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小品赤松

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細幹樹が好きなので、文人系統の樹を目指して樹作りをしているのですが、樹も千差万別ですので、どう作っても文人になりそうもない樹もでてきます。また、曲付けの最中に、無理をしすぎて幹を折ってしまうような事も、しばしばあります

そのような樹は、ふたたび復活させるのにしては、時間がかかりすぎますし、なかには、もう文人にすることはできそうもない樹もたまにあります。生育場所も限られていますので、そのような樹は、欲しい人がいれば差し上げたり、処分してしまいます

最近、小品やミニ盆栽が流行していて、なかには、小品やミニとして復活させることもできるような素材もありますので、処分せずに、少し小品やミニでも作ろうかと考えています

先日も、樹芯を折ってしまった赤松が2本もあり、処分してしまおうかと思いましたが、小品として復活させようと、再び針金を掛け替えてみました。写真の樹が、その樹なのですが、樹芯を折ってしまったため、2本の枝と小枝が2本残っているだけとなってしまい、ちょっと迷ったのですが、幹を折り畳んで、小品の半懸崖というか変わり木にしようかと思っています

幹の太さは15mm以上あるのですが、幹が捩ってありますので、これくらい畳み込んでしまう事は、それほど難しい事ではなく、簡単に畳めてしまいます。2本の太枝がありますので、1本は差し枝にして、もう1本は裏から回してきて頭と樹冠にしようかなと思い、針金を掛けてみました

なんともヘンテコな樹形になってしまいました。言うなれば半懸崖の播幹吹き流し・・・といった感じでしょうか? いすれにせよ、ヘンテコな変わり木を目指しています(笑)

この樹の今後ですが、このままの状態で越年させ、来春には、太枝を切りつめて、吹かした芽で枝を作っていく予定で、このポットに植え替えてから、3~4年になりますが、今年くらいから、かなり樹勢が乗ってきていますので、あと3年ほどこのポットのままで作っていくつもりです

by haruka000s | 2007-10-10 23:04 | 木作り  

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