カテゴリ:鉢( 3 )

 

再び名品

先日は、素晴らしい青磁の鉢がヤフオクに出品されたことを記事にしましたが、今度は中国官窯の染め付け水盤が出品されましたので、少し紹介したいと思います


本物!中国清朝期 嘉慶年製 官窯 青花宮内人物図 四方盤 時代箱


http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h150031129


盆栽愛好家の人は興味が無いと思いますが、これは 四方盤 とありますが水盤です

官窯とは、中国の清王朝が製作させていた国営の窯で、王侯貴族などが使用するものを専門に焼いていた窯で、日本で言えば大名が使っていた鍋島焼きみたいなものです

中国の官窯ですから、当時の焼き物では間違いなく世界最高峰の焼き物で、それは器形の流麗さ、絵付けの仕上がり等においても素晴らしくもので、写真からでもその卓越した技術と品の良さをうかがい知ることができます

先日の青磁鉢は素晴らしい陽刻とその仕上げが最大の見所でしたが、こちらの染め付け水盤は上記のとおり卓越した染め付け技術と仕上げにおける品の良さが見所の品です

中国の民窯製品は、掃いて捨てるほど国内にはありますが、官窯の品となるとなかなかお目に掛かることはできません。しかも、盆栽や水石につけるものとなりますと、さらに貴重さも加味されてしまいます


さて、肝心の落札価格ですが、どうも落札されていないようで、1000円スタートで始まり250000円の価格がついたところで、伸び悩んだのでしょうか早期終了されてしまったようです。つまり、25万程度じゃ売らないよ・・・・ということでしょう。落札希望価格とどれくらいの差があったのかはうかがい知る事はできませんが、まだまだ開きがあっただろうことは想像がつきます

先日の青磁鉢と今回の染め付け水盤を比較しますと、鉢と水盤、あるいは陽刻青磁と染め付けという違いはあるものの、鑑賞用陶磁器として評価した場合、僕の評価は圧倒的に青磁鉢の方を高く評価します。陽刻の青磁となればやはり貴人の使用する物をイメージさせますし、位からしても圧倒的に青磁の方が上だからです

そのように考えますと、今回の染め付け水盤は25万でも取引が成立しませんでしたが、青磁の鉢は6万そこそこで落札されたというのは、いかに安かったのかがわかるというものです

同じ清代の染め付け水盤でも、民窯のものは大きさにもよりますが2~3万程度で取引されていますので、単純に考えれば10倍でも売らないわけですから、民窯と官窯の価値の差というものが、いかにあるのかということがこれだけでも想像がつきます

あの青磁鉢にしても、違うカテゴリーに出品されれば相当の価格で落札されたことと思いますが、盆栽→鉢のカテでしたので、あんなに安い価格で落札されてしまったのでしょう。出品者の方は、ちょっと失敗でしたね

ちなみに、今まで取引された水盤の最高価格は確か3000万円前後で、中国明代の陽刻青磁水盤です。バブルの最盛期とはいえ恐ろしい価格ですね
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by haruka000s | 2011-02-09 01:21 |  

名品鉢

ヤフオクやアマゾンなど、必要なものをできるだけ安く購入するためにネットを利用しての買い物をすることは、当たり前の時代になってきました

新品だけでなく中古のものもアマゾンで買ったり、ヤフオクで価格チェックなどしたりして、頻繁に利用したりしています

特に、ヤフオクはこんなものまで売っているのかという面白さもあり、購入意志はゼロでもチェックしている商品は結構あります

もちろん、盆栽・水石用品も人気の盛衰などがわかりますし、オークションに参加せずとも面白いので、チェックしている人も多いのではないかと思います

先日、盆栽-鉢のカテゴリーを見ていますと、思わず息をのむ名品鉢が出品されていました


 それは    古渡青磁唐草文輪花   です


http://page19.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/x163757499


雨竹亭さんからの出品で中国官窯青磁の鉢です

和鉢にしか興味のない人には関係の無い品ですが、これだけの鉢はなかなか類例も少なく、これぞ大名品と呼ぶのにふさわしい鉢と言っても過言ではないでしょう

これだけの鉢ですから、いくらまで値が上がるのかと興味を持ってチェックしていたのですが、終わってみると 61,000 円 でした

このクラスの鉢になりますと、盛りの頃なら100万を超す鉢ですので、安くても20万くらいはするだろうと思っていたのですが、実際は思った価格の3分の1以下でした。一緒に出品されていた中渡りの紫泥の鉢もなかなか面白いもので、こちらの落札価格は 127,000 円 でした

僕の評価では、青磁鉢は紫泥鉢の3倍くらいと踏んでいました。ところが落札価格は3倍になるどころか2分の1以下でした(笑)

確かに、青磁鉢は実用性は低く鑑賞鉢に近いもので、それに対して紫泥鉢は十分使える鉢ですので、こちらの方が人気があっても仕方がない側面はあるのですが、官窯青磁の鉢の名品がこれほど安いのには驚かされました

東福寺のちょっとした手捻り鉢でも、時には同じくらいの価格や時にはもっと高額で落札されていますので、この名品鉢が東福寺と同じくらいの価格にしかならないをみていますと、ちょっとかわいそうに思えてしまいます

これくらいで買えるのなら、参戦すれば良かったかなとも思うのですが、いかんせん資金が無いのが残念でした(笑)

ヤフオクについてはだいぶ昔からチェックしていましたが、僕が見た鉢の中では最高の鉢で、これなら一度は手にしたいと心の底から思う鉢でした


ただ、仮に入手することができても、木を植えることは恐ろしくてできそうにありませんね
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by haruka000s | 2011-02-05 00:41 |  

鉢購入

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たまには鉢の話を書いてみたいと思います

鉢の話となると、名品とか名鉢でも紹介できれば良いのですが、そのような物は持ち合わせていませんので、普通の使い鉢について少し書いてみたいと思います

この写真の鉢は、今春の植え替えに使おうかと昨年の暮れに買ってきた物です。右の6枚は恐らく耀山か英明で、六角と隅入りの3枚は安い中国製、お皿はどこかの陶芸窯の物で、全部で3500円でした

僕の鉢選びの基準は、まず形が良い事が第一条件で、形の悪い(つまりバランスが悪い)物は、買っても使う気がしませんので絶対に買いません。形が悪いというのも意外と抽象的な表現で、文章にするのは難しいのですが、バランスの良くない物が基本となっています。鉢形が良くない、足を付ける位置が悪い、足の幅が悪い、足の高さが悪い、縁の作りが良くない、釉薬が良くない、外反りなどはその角度にもこだわったりする時もあり、安い鉢しかありませんが、一応こだわっています。特に品が悪い物は絶対に使いません

もちろん、これらに植える木も素材にもならないような挿し木苗や実生苗が中心ですので、それほど鉢にこだわる程ではないのが現実ですし、良い鉢を買うことが出来ないという切実な問題もあります(笑)

水石に使う水盤には、そこそここだわっているのですが、水石の場合、一つの水盤でそれに合う水石なら何石でも飾れることができるので、コストパフォーマンスは悪くないと思うのですが、盆栽の場合は、1本の木に1個の鉢が必要になってくるので、住宅ローンと子供の教育費を抱えている我が家では、とても投資しきれるものではないので、安い鉢で我慢というものです

そのうち、自分でも焼いてみようかなとも考えているのですが、時間がないのでなかなか実現しそうにありませんが、いつかは自分で焼いた鉢で楽しみたいと思っています

それにしても、これらの鉢に時代が付くのには時間が掛かりそう・・・・・
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by haruka000s | 2009-02-03 00:14 |