シンパク石付き(ミニ)

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前に書いたように、石付き盆栽は時間もかかりますから、あまり大きな木は作りたくなく、仕上がりが早そうな小品を中心に作っています

前回は石に付ける様子を書きましたが、今日はその後の管理について少し書いてみます

石に樹を付けた後は、まず根をしっかりと張らせる事が一番重要になります。カエデやモミジのように根の生育が旺盛なものであれば、根がしっかりと石を噛むのに期間も短くてすむのですが、松柏類はそれほどでもありませんので、どうしても時間がかかってしまいます

僕の場合は、木を石に付けた後は、まず地に植えてしまい初年度は何も手入れをせずに、植えっぱなしにしておきます。そして、翌春に掛けておいた針金をはずします。2年目も、ほったらかしで何もせず、ただ肥培をさせるだけです

こうして2年ほど肥培をしておけば、だいぶ根もしっかりとしてきますので、2年目の秋くらいから少しずつ根を露出させるようにしていきます。もちろん、剪定も整枝も何もせず2年間植えっぱなしにしておきます。この写真は、地面に植えてある状況の写真で、左の真柏は昨年植えたもので、赤松は昨年植えのものと今年植えたものがあります(針金が掛けてあるのが今年植えたものです)

3年目の春に一度掘りあげるようにし、ここで軽く針金を掛け直します。最初に幹を捩って針金を掛けてありますので、少々幹が太くなっても簡単に畳み込むことができるはずで、樹形を整えると同時に枝の切り込みをするようにします。この時点で、ある程度の樹形や大きさを決定するようにします

また、根の様子を見ながら根も整理するようにして、鉢にあげるか、再度地植えにするようにしています。鉢にあげる場合は、普通の盆栽と同じように管理していき、地植えにする場合は、今までより少し高植えにしておき、根を少し露出させるようにして植え替えて、あとは1~2年肥培してから鉢上げするようにします

この方法は、小苗から石付きを作る場合で、もちろん、ある程度の苗を石に付けて作ることも可能です。可能というか、本当はこちらの方法の方が一般的かもしれません(笑)。上に書いた手順は、あくまでも僕の基準でしかなく、興味のある方は、自分で試されると良いかと思います


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この真柏は、ポットでミニ用にと作っていたものを昨年石に付けたものです。発泡で強く根を押さえつけてあるのがわかると思いますが、これくらい強く針金で縛っておくようにしておかないと、実際はなかなか石を噛んでもらえず、恐らく今年の秋くらいになりませんと上の針金すら外すこともできないと思われます。まあ、今年一杯は肥培に専念するだけですね

それでも樹勢が乗ってきたようですので、来春には上に掛けてある針金を外して、全体を持ち上げるようにして駄鉢に植え替えるようにします。すでに軽く舎利は入れてありますので、その後本格的に舎利を削って木作りに入る事になります。最終的には、上部と下部を舎利にして中間部分だけで作るようになりますので、上下左右とも10cmくらいのミニに仕上げる予定となっています

さぼママさん
こんな感じでイメージすることができましたか?
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by haruka000s | 2008-04-16 23:29 | 石付き  

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