カテゴリ:懸崖( 3 )

 

懸崖赤松

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この木は、僕にとってはちょっと珍しい懸崖の赤松です

当初は文人に作ろうかなと思っていたのですが、あまりに文人ばかりなので、この木は懸崖にしようかと思って、勉強のつもりで作っているものです

この木も夏に水切れをさせていますので、葉色は悪く調子を落としている感じでしたが、秋に加減しながら肥培をしてみましたら、なんとか持ち直してきたようで、しっかりした芽ができていたので、なんとか持ちこたえそうな感じです

そこで、簡単に芽の整理と葉透かしを行ってみました


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これが作業後の姿です

黄色くなっている葉の部分は、かなり危ない状態なのですが、芽は生きているようなのでそのまま放置してあります(笑)。葉透かし作業については、いつも適当に鋏で切っているだけなので、なんか無様な姿になっていますが、まあこんなものでしょう

この木は恐らく八つ房系統ではないかと思われ、採取時からもの凄く芽数があり、いつもなら葉透かしと同時に芽数の調整を行うのですが、その作業については、暇なときにでもやりたいと思っています
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by haruka000s | 2009-12-30 23:54 | 懸崖  

煙の木

あまりに忙しい日々が続いたため、先日の文化祭へ出品した水石飾りの片付けを今晩やっと終えたところです

あまりに時間的な余裕がなさ過ぎて、やる事なす事すべて中途半端な感じになってきましたが、そろそろ普段の生活を立て直さなければならないと、ちょっと真剣に考えています(笑)


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【煙の木】・・・あまり聞いたことのない名前だと思いますが、煙のような細かい花が咲くスモークツリーの事です。たまたま5年ほど前に実生してしまいましたので、盆栽向きかどうかわかりませんが、何鉢か作っているものです

すべて水石展の添えにしようと作っていたもので、今年の春の展示会と秋の文化祭に一鉢ずつ添え(コーナー飾り)として飾ってみたのですが、想像以上に一般の方から好評でしたので、少し紹介してみます

この木は、実生5年目で細幹の半懸崖に作っているもので、あくまでも細幹のままで幹を動かして風情だけで見せるように作っているものです

鉢は細長い懸崖鉢を探したのですが、絶対に見つかりそうもないので、ビール用の細いマグカップに穴をこじ開けて使っています。丈のある懸崖鉢で幹を動かしておけば、懸崖卓でなく薄い地板の上に置いても似合いますので、細長い懸崖鉢にこだわって作ったものです

現在は紅葉真っ盛りで、一番の見頃なのですが、写真を撮っている暇がないので、春の展示会時の写真となっています


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こちらは、先日の展示会で添えとして(こちらもコーナー飾りです)使ったものです。こちらは元々小品に作ろうかなと思っていたものですが、幹を曲げようとするとパキパキ折れてしまいますし、なかなか思ったようにならないので放置しておいたものですが、半懸崖なら多少は見られるかもと思い、この鉢に植えさらに放置しておいたものです

見てのとおりそれぞれたいした木ではありませんし、いわゆる可愛い木でもないと思うのですが、なぜか女性の方にはすこぶる人気があって、一番質問を受けたり褒めていただいた木です

こんな木がこれほど女性に人気があるのなら、もっとバリエーションを増やして作っちゃおうかなと思っているところです(笑)
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by haruka000s | 2009-11-09 23:21 | 懸崖  

甲州野梅-01

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野梅といえば、秩父・甲州・大和・天草などが有名ですが、その中でも甲州野梅は、昔から良く知られていて、県内では専門に作っている人もいるくらいです。古木になりますと、独特の幹肌になり、何とも言えない風情の木で、昔から文人墨客には特に好まれていた樹です

野梅も産地によってさまざまな特色があるのですが、甲州野梅の特徴は、その独特の幹肌(イボイボみたいな肌になります)と、細かい枝打ちにつきます。特に細かく枝ができるという点では、最高に素晴らしい見所なのですが、難点は、花が咲き出しますと、枝が太くなったり枝打ちが荒くなる事です
細かい小枝は簡単に作る事ができるのですが、花が咲くようになってしまうと、枝が太く荒くなってしまい、せっかく丹誠を込めて作ってきたのに、また一から作り直さなければなりません。これが本種の長所でもあり短所でもあります

実生からですと、花付きも非常に悪く、20年くらいしないと花芽がつかないのもざらにあるくらい花付きが遠い樹なのですが、一旦花芽をつけ出しますと、それからは良くつくようになるのも本種の特徴と言えるかもしれません。実生からの小品盆栽では、恐らく花をつけるのは困難なくらい、花付きは悪いです

反面、細かな枝打ちは気にせず、花だけを楽しむのであれば、それほど難しく考える事はなく、普通の梅と同じように楽しむ事ができるのも良いところです。そのように作るのには、実生からですと時間がかかりすぎますので、開花枝を挿して作るようにすれば、花付きも早く普通の野梅と同じように楽しむ事ができますので、挿し木からの小品盆栽には向いているように思います

この写真は、「これは、枝垂れ気味の白が咲く」と言ってもらった枝を4年前に挿して作っているものです。昨年から花は咲き出したのですが、まったく枝垂れる気配はなく、ただの甲州野梅になってしまいました(笑)。挿し木して活着した苗を知人に分けたのも同じで、普通の野梅になってしまったそうです


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まあ、枝垂れないからといって、盆栽としての価値が無くなるわけではありませんので、とりあえず、作っているもので、先日、幹と枝に針金を掛けてみました。最終的には、懸崖~半懸崖樹形を目指しており、将来的には、赤丸で囲んだ部分だけで枝作りをしていくか、もう少し樹芯を伸ばして、その先で作っていきますと、なかなか洒落た樹になるのではないかと考えています

今は、樹勢をつけているため、ほとんど剪定もしませんし、葉刈りもまったくしていなく、花後の春先に軽く剪定をするだけです。今後も2年間ほど同じように管理していけば、幹もほど良く太り、芯先も充実してきますので、不要な枝を整理して、剪定→葉刈りを繰り返していけば、細かな枝打ちをしながらも花を楽しむ事ができる樹に作る事ができます

この樹形ですと、最終的には、樹芯をほんの少しだけ下げ気味にして、伸び出す小枝は少し上向きにして作っていきますと、野梅の雰囲気が出て良くなりそうですので、最終的には、少し樹芯を下げて作る事になると思います
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by haruka000s | 2007-09-29 22:44 | 懸崖