人気ブログランキング | 話題のタグを見る

甲州野梅の挿し木

甲州野梅の挿し木_a0097110_2251955.jpg


挿し木をするのには適切な時期ではありませんが、今日は少し時間がありましたので、甲州野梅を挿してみました

あまりにも季節外れの時期とは思うのですが、過去の経験からするとある程度はついてくれますので、まあ何とかなるでしょう(笑)

この写真の木達が、僕の使っている親木で、すべて甲州野梅の赤花になっています。写真からではわかりませんが、3種類の赤花が植えてあり、1号から3号までととりあえず命名しています

これらは、2年前に挿し木苗を畑におろしたもので、根元は5cm程になっていて、強い枝がビュンビュン伸びていたのを、6月頃に止めて小枝をふかし直したもので、ふかし直した小枝(2~3mm)を挿し穂にします

もっと太い枝でもつくのですが、その後に曲を入れるのが難しいのと、伸ばしっぱなしにしてしまうと花芽ばかりになる恐れがありますので、剪定して小枝を作りそれを挿すようにしました


甲州野梅の挿し木_a0097110_236090.jpg


今日挿したのは1号と呼んでいる物で、うちの赤花では一番濃い物です。昨年は青軸の赤花をそこそこ挿しましたので、今年は1号と3号を挿して増やす予定です

この写真ではわかりにくいかもしれませんが、太い枝の先端あたりから数本枝が伸びています。この細い枝達が夏に伸びた枝で、この細いものを挿すようにします。これくらいの物を挿しておけば、来春以降に伸びてきた枝に曲を付けることができますので、小さな素材を作ることができます

もちろん、太い枝を挿し、新芽を伸ばしてから切り込んで作る方法(売られている梅はほとんどこの作り方です)もありますが、それですとあまりに画一的になってしまいそうなので、手が掛かって面倒ですが、この方法の方が好きな樹形を作りやすいため、このような方法をとるようにしています

太幹でどっしりとした梅も悪くはありませんが、甲州野梅は痩せが効いた細幹で、数輪咲かせるくらいが良く似合いますので、このような物を目指したいです

by haruka000s | 2008-12-07 23:21 | その他  

<< 石灰硫黄合剤 修理道具 >>