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赤松石付き・2

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赤松の石付きについては、昨年から少しずつ作っているのですが、大きめの樹ですと肌がくるのに時間がかかりそうですので、ミニとか小品だけにしています

昨年は、普通の石付きを仕込みましたので、今年は少し変わった樹形も作ろうかなと考えていて、懸崖・半懸崖・多幹樹形などの石付きを作っています

この写真は三幹素材の赤松です。細幹の三幹を目指しているものですが、素材がたくさんありますので、これも石に付けてみる事にしました。まず見た事のない樹形ですので、どのような石に付けたら良いのか、イメージが湧きにくい樹形ですね

最初に頭に浮かんだのは、細幹を活かすのなら薄い平石に石抱きのような感じで植えたらどうか・・・・・でしたが、そうたくさんの付け石を持っているわけではありませんので、想像している石などあるわけはなく、仕方なくこの石(最初の写真)に付けてみる事にしました(笑)


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そして、付けてみたのがこの写真なのですが、全然イメージと違います(笑)。石が左勝手ですので、単純に樹も左へ流しただけなので、これでは、変化も乏しいですし、石付きの厳しさを感じる事もできません。一旦右へ幹を振ってから左へ流すようにすれば、幹に「動き」と「はずみ」が出てくると思いますので、無事活着したら今秋にでも、幹の振りを直す予定です。もちろん、このまま三幹を維持するのか、1本抜いて双幹にするのかの選択は、まだまだ先になります

このように三幹素材を石に付けるのもなかなか面白そうな感じがしたので、他にも多幹をいくつか作ってみましたが、これだけでは創造力を満たす事ができなかったもので、単幹細幹も石に付けてみる事にしました(笑)


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とりあえず、根を石に密着させたのがこの写真ですが、こんな姿になってしまいました(笑)。こんな姿で盆栽になるのかと思われそうな感じです。それでも、最終的には自分自身満足のいく姿にすることができました。とは言え、まだまだ見せられる段階ではありませんので、この素材については最終姿を撮ってありません。どのような樹形になっているのか、適当に想像してみてください
(これは良い木になりそうです・笑)

それにしても、創作性の高い石付けは面白いですね。これなら何十と作っても飽きる事はないと思います。

by haruka000s | 2008-04-20 00:02 | 石付き  

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