カテゴリ:三幹( 4 )

 

オトコヨウゾメ

年度末の3月は毎年多忙を極める、昨年は毎晩夜10時過ぎは当たり前で、夜中の帰宅もしょっちゅうありましたが、今年は事前に頑張っておいたので少し楽でした

今日も今年度の最終日でしたが、なんとか頑張りホッと年を越すことができました。忙しい時ほど、いろいろとやりたくなってしまう性格なので、ゆっくり休む暇など皆無です(笑)


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さて、今日紹介する木はオトコヨウゾメです。オトコヨウゾメとは変わった名前の木ですが、ガマズミの仲間でコバノガマズミみたいなものですが、葉柄に毛が生えていません。花は白い小さな地味なので鑑賞価値はほとんどありませんが、赤い実が付きます

数年前に苗を採ってきて植えておいたのですが、夏になると必ず水切れをさせてしまうし、ひこばえが出るのでそれを利用して作ろうと思っていても、ひこばえはジャンジャン枯れてしまうしで、僕には作ることができない木だなと思っていて、処分してしまおうと思っていました


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先日、山に帰そうと思って、ふと見てみたら想像以上に足元が荒れ始めていて、「あれっ・・・これはなかなか良い感じではないか・・・」と、処分するのをやめて作ることにしました(笑)

中程に荒れている幹が見えますが、これは枯れています


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そこで、軽く針金を掛けてみました

3cm程に切りつめてミニにしようかとも思いましたが、軽い木ですので水石の展示会に使う方向を志向し、多幹で作ることにしました

ひこばえのいくつかは枯れてしまうだろうという前提のもと、とりあえず4幹にしてあります。このようにしておけば1本枯れたら3幹に、2本枯れたら双幹になります(笑)

時間のある時に、主幹にも模様を入れ直して植え替えをしてみようかなと思っています
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by haruka000s | 2010-04-01 00:11 | 三幹  

三幹赤松

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前回は五幹の赤松素材を紹介しましたが、今回は三幹の赤松素材です。すべて実生三年目で、最初から細幹の寄せ植えを作ろうとして、太らせずに作っていた実生苗を今春に寄せたものです

寄せる時に軽く曲を付けておき、夏に針金を外しておいたものです。今回、初めての剪定整枝を行う事になります

双幹樹形であれば、親子双幹(主幹と子幹で差があるもの)・夫婦双幹(主幹と子幹であまり差がないもの)のどちらかになりますが、三幹の場合、大中小(三兄弟)と平均的に差のあるもの、大-中小(親一人+子二人)あるいは大中-小(夫婦+子一人)という組合せになりますが、僕の場合は、細幹主体ですので、木の「弾み(はずみ)」を重視して作るようにしています

また、木の大きさで弾みがつきにくいような場合は、木の流れで弾みをつけるような場合もあります。特に「つかみ寄せ」や同年生の実生苗で作るような場合は、木の大小がつきにくいため、この方法をとる事が必然と多くなってしまいます

今回の素材群は、同年生の実生苗を適当に寄せただけの物ですので、木の流れで弾みをつけて作っていきたいと思っています

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最初の素材を整枝したものが、この写真です

大まかに見ると、大2本小1本という感じに見えますが、小品ではそれほど弾みを感じるようにはなりませんので、主木を立ち気味にして、副幹2本を少々寝かせ気味にしてあります。現状では、こんなものでしょうが、主木と副幹の太さを少しずつ差をつけていくのが、これからの目標で、主木を3倍くらいの太さにして、副幹は倍くらいにしたいところです


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次の素材が、この写真です


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整枝後の写真がこちらです

こちらは、大中小と綺麗に大きさが別れている苗で、大中の2本を立ち気味に作り、添えの子幹は寝かし気味に作り、弾みをつけていくという構想です。写真ではそれぞれの幹間が同じような角度になっていますが、とりあえず日当たりを確保するためにこのようにしているだけであり、最終的には、真ん中の幹を立ち気味に戻すようになります

前の五幹とこの三幹を見るとわかるとおり、実生より整枝までの管理は、一度軽く針金を掛けただけで、古葉の整理などもまったく行っていなくて、この夏に、芽を止めただけです。とりあえずは、樹勢をつけるだけというつまらない作業(管理)だけでしたが、いよいよここからは、盆栽化に向けた作業になりますので、ちょっと楽しくなります(笑)

根も充分回っていましたし樹勢がついてきましたので、胴吹きを促すために古葉をすべて落としました。今後、胴吹き芽を活かし、犠牲枝として引っ張ったり、枝として使ったりしながら樹姿を整えていく事になるのですが、まだまだ先は長いですね(笑)
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by haruka000s | 2008-10-09 01:04 | 三幹  

クマシデ

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シデの樹はわりと好きな樹でして、庭木にもしています

この樹は、シデの仲間(クマシデ属)のクマシデで、通称カナシデです。葉脈がピシッと決まっていて、葉の美しさは樹木中ピカイチで、葉だけ見ているだけでも、夏には涼しさを感じることができる樹です。庭には、この樹の5本立ちが植えてあり、毎年大量の種子ができるので、昨年から、庭に生えてきたものを少し鉢にとるようにしています(笑)

これは、庭からの実生ではなく、山から実生苗を採ってきて、鉢にとったもので大小組み合わせて三幹にしたものです。小さめの鉢ですので、なかなか大きな葉にはならないのですが、ピリッとした葉脈と熱い葉は成木と同じで、暑い夏に見ているだけでも涼しさを感じて、なかなか良いものです

盆栽樹種としての素養を考えると、木肌に独特の縦縞が出るイワシデの方が上だとは思うのですが、葉だけでも鑑賞できるクマシデも捨てたものではなく、風情とか風趣という点では、渋く落ち着いているクマシデの方が好きです

このまま、チビチビと持ち込んでいき、細幹で30cmくらいの大きさに育てようと考えています


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この樹も、正月に軽く手入れをして、初めて針金を掛けてみました。左の幹は、もう少し下の位置で立て替えしなければならないのですが、それぞれの芽がちょっと弱めなので、芽出し以降に強弱を判断して立て替え直す予定で、今のところは、これくらいにしてあります

ちょっと左に寝かせ気味になっていますが、戻ってくることを前提にしていますので、まあ、こんなものでしょう。この樹も、初めての躾が終わりこれから盆栽としての第一歩を踏み出すことになりましたが、はたしてものになるかどうか・・・・・
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by haruka000s | 2008-02-05 23:03 | 三幹  

三幹赤松出発(笑)

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この赤松苗は、昨年ちいさな山実生苗を寄せておいたものです。こんなに細くて小さな苗を一鉢ずつ植えて管理しようとはとうてい思えませんので、ほぼ全部を寄せ植えにしてしまいました(笑)

双幹・三幹・五幹・七幹等々ですが、なかには枯れてしまう苗もあり、四幹とか六幹などもできています(笑)。このようなものは、不要そうな1本を切ってしまえば、三幹や五幹に直すことができますので、とりあえずは、多少枯れても問題はありません

写真の株は、運良く3本とも枯れずに残り、なんとか三幹にできそうです。先日、幹を動かしてみたのですが、しっかりと根を張り元気に活着していましたので、最初の躾を軽くしてみました


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まだ細くて自由自在に曲がるのですが、最初の躾はジグザグに針金を掛ける事が小苗の寄せ植えの場合は多く、その後、2回3回と針金を掛け直していく過程で、それぞれの樹の生長度合いを見ながら幹の動きを決めていくようにしています。ですから、かなり気楽で機械的な作業になります

本当でしたら、1本ずつ鉢にとっておき、寄せる時にさまざまな苗を組み合わせれば、思ったような寄せ植えを作る事ができると思うのですが、それには、相当なスペースも必要になってしまいますので、今回は、簡略していきなり多幹樹として作る事にしてみました。正直言って、このようなやり方で良い樹が作れるのだろうかという心配もあるのですが、場所が無い事には、これも仕方がありませんので、10鉢ほどは、この方法で寄せ植えを作ってみたいと挑戦してみる事にしました

これからこの樹達がどうなってしまうのか、まったくわからないのですが、試行錯誤しながら楽しめるのも盆栽の面白さの一つと思って、遊びながら樹作りをしていきたいと思っています。この鉢も、これからどう変化していくのかわかりませんが、何とか見られる樹に仕立てたいもので、この作業からが盆栽への出発になります
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by haruka000s | 2008-01-31 23:00 | 三幹