3月の飾り

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この飾りは3月の勉強会における飾りです
主飾りを保呂羽石・撫で角均釉外縁長方水盤・紫檀地板で行い、軸は朧月に散り桜、添えは土筆の取り合わせです


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こちらが主石です。保呂羽山の真黒石で溜りにも舟形溜りにも見える石ですが、散り桜の軸との取り合わせで、江戸川や隅田川に浮かぶ屋形船から、散り桜を見ながら一杯やっている景色が髣髴されてきます。つまり、舟形石になります

舟形石の良いところは、このような感じで変わった景色を創出する事ができるところにあります。山型・溜り・島型などのように、比較的たくさんある石では、このような席飾りを行う場合、石+鳥+添え草などのような取り合わせが多くなってしまい、それはそれで悪くはないのですが、どこかで見たような・・・・というような感じで、決まりきった飾りになりがちになってしまいます(特に初心者の方は)。しかし、このような舟形石を主石にしますと、景色は小さくなってしまいますが、変わった景色を創出できるという面白さを持っています

逆を言えば飾る人の創造力により、面白い飾りができる石とも言えますので、高度な技術や創造力を持っている人には絶好の石ともいえ、拾う事も難しいのですが、それ以上に飾るのが難しい石でもあります

また、鑑賞者に対しても高度な鑑賞知識が求められる(良い飾りをした場合に限りですが)かもしれません

いずれにしても、面白い石でありますので、いつかは舟形石を使った飾りを行いたいと思っているのですが、なかなか良い石にめぐり合えないのが残念です(笑)
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by haruka000s | 2011-09-18 00:28 | 水石  

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