず花芽を付けておき、ところどころに2~3芽付けておくといった感じです。これでは寂しすぎるのではと思う人もいるかとは思いますが、これが僕の美意識ですから仕方がありません(笑)

ちなみに、花が咲き出したのはこの樹とは違う鉢で、気に入った樹は何鉢も作ってしまいます(笑)
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by haruka000s | 2008-01-09 23:48 | 寄せ植え  

謹賀新年

新年 
あけまして おめでとうございます

このブログは、宣伝もリンクもしていませんので、ここにおいでの方のほとんどは、わざわざ検索してお出でになられたものと思います。本格的な盆栽サイトではないため、普通の盆栽愛好家の方には物足りないと思いますが、それでも見ていただいている方には、心より感謝しております

僕の場合は、あくまでも「なんちゃって盆栽」で、お遊びみたいなものではありますが、少しでも役に立つ事があれば幸いくらいに思っていますので、本年もよろしくお願いいたします


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さて、せっかく作った地板ですから、少しは使ってみないと地板に申し訳ありませんので、ちょっとお遊びで飾りながら、地板の使い方について書いてみたいと思います

1枚目の写真は、先日作った地板にワイルドオーツを飾ってみました。とはいえ、既に枯れてしまっていますので、飾ると言うよりもただ置いただけです(笑)。この地板は、やや横長で薄い地板ですので、このような天突きの草が良く似合うのですが、そのような草物は既に全部刈ってしまいましたので、とりあえずこれを乗せてあります。しかも、この草は右勝手なので、鉢の向きもおかしくなっていますが、あくまでも参考です

写真中、縦に赤い線で示してあるように、鉢や草物の両端が地板の中心にくるように置くのが、基本的な地板の使い方になります。これは、やや右寄りになってしまいましたが、このような使い方が、地板と草物の合わせ方の基本になります


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2枚目の写真は、もう一枚の地板にツルソバの枯れ鉢を置いてみました。左勝手の地板ですので、やや右側に茎が垂れる事を計算して、やや左目に鉢が置いてあります(笑)


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3枚目の写真は、これも枯れかけて乱れているスナゴケです(笑)。この鉢は、それほど強い勝手があるわけでもない平鉢ですので、このような鉢は真ん中に置くようにして使います

この板は、やや厚く奥行きもありますので、前に書いたように万能型でもあり、厚い鉢を置いても、このような薄い鉢を置いても良く似合いますので、使い勝手の良い地板になります。上の地板では、厚い鉢は絶対に似合いませんが、天突きタイプは最高に似合いますので、上に乗せるものによって使い分けると良いと思います


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4枚目の写真は、同じタイプの波形地板に盆栽を乗せてみました。これも来春に鉢替えを予定しているので、鉢は大きめですが、なんとなく感じだけはわかってもらえるものと思い、参考までに写真に撮ってみたものです。柔らかくクネクネとした曲線で構成されている気であれば長方の地板や卓でも合いますが、それほどでもないこのような軽い文人であれば、やはり優しい波形地板の方が良く似合うようになります

簡単に言いますと、曲線で構成されているものは直線で構成されている長方の方が、曲線活かすことができますので、長方の地板や卓が良いのですが、薄模様程度のものであれば、波形の方が良いと言うことになります。樹を活かす(美しく見せる)事を考えますと、このようなことになります

また、このように盆栽を置く時も、樹の重心と地板の重心を合わせるように置きます。そうすることによりバランスが取れるようになってきますので、何でもかんでも真ん中に置くとか、あるいは少し端に寄せるとかではなく、重心を会わせてバランスを取っていく事を考えますと、ピッタリと合わせる事ができます

ちなみに、この地板は間口が40cmくらいの紫檀の地板で、僕の手作りです
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by haruka000s | 2008-01-01 13:34 | その他