瀬田川探石・1

夏休みを利用して瀬田川に探石をしに行く予定でしたが、長梅雨の影響で水量も非常に多いという地元の方の情報を得て、とりあえず延期にしておいたのですが、探石仲間との日程調整を図りシルバーウィークに出かけることができました

瀬田川の石は石質の良さ・石種の豊富さ・石量の多さなどが有名で、比肩する質を持っている石は他の河川にもいろいろとあるのですが、石種の豊富さや石量の多さは比較にならないくらい少なく、どの河川に行っても護岸工事や堰堤等の影響で、川が荒れず種石が非常に少なくなっているのが現実です

ところが、瀬田川は種石(真黒・梨地真黒・蟹真黒・虎石・蓬石等)が豊富で大量にあるので、なかなか石が枯渇しませんし、愛石家を楽しませてくれる一級の河川です。地元の山梨では釜無川の滝石が有名なのですが、種石の出る大武川が上流部から最下流部まで膨大な数の堰堤が建設されてしまい、現在では滝となる白い部分(石灰質)を咬んでいる種石を見つけるのにも苦労するくらいですから、何とも羨ましい限りです

だからといって瀬田川が良いばかりとは限らず、大きなネックもあり、それは 【河原が少ない】 と言うことです。琵琶湖からの流れ出しから始まり、下流に行けどもいけども河原はほとんど無く、川幅一杯に水が流れていて、石を拾う河原が異常に少ないという欠点もあります

僕が最初に瀬田川を訪れたのは10数年前になりますが、その時などは河原を探すために、上流から下流へと行ったり来たりするだけで、時折、川に降りるもまったく拾えずに傷心の思いで帰ってきたくらいで、露出している石の少なさもピカイチと言えるかもしれません

元々石種や石数は豊富でしたので、過去からはたくさんの石が養石されていて、どこの展示会へ行っても必ず展示されているくらいですから、相当数の石が出回っているはずで、今現在、河原に露出しているよりも愛石家の棚に収まっている数の方が多いはずで、それくらい拾うことができる石が少ない(拾う場所がない)という大きな欠点があります

夏の初めは長雨で増水していたようですが、幸いにもその後の小雨などにより川の水は少なく、探石には絶好のチャンスでした。だからといって、とてつもなく河原が露出しているわけはありませんし、探石銀座なのでたくさんの探石者が拾った後になりますので、目こぼしや小品狙いになり、まあ、お土産石でも拾えれば良いくらいの気持ちです

過去に3回行っていますが、そのうち2回は坊主でしたので、過度の期待はしていないものの川を目の前にしますと、良い石はないかと目を凝らして探すのは愛石家の性みたいなものです(笑)

さらっと河原を歩いて様子を見たところ、肌の良い石(梨地・蟹・虎石等)や若干でも変化のあるような石は、先行者に見られた形跡がありましたので、狙いを「川擦れの良い茅舎などの姿石」や「川擦れの良い立ち石系統」を中心に探すことにしました


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そうしてゲットしてきたのがこれらの石です

左3個は真黒石で、一番右は蒼黒(蓬でしょうか?)です。この蒼黒石などは、見つけた瞬間はかなり良さそうな石だと思ったのですが、手にとって眺めてみると、左の稜線に若干の難があって、形状的にはやや甘いのですが、お土産としては十分で、家で楽しむくらいなら文句はありません。大きさも高さが30cm近くあり飾り甲斐のある大きさです

これらの他は、山形を2石と飴虎を1石という成果でしたが、坊主覚悟の探石行にしては、予想以上の成果があったと思っています。また、同行者もそこそこ見られる石を拾えたようなので、全体としては良い探石行になりました

今回の探石行においては、関西の著名な愛石会である醍醐愛石会さんの会長さんはじめ会員の皆様のご協力を得て、河原の案内などをしていただきました。このような場で何なのですが、深く感謝するとともに厚く御礼申し上げたいと思います


瀬田川から帰ってきたばかりなのに、また行きたくなっています(笑)
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by haruka000s | 2009-09-26 23:35 | 水石  

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