2008年 03月 12日 ( 1 )

 

長寿梅

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赤花の長寿梅は、四季咲きであって主役にもありますし添えにもなりますし、おまけに好みの樹形に作る事ができますので、昔から特別の人気がありました。盆栽をやっている人は、ほとんど持っていると言うくらいの樹種でしょう

昔は、ヤゴ芽を活かした寄せ植えが主流だったのですが、最近では根を丸めて癒着させ瘤状に作った樹形や、単幹の太幹などが人気のようで、そのような素材や作品を見かけるようになりました。ちょっと前なら考えられないような作品が作られるようになった技術の進展は目を見張るものがあります

寄せ植えや単幹には素晴らしく目を見張るような作品もあるのですが、とても僕には作れそうもないので、文人・石付き・多幹樹形などを作ろうと、2年程前に安価な素材を挿し木親として購入しました。昨年には数本の挿し木苗を石に付けてみたりしましたが、文人や多幹を作るのにはまだまだ時間がかかりそうですが、少しずつ楽しみながら作っていきたいと考えています

最初の写真は、挿し木親として購入した樹です。幹に振りもなくただ鉢植えみたいになっていたので、安くても(500円)誰も見向きもしないものでした。僕は挿し穂が欲しかっただけなので、本体など気にしませんのでとりあえず購入し、先だけ残して本体にあった枝は全て挿しておいたものです。幹を良く見てもらえるとわかるのですが、枝抜き跡ばかりです(笑)

このままでは、どうにもなりませんので、長寿梅らしくない軽い樹に仕上げようと少し手を入れる事にしました。こんな樹に手を入れるといっても、それほど大袈裟なものではなく、これでは模様木などにはなりませんから、左へ下垂している一群で作るか、上部にあって頭状になっている一群で作るかだけの選択です


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結局は左へ下垂している一群で作る事に決め、上部は切除する事にしました。作業時間は、枝を抜いてボンドを塗るだけですから2分程で終了しました。とても盆栽を作っているという実感はありません(笑)。これからは少し曲を入れて、枝群を少し前方に持っていきたいところですが、たいした樹にはなりそうにありません

普通なら、小枝を混ます為に剪定したり、葉刈りをしたりしながら作るのが長寿梅の鉄則なのでしょうが、真反対の作り方です(笑)。まあ、しょせんはただのなんちゃって盆栽ですから、こんなものでしょう


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こちらは、僕には珍しい太幹です。中品くらいに作られていた3000円の素材でしたが、挿し穂とともに根伏せ用の根も取れそうなので、思い切って購入し主幹を切断して作っています。先端だけ引っ張っていたのですが、7割方切断傷も埋まりましたので、犠牲枝を切断し作っていこうかと考えています


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とりあえず、伸ばしておいた犠牲枝を切除したものがこの写真です。ほとんど丸裸状態から作り始めたので、枝もほとんどできていなくて、これから数年掛けないと枝も混んでこないでしょうが、枝作りに入れるようになっただけでも、多少の進歩はあるから、まあ良しというところです

見てのとおり、たいしたものではありませんが、これなら何となく普通の盆栽っぽくなってきました。でも、僕の作る盆栽ではなく、どこにでもありそうな物なので面白くも何ともありません。何より洒落ていないのがいけません

ちなみに、文人用に育成している挿し木苗は庭で育成していまして、現在30~50cm程度にまで伸びていますので、1~2年後くらいには鉢にあげて作り出す予定です。石付きについては、まだまだ時間がかかりそうで、あと3~4年くらいしないと素材にすらなりそうにありませんが、いつかはご紹介できるかと思います
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by haruka000s | 2008-03-12 00:04 | 木作り