展示会準備

超多忙状態は終わりましたが、まだちょっと忙しくいろいろと追われています

そして、秋の展示会である甲府市文化協会の展示会についても、搬入日が11月2日ですから、あと数日と迫っていますので、その準備もしなければならず、気ばかりが急いています

少し前にも、別の展示会に出品しなければならなかったため、そちらには茅舎石と添えにはツルソバの飾りを行ったのですが、そちらは写真すら撮っていない状況でして、残念ながらお知らせすることはできないくらいの状態です

さて、今回の水石展の飾りは、床の間飾りでして、もう一席の床の間飾りが、右勝手の遠山抱湖に軸は月と雁を飾るそうですので、僕はそれとダブらないような飾りをしなければなりません

となりますと、遠山・山型系統の石は使うことができず、平溜まり・滝石・岩型などが候補にあがります。島型も駄目なわけではありませんが、避けた方が無難ですので、結局犬上川産の岩型石を主石として飾ることにしました

軸は遠景で極淡彩の月に雁だそうですので、月や遠景系統の軸を避ければ、とりあえず何を使っても良さそうですので、岩型に合いそうな物でさえあれば大丈夫です。こちらは選択の幅がありますので、それほど苦労はしなくても良さそうです

飾る石を決めたら、今度はそれに合う水盤と卓の選定です。今回の岩型石に合う水盤は尺5寸で、このサイズは数枚持っていますので、その中から選ぶことはできます。ちょっと考えたのですが、秋らしく黄伊羅保の水盤を使うことにしました。黄伊羅保釉といいますと珍しい釉薬で、ほとんど見かけることはないと思いますが、暖かみの有る釉ですので、秋から冬使いにはちょうどピッタリの釉です

次に卓の選定ですが、隣の席は天拝形の平卓を使うようですので、変化を付けるためには中卓や地板が良いのですが、形が違えば平卓を使っても問題はありません。ですので、箱卓系や机卓系の平卓・中卓・地板ということになり、机卓の平卓か中卓のどちらかにしようかと思いましたが、今回は中卓を使ってみることにしました

水石に中卓は合わないと思っている人もいるようですが、決してそのようなことはなく、実景として見上げるようにして鑑賞するような石形の石で有れば、わざと中卓を使って見上げるような感じで石を飾るのも一つのテクニックです

見上げるような感じの景色、つまり、滝石や立ち系の岩型、山型でも間口よりも高さが高いような立ちのある山型などは、上から見下ろしたりするような景色ではなく、どちらかというと見上げるような感じの景色になりますので、中卓を使うことができるのです。それとは逆に、平溜まりなどのように、上から見下ろすように鑑賞するような石は薄平卓や地板などのように低いものと取り合わせるのが鉄則で、石を活かす手法の一つです

何でもかんでも平卓を使っていれば、そうそう外れることはありませんが、平卓・中卓・地板を使いこなし、より一層石を活かしていくことも水石飾りの楽しみではないかと思っています

一時期甲狭間透かしの机卓(中卓)が流行った時があり、展示会で同じ卓が何台も使われたりしたことがあります。一つの展示会の中で同じ卓が複数台(3台以上)使われていると、やはりダブってしまいますし、なかには、中卓であるの甲狭間透かしの机卓で平石を飾る人がいるなど、卓の使い方を知らないでいると、このような使い方も平気でされていて、とても石を活かしているとは思えない状況がありました

まあ、今でも同じ傾向ではありますが、卓まで気を配るようにしますと、より石を活かすこともできますし、展示会の質も上がるように思っていますので、卓の使い方の勉強をすることをお勧めします
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by haruka000s | 2011-10-29 00:22 | 水石  

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