老爺柿植え替え・整枝
老爺柿は、それほど好きな木ではありませんが、この木はただ棒状の木で安価に売っていたので、3年程前についつい買ってしまったものです(笑)
実は筆柿みたいに細長く小さな実で、色は普通のオレンジです。山柿の風情には劣りますが、実が小さい分大木の風情も出そうかなと思っています
幹筋はそれほど味のあるものではないのですが、傷もなく上部だけを曲げこめば、何とか作れそうかなと思い、3年間かけて少しずつ文人風に作ってきました。ちょっと見られそうな素材になってきましたので、今春、いよいよ本格的に作っていこうと考えています
(写真は植え替え後のものです)
まずは根処理です。案の定根をほぐしていますと親指ほどもある絡み根が出てきましたが、すべて追い込んで底根までたどって処理をしまし、駄鉢に植え込んでおきました。これで、2年ほど作れば、何とか根も良くなってくれる事と思います
次に上部の整枝です。この写真は、整枝後の写真になりますが、少しでも個性を持たせようと思い、差し枝を若干落とすとともに、これに2つの枝棚を作ってみました
最終的には、優しくフワッとした文人にしたいので、差し枝に棚を作るのはちょっとためらったのですが、まあ、いくらでも作り直せるので、現段階ではこれでも大丈夫かなとも思っています。ちょっと、右の枝が薄いので、もう少し欲しいところでしょうか
少しずつですが、何となく盆栽らしくなってきました。このような変化が盆栽の面白いところですね
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by haruka000s | 2009-03-28 23:58 | 文人木