カテゴリ:根洗い( 2 )

 

五葉松苗幹調整

先週末は仙台に行っていて、今週末は仕事という感じで、なかなかゆっくりできる休日もなく、ちょっとストレス溜まり気味です(笑)

昨秋10数年振りに五葉松の苗木を1本買って育てていたのですが、想像以上に元気に育っていたので、もう数本買い足して育ていたのですが、ちょっと幹の矯正をしてみました

休日は山に入ったり仕事があって、なかなか時間がとれないので、久しぶりに家に持ち込んでの夜間作業です。強くコンパクトに矯正したかったので、水を上げだす前にやっておいた方が良いのではと思い、暇を見つけての作業ですが、やはり盆栽をいじるのは楽しく、思わず夢中になってしまいました(笑)

うちにあるのは吾妻五葉の実生4年生という小さな苗で、こんなのを大品や中品にしようと思うと、とても完成まで生きている事はできませんので、目標は10~15cm程度のミニにでもしようという感じです

ミニとは言え、普通の模様木は嫌いなので、根上がりとか石付きなどの変わり木を目指しているのですが、普通に作っていたのでは、面白くなさそうなので、幹をコンパクトに畳み込み、締まった感じの樹形にしようと考えています

幹を触ってみると意外と硬かったので、これは早めにして締め込んでおいた方が良いだろうと思い、良く絞れるようにと少し細めの針金をダブルに掛けて、ギューと締め込んでみました


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作業前の姿はこんな感じで、やや泳ぎだしたような感じの樹形です。小品サイズならこのまま作り込んでいっても大丈夫そうなのですが、ミニにしようとするとちょっと締まりのない樹形になってしまいそうです

「幹の動きを見せて軽く作る」のが僕のメインスタイルではありますが、元々根上がりに作っていた苗ですので、いくら考えてもなかなか軽く作るという樹形構想が浮かばず、締め込んで作るしかないと言う苦渋の選択です(笑)


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作業後の姿は、このような感じです。写真では幹間に隙間が生じていますが、写真を撮った後に、絞れるところまで絞りきってあります

最終的には、2の芽で作っていく事になりそうですが、ひょっとしたら1で作るかもしれません


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こちらは別の木です


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作業後の姿は、このような感じになりました。最初の木は、根に動きがあって面白いので、そのまま根上がりとして作ろうかと思っているのですが、こちらの木は、根の数も少なく動きもイマイチですので、これは石付きにする候補生です(こちらの苗も、実際はもう少し絞ってあります)

こちらの木は、矢印の枝で作っていくか、赤丸部分に芽を吹くようでしたら、その芽を使うかもしれませんが、いずれにせよ、まだまだ先の長い話です(笑)

松類は根上がりにされる事も多いのですが、良い根上がりを作るための必須条件というのがあり、それは、「見せる根部分の動き」です。木の上部がいくら良くても根が単調に伸びているのでは、せっかくの根上がりが泣いてしまいますので、根上がりを作る時は根に動きのあり面白い物を作ると、仕上がった時にワンランク上の根上がりになるからです。もちろん、根を上げながら根にも針金を掛けて矯正するという手もありますが、手間暇掛かるだけで自然の良い曲を出す事は難しいので、根に芸のある物を根上がりにするのが鉄則です

もちろん、最初から根上がりを目指し苗から作っていく事が最良で、このようにして作られた物であれば、良い根上がりを作る事が可能です。この方法については、そのうち書きたいと思いますので、興味のある方は、しばらくお待ちください
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by haruka000s | 2009-02-16 00:38 | 根洗い  

皿鉢

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根洗いを作らない人にはまったくの不要品ですが、皿鉢は根洗いをのせる器としては想像以上に大事な物です

毎月、水石・盆栽・草物などを家で飾って楽しんでいるのですが、今月は、水石の添えの草物を置くのに悩んでしまい、今頃・・・・とは思いましたが、添えに根洗いを使うことに決めました

根洗いをのせるために選んできたのがこの2枚で、間口(幅)はほぼ同じ大きさで、奥行きもさほど変わりはなく、一番違う点は、写真のとおり縁の作りで、左の方はほんのわずかに縁が上がっていますが、右の方は、それよりも少し大きく縁が上がっています

ほとんどの草物は、既に枯れていて使えませんので、今月使ったのはシノブで、西洋シノブの根洗いです(正確には根洗いとは呼ばないかも・・・笑)


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この写真は、左の皿鉢と取り合わせた姿です。このように実際に置いてみますと、いかに縁が小さいかがわかります。縁が小さい分スッキリとしていますので、姿姿との調和はまあまあです


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こちらの写真は、右の皿鉢と取り合わせた姿です。皿鉢はほとんど同じ大きさなのに、こちらの方は、草が小さく見えてしまい、バランスが良くありません。縁の作りが少し違うだけというちょっとしたことだけですが、これほど違ってしまいます。つまり縁の上がり方が皿鉢の強弱に影響しているのです

草の根の部分があと2割ほど大きくなければ、この皿鉢とバランスをとることができないのです。それに比べ、最初の皿鉢は、縁が小さく作りが薄い事もあり横広に見えますので、これくらい小さな物でもバランス良く合ってしまいます。根洗いにおける皿鉢の合わせ方は、水石における水盤の選択や盆栽における鉢の選択と、まったく同じということですね

鉢や水盤の使い方もさることながら、皿鉢の使い方もなかなか難しく、完璧に使いこなせる人はあまりいないのではと思います。ちょぼちょぼとですが、機会があったらこのような事も書いていきたいと考えていますが、このような事はHPの方よりも、こちらの方が良さそうなので、こちらで書いていくようにします
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by haruka000s | 2007-12-09 22:27 | 根洗い