カテゴリ:水石( 52 )

 

6月の飾り

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盆栽ネタがないので、今回も水石です
この飾りは6月の勉強会における飾りです
主飾りを佐治川石・瑠璃釉楕円水盤(春松)・紫檀平卓で行い、軸は千鳥、添えは紅アシの取り合わせです


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こちらが主石です。島型というと、やや丈のある感じの石が多いのですが、これは珍しく薄手の島型です
たまには、道具類の解説でもすることにします

水盤については、いわゆる春松水盤と呼ばれているもので、植松陶翠がプロデュースし、初代陶翠(水野正雄・緑寿庵陶翠)の兄である水野春松作の水盤です

春松水盤の特徴は、薄手で釉薬・焼成とも素晴らしく、楕円であっても短冊に近いようなシャープなフォルムです。この水盤も2尺の大型水盤で、普通ならば重量感のあるものになるのですが、スッキリとなっているため、これに合わせる石を選ぶのも難しいです

ただし、石と水盤がピタリと合えば「ただ合っているな」というような低レベルなものでなく、「ほぉ」っと唸りたくなるような感じで品のある飾りになります

春松水盤には、なかなかピタリと合う石はありませんが、ピタリと合った時は素晴らしく、これぞ春松の実力といった感じです。春松水盤を使った飾りでは、片山一雨さんの飾りが有名で、緑釉長方の水盤に佐治川の土破を据え、烏竹机卓と取り合わせたもので、その美しさや品格の高さは抜群で、片山さんの飾りでは一番だったかもしれません

卓は正明作の平安型の京平卓と呼ばれているものです。一般的には「紫檀製鰭飾り付き平卓」といった感じでしょうか。京都の指物師に作らせたものですから、同じものは他にはありません

たかが卓なれど、おろそかにすることはできず、実は展示会でも、このような席飾りでも、卓は一番大きく目立つ道具なので、展示会などでも同じような卓がたくさん並ばないようにとか、卓の高低をつけるとかの工夫をしたり、席飾りでも、ちょっと変わった卓を使ったりし鑑賞者の目を引いたりすることも大事だったりします
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by haruka000s | 2011-09-12 00:11 | 水石  

8月の勉強会

ちょっと忙しくしていたことと、盆栽作業などまったくしておりませんので、更新するネタも無い状況なので、先日行われた、水石会の飾りでも紹介します

水石の勉強会は毎月1回開催しているもので、毎回、会員が交代で飾りを行い、その飾りについての良し悪しなどを勉強するものです


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これが、今月(8月)の飾りです。毎月の開催日は、22日と決まっていますので、簡単に言いますと翌月(9月)を意識した飾りになります

ですから、初秋の飾りを行うことになります。席主はその季節感を意識し表現するために工夫をして飾ることになります

今回の飾りは、主飾りを天竜川石・卍透かし銅盤・地板で行い、軸は月、添えはムラサキエノコログサの取り合わせです


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こちらが主石です

詳細な解説は省きますが、なかなか素晴らしい飾りです
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by haruka000s | 2011-09-05 23:17 | 水石  

浜松水石会水石展見学


盆栽棚を作ってから、庭をいじくり回したり手入れをしたり、暑いさなかに頑張ってしまったら、その反動でしばらくのんびりと過ごしていましたら、久しぶりの更新になってしまいました(笑)

さて、先日、浜松水石会の水石展を見学してきました

この会の展示会は、昔から一雨会の会員などが賛助出品していて、地方の会としては珍しくそこそこのレベルにある展示会として知られているものです

浜松水石会は東海の覇者などとも称された一雨会の大橋さんが会長をやっていた会で、台師である鈴木さんを始めとする業者の方がいたりしたので、展示会はなかなかのものでした。大橋さんが亡くなった後も、活発に活動をしていたようで、水石雑誌などでその活躍ぶりは目にしていました

今年度うちの会の行事として、他会の展示会を見学するという予定をしていましたので、それならば浜松の展示会が良かろうということになり、先日、展示会の見学に行ってきました

会場はJR浜松駅近くにあるクリエート浜松という市営施設で、その5階フロアの2部屋を利用して行われていました。手前の洋室には受付と小品コーナー・販売所があり、その奥にある大きめの和室とその手前にあるフロアを利用しての展示がなされていて、奥の和室では2席の席飾りが行われていました

最初の印象は、やけにこぢんまりした会場だな・・・・・でした。そこで鈴木さんに尋ねてみたら、昨年までは外部からの応援を得て展示会を行っていたが、今年からは会員だけに限定した展示会に変更したということで、会場も小さくし出品石も少なくなったとの事でした


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床飾りについて、鈴木さんから説明を受けている様子です


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反対側の床飾りは五葉松が主役となっていました


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個人的に、一番気になった飾りで黒鞍馬石です



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昼食は名物のウナギを食べ、帰りには静岡の業者さんである河合さんのところにお邪魔し、水石・水盤・卓などを拝見して帰ってきました

ご案内をしていただきました 会長様・鈴木様 ありがとうございました
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by haruka000s | 2011-08-30 00:40 | 水石  

水石展終了

今日で3日間の会期も終わり、水石展示会が終了しました

元々良く知られていないちょっと特殊な趣味でもあることから、来場者はそれほど多くはないのですが、楽しみにして貰っている方もいるようです

しかし、正式に統計をとっているわけではありませんが、年々来場者数は減少しているように思います。まあ、このことはどの趣味にでも共通していることだと思いますので、仕方がないこととはいえ、何とも寂しい思いを感じざるを得ません

元々興味を持っている方であれば、来場して見て貰うことはあるのですが、興味を持たれている方のほとんどは高齢者であるため、高齢化により年々少なくなっていくのは仕方がありません

展示会開催案内の葉書を事前に出しているのですが、「いつも楽しみにしていますが、体調が良くないためもういけそうにありません」などと返事を貰うこともありますし、○○○さんはいつも見えられているのに、ここ1~2年姿が見えないと思っていたら、最近施設に入ったようだとか、自宅で寝たきりになってしまっているようだ・・・とかの話が漏れ聞こえてきたりして、ちょっと寂しく感じてしまいます

もちろん、若い人はほとんど見に来てもらえるようなことはなく、若い会員さんも入ってきませんので、ジリ貧になりつつあることはどの会も共通した悩みでしょうし、効果的な解決策などほとんど無いのが現状でしょうか
盆栽界も同じような状況にはあるものの、水石界から比べればまだ趣味家人口が多い分、地盤沈下する速度は遅いようにも感じますが、水石界は厳しいなぁ・・・・・と、展示会をやる度に思い知らされています


いろいろと感慨はあるものの、とりあえず水石展も無事終了することができました。出品石の質もそこそこ高く、展示会としては十分及第点であったと思います。会員の皆様・協力をいただいた皆様、本当にご苦労様でした
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by haruka000s | 2011-05-17 23:05 | 水石  

残り1日

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あわただしく始まった水石展示会ですが、残すところ最終日(16日)だけとなりました
こちらは、設営後の会場内の様子です


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こちらは2室続きの和室で、手前の本床の間から琵琶床の間を撮ったものです


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こちらは琵琶床の間から本床の間を撮ったものです
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by haruka000s | 2011-05-16 00:05 | 水石  

水石展示会の準備完了

今週末は、僕が加入している水石会の展示会が次のとおり開催されます

<開催日時>
  5月14日(土) 13:00~17:00
    15日(日)  9:30~17:00
    16日(月)  9:30~16:00
<開催会場>
  甲府市総合市民会館 2階 展示室・和室
  (甲府市青沼3-5-44 TEL 055-231-1951)
<主催>
  山梨県愛石会

※水石の即売も初めて行いますので、お時間のある方はお出かけ下さい


水石展示会の準備については
自分が飾る水石・即売席の準備・出品目録の作成・コーナー飾りの準備・添え草や地板の準備
などがあり、正直なところ 結構大変です

1年に2回ですから、何とかこなせていますが、仕事が忙しい時と重なってしまいますと、投げ出したくなる時もあります(笑)

前日の夜中近くまで掛かることもありますが、今回は1日余してできました
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by haruka000s | 2011-05-12 23:47 | 水石  

水石展見学と探石

ここのところ、公私とも多忙を極めていたのですが
少しずついろいろなことも片付いてきて、ほんの少し楽なりはじめてきました
休日出勤の代休も溜まっていますので、仕事が一段落したら少しずつ休もうかと考えているところです

さて、そんななか
「水石展に来ませんか?」とお誘いを受けまして
どうしようかと考えていたのですが、週末の用事もなんとか日曜日だけで済ませることが出来るように調整を行い
土曜日を空けることができましたので、では土曜日に行こうかなとなったのが前日の金曜日でした
行き先は大阪の醍醐愛石会の展示会です

山梨から大阪というと、高速ひた走りで6時間弱くらいです。あまりに忙しい日々が続いていましたので、疲れも溜まっていますし、若い頃ならば平気の平左でしたが、さすがに50歳を過ぎますと、一人で日帰りをするとなると、ちょっと憂鬱です(笑)

そこで、仲間に声を掛けてみると、一人だけ行っても良いということになり、2人ならば安心して行くことができますので、大阪まで展示会を見に行くことにしました。展示会を見にいくこともさることながら、会員の即売石もありますし、帰りに短時間でも探石しようかと、少し欲張って日帰りで行くことにしました

こちらを夜の10時少し前に出発し、大阪に一番近い大津のSAで朝まで仮眠し、朝起きて会場へ向かいました。何年か前に一度お邪魔したことがありますので、場所はすぐにわかりました

昨年、瀬田川でお世話になった面々と久しぶりに対面し、展示を見せてもらったり、即売石を眺めさせてもらったりと楽しんでいたのですが・・・
『近くの川に探石に行かないか?』と、会員のNさんから有り難いお誘いを受け、Nさんと僕ら二人の3人で探石に行くことになりました

もちろん、初めての川ですし、どんな石があるのだろうかと楽しみに案内してもらったのですが、河原におりますと想像以上に質の良さそうな石が多く、まあ、良い石が拾えることはないだろうけど、このような石がある河原で石を見ているだけでも楽しそうで、溜まっている疲れも忘れて河原を歩きました

3時間弱ほどの短時間でしたが、たくさんの良質の石を眺めながらの探石はとても楽しく、わずかばかりですがお土産石も拾うことができましたので、ちょっと紹介します


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これは真黒の舟形石です。質の良い石は多いのですが、変化に富む石はほとんどありませんし、薄い平石みたいなものが多かったので、舟形石が拾えればこれをメインに探していた結果、気に入らない点はいくつもありますが、これくらいならお土産石として充分でしょう


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こちらは紅賀茂石の土破です。紅賀茂石は鮮やかな朱色の部分が入っていなければ紅賀茂と言わないそうで、この石はその朱色が入っていなく、くすんだような色味ではありますが、まあ、変化がありましたので、これもお土産石としては充分でしょうか


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こちらも土破ですが、惜しいことに左裾が浮いてしまっています。この裾がきちんと締まっていれば良かったのですが、仕方がありません。置いてこようかなとも思ったのですが、誰か欲しい人がいるかもしれないと思い、とりあえず持ち帰りました


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ミニの観音です。もう少し細身であれば良く、頭だけが良い感じというものですが、まあ、お土産なので持ち借りました(笑)


探石終了後は、Nさん宅でしばし歓談して帰途につきました。帰路は養老SAで夕食をとり家に帰ったのが夜10時でした。前日の夜10時少し前に出かけましたので、ちょうど24時間でした。行き帰りは交代で運転し、水石展の見学、探石と慌ただしい24時間で肉体的には疲れはしましたが、瀬田川仲間にも会えましたし、ストレスの発散にもなり楽しい24時間でした


最後になってしまいますが、歓待してくださった醍醐愛石会の皆様 当日はお礼を言いそびれて、ずるずると会場を出てしまいましたが、本当にありがとうございました。またいつか、遊びに行かせてもらいます
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by haruka000s | 2010-11-15 01:03 | 水石  

揖斐川探石行

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先日の日曜日に、会の探石で揖斐川に行って来ました

少し前に、地元の吉さんより「揖斐川はもう終わってしまった」というような情報を頂いておりましたので、あまり芳しくはないだろうと内心思っていたのですが、どうしても揖斐川で探石をしたいという会員の要望もあり、他に強い希望もなかったもので、最終的に揖斐川に行く事になり、会員6名で行ってまいりました

僕自身も、あれだけ広い河原があるので、何も拾えない事はないだろうとタカをくくっていたのですが、いざ河原に到着してみたら、いつもならほとんど水がない河原なのに、かなりの水量で流れがあるではありませんか。しかも、石がゴロゴロしていた河原などはほとんどなく絶句してしまいました。それでも、車を止めて河原の方へ歩いていき様子をみても、荒れた様子などはほとんど無いような感じで、石は全然動いている気配がありません

ああ・・・このことか・・・

これじゃあ拾えないだろうと、川を見た瞬間に思いましたが、せっかくここまできたので、そのまま帰るわけにもいきませんし、どこかに転戦するにしても、逃げる事ができる川は近くにありませんので、我慢して探す事にしました


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途中でアユの刺し網猟をしている人がいたので、川の様子などを聞いてみたところ

「徳山ダムができて以来、定期的に放水をしているので、川が干上がる事はなくなって、いつもこれくらいの水量があるよ。石を拾いにきたのですか?」
『石を拾いにきたのですが、これほど水量があるとは思いませんでした。昔も数年前に来た時も、ここらの河原は水が無くて楽しみにしていたのですが、これでは駄目みたいですね』
「俺もアユを獲ったり、石も拾っているけど、ダムができてからは川も荒れないため石が動かず、しかも水量が多くなったので、石はまったく拾えなくなった。地元の人も石を拾いに河原に来る人はほとんどいなくなり、たまに遠くから見えられる人もいるけど、すぐに諦めちゃうよ」
「おまけに、水が豊富になったのは良いように思ったけど、天然のアユがほとんどいなくなり、成魚放流の黄色いアユばかりしか捕れず、アユ捕りの楽しみも減ってしまった。でも、ただ家にいるのもつまらないので、今日はアユを獲りに来ている」
「ここら一体は、昔から一番良い石が拾えた場所ではあるけど、春から石が動いた場所は一箇所しかなくて、しかも小石が流れてきただけなので、この川で探石するのはもう無理でしょう。ここの上流に石屋さんがあるけど、もう誰も石を持ち込んでいないようだ」
『やはりそうですか。これでは拾う事など難しいでしょうね。昔のように一面が石の河原になるような事は、もうないでしょうし、それがわかっただけでも良かったです』

やはり、吉さんが言っていたとおり、川がこのような状態では、石を拾う事はかなり難しそうです。放水量を減らした時や多少でも荒れた時に拾う事ができる地元の人ならともかく、他県の人間が拾うのは難しそうです。揖斐の石もこれからは尊くなりますね

揖斐川に行かれる方は、ダム完成前のような広い河原があると思うと大間違いですので注意した方が良さそうです


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とりあえずお土産に持ち帰った小品石です


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水の中には、このような溜まりのジャクレ石はありましたが、奥行きがありすぎてボツでした
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by haruka000s | 2010-09-11 00:51 | 水石  

探石結果(愛知川)

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愛知川の石というと蒼黒あるいは青のジャクレになりますが、これも原石は豊富にあるのになかなか形のあるものがありません

過去にも何度かこの川に行ってはいるのですが、今までに2石ほどしか拾ったことのない川で、あまり相性が良くないといいますか苦手な川の一つです

とは言え、せっかく行くのですから、小物でお土産石でも良いからと炎天下に苦しみながらも探した結果、なんとか写真のような真黒の立ち石を拾うことができました

石自体は単調な山型ではありますが、黒の色調や川擦れが良く、抽象的な山水石として見ますと、まあまあ見ることができますので、お土産としては十分でしょう

今回はゴールデンウィーク以来の遠征探石でした。日帰りの探石が悪いわけではありませんが、やはり宿泊をしながら見知らぬ土地でゆったりと探石するのは、楽しみが広がってなかなか良いものです

時間があれば、月に一度くらいは遠征に行きたいものですね。次回は福島か新潟あたりでも行ってみたいと考えています
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by haruka000s | 2010-08-05 00:09 | 水石  

探石結果(犬上川)

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今回探石に行った川は滋賀県にある犬上川と愛知川です

当初は姫川にという案もありましたが、行ったことのない人がいたもので両河川に変更しました。どちらも関西方面では著名な川ですので、成果としてはそれほど期待できるものではありませんが(まあ、どこに行っても同じかな)、僕も久しぶりに行くため、楽しみに出かけました

初日は犬上川の探石です

犬上川というと、紅流し・巣立ち真黒・蒼黒ジャクレなどがでる川で、良質なものは加茂川石に化けてしまうほど加茂川と同じような石が出ます

紅流しなどは、恐らく地元の人が目を皿のようにして拾っているはずですので、拾えることは少ないと思われますし、巣立ち真黒もそれほど期待できないでしょうから、まあ蒼黒ジャクレでお土産程度のものが拾えれば良いかなと言う感じでした


で、肝心の探石結果についてですが

形はまったくない紅流しもありましたし、巣立ち真黒もお土産程度のものを拾えましたし、この時期とすれば、まあまあという感じでしょうか

この石は、ジャクレの溜まり石です

まだ洗ってもいませんので、川の中のコケが付着して汚い状態ですが、時間ができたらきれいに洗い流してやろうかと思っています


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この石は巣立ち真黒です

形状としては岩型となり、構えと巣立ちが出ている場所もまあまあ良いのですが、全体としては変化に乏しい感じではありますが、これくらいであれば良しといったところでしょうか

写真では上部が良く写っていませんが、上部にも芸があります。石自体の芸は若干乏しいところではありますが、綺麗に飾ってやれば映えそうな石ではないかと思っています

巣立ち真黒は加茂川・犬上川・小沢川くらいしか出ませんので尊い石ですし、真黒であるとともに石肌が巣立ち状を呈しているという面白い石です
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by haruka000s | 2010-08-03 00:22 | 水石