2008年 03月 20日 ( 1 )

 

挿し木

挿し木はクローンを増やす技術としては、一番手軽でだれにでも簡単にできるのが良いところです。盆栽をやっているほとんどの人は試した事があることと思います

また、むやみに挿しまくっていると、鉢数だけが増えてしまい、置場に困るようになってしまうのも、誰しも経験があるかもしれません(笑)

それでも、自分の手で苗を作って、一から盆栽作りに挑戦するという事は非常に面白い事で、普通盆栽ならともかく小品盆栽を作るのなら、それほど時間もかかりませんし、何より自分好みの姿(樹形等)を作る事ができるのが一番のメリットではないのでしょうか

僕の場合、ほとんどが細幹で文人調の樹を作りますので、挿し木からでもそれほど時間がかかりませんから、好みの樹を作りたい場合は、挿し木から作る事が多いです。もちろん気に入った素材を購入して作る方が効率的で良いとは思うのですが、赤松や山柿などは文人の素材を見かける事はあるのですが、他の樹に至ってはなかなか見る事すらまれなので、自ずと自分で作らなければならない事も理由の一つになっています(もちろん、お金がないので自分で作るというのが一番大きな理由ですが・笑)

また、挿し木してまで作るとなると、よほど好きな樹種でなければ挿そうとまで思わず、挿し木ができるかどうか試してみる樹種もたまにはありますが、僕が挿して作ろうと思っているのは、ほとんどが松柏類で真柏だけは好きな樹種ですので、毎年挿して作るようにしています

毎年挿しているので、すでに200本近くになってしまいましたが、今年も懲りずに少し挿してみようかと考えているところでして、挿し穂を用意しました。たぶん40本近くあり、活着しないものも多少ありますが、30本以上はつく事になります。こんなに増やしてどうするのか?・・・・と自問自答する事がありますが、こればかりは好きなのでどうしようもありません(笑)。そのうち棚を増やして対応するしかないでしょう

昨年は、真柏を40本ほどと、八つ房トショウを30本~40本ほど挿したのですが、まだ挿し床からあげてもいないのですが、真柏については、挿し穂をもらう知人がすでに剪定に入ってしまったので、とりあえずもらってきたものです。今年は、この真柏と伊勢トショウを挿そうかと考えています


a0097110_22574570.jpg


松柏好きなので、どうしても真柏の挿し木ばかりになってしまいがちで、八つ房トショウを作るのも初めてですし、伊勢トショウも初めてです。知人の話によると真柏よりも曲がるし、太りも早い(八つ房トショウは)し、小枝も摘んでいればすぐに棚がのるから仕上がりが早いということなので、試しに少し作ってみる事にしました

実は、トショウの方が幹が堅いものと思っていたのですが、同じ太さの幹で比べてみると、意外や意外トショウの方が確かに柔らかく、思い通りの曲を付けることができそうに思いましたので、ちょっと楽しみにしているのですが、移植に弱いそうで、畑で作って鉢あげしようとすると、結構枯れてしまうということだそうです

それにしても、すでに長いものは80cmくらいにまで伸びてしまい、想像以上に生育は旺盛なので、思っていた以上に面白い樹種ではないかとも思っています


a0097110_2255841.jpg


この写真は、先日もらってきた真柏の挿し穂で、今年は育苗箱に挿してあり、短いものは15cmくらいで、長いものは60cmくらいあります。いつもならこのような短い挿し穂は挿さないのですが、ミニ苗を作ってくれないかと知人に頼まれていますので、ミニ用に少し短めのものが挿してあります

ミニとは言え、普通の挿し木苗からも作れるのですが、細かい曲を付けるために細めの穂を挿してあります。自分で挿して好みの曲をつけた方が良いのではと思っているのですが、自分では気に入った曲を付ける事ができないということで頼まれました。僕の曲だって気に入られるかどうかわかりません(笑)
[PR]

by haruka000s | 2008-03-20 22:59 | その他