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真柏の皮むき

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あまりに忙しい日々が続いていたので、盆栽に関する作業は植え替えの他はほとんどできなかったのですが、ここにきて施肥をしたり剪定をしたりと、少しずつですが作業を再開し始めています

もっとも、施肥と言っても毎朝仕事に出かける前のわずかの時間を利用して少しずつ鉢に肥料を置いていったり、朝の潅水時に気になった枝を剪定するくらいですから、ほとんど行っていないのと同じなのですが・・・

仕事の帰りも早くなり、夜の雑事も減ってきましたので、そろそろ必要な作業を施さないと思い、手始めに真柏の手入れをする事にしました

今回の手入れをするのはこの真柏で、昨秋に水吸いを作るために少し削っておき、軽く針金整形しておいたものです


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針金などは1のように食い込んでしまっています。将来的にはジンにするところなので、食い込んでも問題はありませんが、何となく気分が悪いので、この木から始める事にしました(笑)

見てのとおり文人調の細幹で、すでに半分以上の枝は落としてあります。現在主流である太短とは真反対なのですが、これが僕の盆栽なので仕方がありません。もちろん、これからも針金の掛かっている枝のほとんどはジンになってしまう予定ですので、亜流と言うか我流というか、普通の人にはとても参考になるようなものではなさそうです

恐らく、ほとんど人には僕が目指している樹形はわからないのではないかと思っていますが、僕的には、そこそこの飾れる木になるのではと思っています(笑)

とりあえず食い込んでいる部分の針金を外し、昨年皮を剥いた続き(2の部分より上部)から必要な場所まで剥く作業を施してみました。木の4分の3より下部についてはだいたい木の4分の1くらいに水吸いを削っておき、上部については3分の1~2分の1くらいに水吸いの太さにしてあります

すぐに作り出すのなら、もっと大幅に削るのですが、上部には今後ジンにする予定の枝がありますので、まだ水吸いを丸くしたくないため、今回の作業はこれくらいの幅に抑えてあります。もう少し枝が太ったらジンにしたいと思っていますので、まだ水吸いを確定する事ができませんので、3分の1~2分の1くらいの幅で残してあり、下部についてもまだ丸くしたくないので4分の1くらいの幅で残しておきました


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皮を剥いた箇所を裏面から撮影したのがこの写真です。本来ならこの剥いた箇所に水吸いを作りたかったのですが、諸般の事情でこのように幹の上に水吸いを作らなければならなくなってしまいました。これは木の捻りが足らなかったためなので仕方がありません

その他の作業としては、必要な場所に日光を良く当てるため軽く不要葉を切除しておき、とりあえず今回の作業は終了です

by haruka000s | 2009-05-27 23:43 | 木作り  

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